<2>ハチ高原周辺 つづき |
うろうろしていると、ヒメキマダラセセリ(左)もひょこんと御登場。
ガガンボカゲロウ(右)も葉上にこっそり隠れてたりします。
その後も遠くを飛び交うアイノミドリシジミをじっと見ていると、ふいに1匹が
ひょいと足元の草上に静止してくれたじゃないですか!
ドキドキしながら数ショット撮ったら飛んでしまいましたが、ピカピカな
あたりを撮ることができて大感激。もっともこのワンチャンスだけでしたけどね(^^;
小さな沢沿いを見ると、数株のヒナノウスツボが咲いていてビックリ。
このポイント、それこそ10年近く通っていますが、初めて気付いたナァ。
引き上げようとすると、道端にアズマヒキガエルがどでんと御登場。
これが赤みの強い個体で、なんとも鮮やかで感嘆してみたりとか。
その後、参加者も集まってきたので、いつも通り交流センターでの説明タイム。
今回はTさんのスムーズな進行&Kさんの実に分かりやすい説明
ということで、なんともいい感じの幕開けとなりました。
んで、みんなそろってハチ高原へとえっちら登って行きます。
登っていくと、途中でさっそくウスイロヒョウモンモドキが御登場。
ヒメジョオンの花上(左)という不思議なシーンから、お次は少し遠かったですが、
ブタナの花上(右)という面白いシーンを連続して見れちゃったりとか。
峠辺りでみんなでうろうろと(左)探し回ると、ここでもいい感じに
ウスイロヒョウモンモドキ(右)が御登場。でも、なんか妙に少ないナァ…
などと思いつつウロウロしている時に悲劇が発生しました。
参加者に楽しんでもらうべく別個体を見つけようと
ススキ原をしばらくガサゴソとヤブ漕ぎして探し回ったのですが、
ふと気付くと、いつもデジカメ先端につけているクローズアップレンズがない!
こいつは取り外しを簡易にすべくレンズフードを改造しているもので(参考)
すげぇ手間隙かかっているのに…でも、この草むらの中落としたんじゃ見つからんかな、
といういやな予感どおり、かなり念入りに探してもやっぱり見つからず(ToT)
失意に沈みつつ歩き始めると、道端にオカトラノオ(左)を多数発見。
コキマダラセセリ(右)が登場したあたりで、 予備のNo.3のクローズアップレンズを
持っているのを思い出して、直接取り付けると撮影は続行できましたが、
やっぱりちょいと使い勝手が違って四苦八苦。むむぅ。
この場所のシンボル、巨大なシナノキ(左)はいつみてもいい雰囲気です。
あたりには面白げな花(右)もありましたが、これってキクバドコロとかかな?
もう花は綴じていましたが、スズサイコ(左)もパラパラと見つかりました。
しかし、ウラギンヒョウモン(右)は次々出ても、ウスイロはなかなか見つからない…
ヨツバヒヨドリ(左)もパラパラと咲いていましたが、アサギマダラはご登場せず。
コキマダラセセリ(右)だけは結構多かったのが嬉しかったですが、
その後はウスイロは登場しないままで観察会は終了。むむむ。
まぁ、少なかったけど、みんなに見てもらえたからよかったとするかなぁ。
観察会終了後、別の草地に行くと、この時期のスター、ホシチャバネセセリ登場!
ちょうど発生が始まったばかり見たいで、全部ド新鮮でした☆
せっかくなので草地をウロウロとして、あれこれと探してみると、
ホシチャバネは数匹登場。でも、ここでもウスイロは見つからず。むむ。
ダニをつけたイナゴモドキの幼虫(左)なんかにも遭遇。
あちこちで、愛を語らっているナキイナゴ(右)なんかも見つかりました。
その後もしばらく粘って、ホシチャバネセセリ(左)やら、
コキマダラセセリ(右)やらを撮影してから、場所を移動してみることに。
朝っぱらの場所に来ると、予想外にも多数のエゾミドリシジミ(左)が飛んでいましたが、
これがさっぱりと降りないもので、超々証拠写真が撮れた程度。
諦めて移動しようとすると、道端に変な植物(右)を発見。
なんか独特の葉っぱ(左)と、咲き始めの変な花芽(右)で
すぐに名前が分かると思ったら、調べても一向に判然とせず。誰か教えて〜♪
#ギンバイソウだそうです。予想外に多数の方からメールいただいてドキドキ(笑
その後、最後にやってきたるはいつものカシワ林。かなり高い位置でテリ張ってる
キマダラルリツバメ(左)なんぞぞ見つつウロウロしてみると、
ボロのミズイロオナガシジミ(右)なんかが御登場。
粘ると、ハヤシミドリシジミは、♂(左)、♀(右)ともに見つかりましたが、
数が少ないし、いつまで待ってもテリ張りとかしないんです。むむむ。
諦めかけた頃、ハヤシミドリシジミがバサッと飛び始めて
あちこちで卍飛翔を始めたので、無理やりバシバシと撮影。
でも、これも短時間でいつの間にか静かになり、
ちょぉっと不完全燃焼なオチになった1日となったのでした(^^;
とというわけで、なかなか楽しめた1日でした。
まぁ、なによりもまずは無事に10回記念のウスイロの観察会が
つつがなく終了したのが嬉しかったですかね♪
いや〜、しかし、ウスイロの観察会ももう10回目なんですね。
ワタクシ2回目から参加していますから…はぁ、そうなるとトシ食うわけだ(笑
気になるのは、ウスイロの数が少なかっていること。
タイミングが悪かったからと思いたいところですが、
今後はもっと草刈とかに積極的に取り組む必要がありそうですねぇ。
あと、なんといっても今回の一番のビックリは
一緒に2時間ほどを過ごした、警戒心の欠落したタヌキですかね。
あんな愛想のいい個体は滅多にないので、
今でも何か化かされたんじゃないかと不思議な感じがします。
ちなみに、今回の大発見は
『タヌキが大きな蛾を食べるとシャクシャクとすげぇいい音がする』。
長い人生どこかで役に立つかもしれないトリビアでした☆