高嶺トライアル②～曇天な幕引き～

高嶺トライアル②～曇天な幕引き～ 13.7/21

この日は、常念岳トライアルの第２日目。
とりあえず走り回ってアレコレと高山蝶を探しまくるぞ、
というムダに鼻息も荒く意気込んでいましたが、
やっぱりだいぶナマっていたようで、速攻来襲した筋肉痛にタジタジ。
おまけに予想以上に高山蝶の数が少なかったり、
天気予報と違って妙な曇天から小雨になったり(ToT)
蝶屋的にはちょいとビミョ～な展開でしたが、
花方面なんかにはかなり豊富な成果がありましたので、
とりあえずは３Pモノでのお届けといたしたしますが…
不完全燃焼で、もう一度登りたくなる感じの展開でしたねぇ(＾＾；)

＜１＞常念岳周辺

　　
この日まずビビッたのは、登山家たちは本当に4時ごろから活動開始するのね(笑
というわけで、4時前には山小屋中がゴソゴソという音で満ち溢れて
さすがに寝こけてられなくなり、薄暗いうちから朝飯食っていざスタート。
まだ日も差さないうちに昨日の場所をのぞきこむと、まだミヤマモンキチョウ(左)は
ご滞在で、待つほどに朝日に照らされた姿(右)が実にいい感じ♪

　　
せっかくですので、槍ヶ岳とのショット(左)などという、普段の私ならなかなか
思いつかないようなシーにも挑戦。いやぁ、こういうのも面白いねぇ。
逆光側からの撮影(右)も、これはこれで味があっていい雰囲気☆

　　
あたりをうろうろすると、マルハナバチ類(左)が隠れていました。なんて種類？
チシマギキョウ(右)もスポットライト的に輝いていたりしました。

　　
あたりをよくみると、クロマメノキ(左)も結構花が咲いていたりします。
コマクサ(右)もぽつぽつとかなりの数があったり、なんともいえずいい雰囲気☆

　　
朝日に照らし出されたコバイケイソウ(左)などというのもなんとも見事でした。
近くではホシガラス(右)が登場しますが、余りいい雰囲気には撮れず。

　　
さて、その後はタカネヒカゲ狙い、ということでうろうろしますが、これが全然出ない！
じっくり探していると、小さなコガネムシ類(左)やら、コメツキムシ類(右)やらを
見つけましたが、こいつらも高山種なんでしょうね。お名前なんだろう…

　　
結構面白かったのが、こちらの地衣類(左)。めちゃ乾燥していて、あやまって
踏み込むとパリパリ音を立てるので罪悪感が･･･
などといっていると、何度かタカネヒカゲが登場しますが、これが相変わらず
さっぱり愛想がない。粘りに粘ってようやく葉かぶりのアップ(右)が1枚って程度。

　　
その後も散々粘って、ようやくもう一度アップ(左)を撮れましたが、
それ以上の成果はいっこうに訪れず、ミヤマモンキなんかも遠くをとぶばかり…
いい感じのコマクサの大株(右)なんかにはあえたのですが。

　　
せっかくなので、ちょっと変わった角度から、今回お世話になった常念小屋(左)をパチリ。
宿に立ち寄ると、近くでカヤクグリ(右)がさえずってくれたりもしました。

　　
なんかおもしろげなハムシ類(左)もいましたが、当然名前は分からず。
ヒメクワガタ(右)も数株だけですが、咲いていたりしました。

　　
腹が立ったのは、荷物の中のパンをすべてかっさらってったハシボソガラス(左)。
なんでこんな高山帯にハシボソがいるんだ？と不思議に思っていたんですが
こういう獲物を狙うヤカラが遠征しているんですねぇ…
あたりには面白そうなイネ科植物(右)もありましたが、当然お名前は不明。
その後もしばらく粘りますが、どうにも確率が低すぎてやる気が起きない状態。
じっくり探すと見つかりはしますが、「見つける→そっと近づく→飛んで消える」の無限ループ。
雲も広がってきたし、さすがにクタビれてきたので、予定より早めに撤収することに。