平日夜間探索〜カトカラ三昧〜 13.7/4&9
7月頭の週末は、諸般の事情によりまったく野外探索ができなかったのですが、
ご存知の通りこのタイミングは生きもの屋にはアレコレ狙うものの多い
値千金なタイミングなもので、ちょいと悔しいナァ…
ということで、その前後の夜で、以前から噂を聞いていた
ちょいと面白そうなポイントの夜の灯火巡りに。
すると、予想以上にたくさんの面白い出会いに恵まれ、
なかでもカトカラ類が多数見られて大興奮するという展開でしたが…
同時にカトカラって名前調べるの大変だナァ、ということも痛感してみたりとか
そんな面白い展開となりました。せっかくなので2晩組み合わせで掲載です♪
<1>7/4 播磨地方某所 |
というわけで、買い物ついでにポイントに立ち寄ると、すぐにボクトウガ(左)発見。
近くには、これまた超お久しぶりのモンスズメバチ(右)もとまっていました。
んでもってすぐに小型のキシタバ類(左)を発見!
でも、数枚撮っただけで逃げられたけど、え〜とコガタキシタバでいいのかしら?
カラスヨトウ類(右)も登場。下翅見えなかったけど、オオシマカラスヨトウかな?
ちょっとボロボロでしたが、下翅を広げたフシキキシタバ(左)にも遭遇。
片方だけのチラ見せでしたが、ワモンキシタバ(右)も見つかります。
先ほどとは別のカトカラ類(左)も発見。え〜とえと・・・これもフシキ?
カバイロモクメシャチホコ(右)も見つかりますが、こちらは分かりやすくていいね。
でも、このあたりからなぜかかなりの大雨になって、雨の隙間を縫って探すような形に(^^;
少し高い位置でしたが、オオエグリバ(左)も隠れていました。
これもよく見るとすごく魅惑的な、モンクロギンシャチホコ(右)にも遭遇。
ちょいと背景がイマイチすぎますが、艶やかなギンスジアオシャク(左)も登場。
これも好きな、新芽そっくりのアカスジアオリンガ(右)も発見。
サツマヒメカマキリ(左)はこの日も多数いました。案外多いのね。
クロスジアオシャク(右)もパラパラといましたが、キミじゃインパクト薄いな。
などといっていると、外灯の上にオニベニシタバ(左)を発見。瞬間で逃げたけど。
近くにはキシタバ類(右)も発見。これはコガタキシタバになるのかな?
ウロウロしていると、オニベニシタバ(左)が再登場。でも、下翅はチラ見せだけで、
天井に飛び上がったときに一瞬開いて(右)くれましたが、これじゃなぁ…
サザナミスズメ(左)も隠れていました。場所を変えると、カトカラ類(右)をさらに発見。
コガタキシタバでいいのかな?ちなみに左眼が赤いと思ったら、ダニなのね。
しばらく粘ると、少しだけでしたが下翅も披露していただけたのでバシバシ撮影。
う〜ん、下翅の黒色部が太すぎるような気も。カトカラってホントに難しい。
バタバタと音を立てながらキイロスズメ(左)も御登場。普通種ながらきれいですよね。
あたりにはまたカトカラ類(右)がいましたが…フシキか?(もうギブアップ状態)
ちょいと面白げな模様シマキリガ(左)もひっそりと隠れていたりしました。
オオフタモンウバタマコメツキ (右)もひっそりと壁に隠れていたりしました。
さらに粘って、キシタバ類(左)を追加。下翅(右)も見せてくれましたが、
え〜〜〜と、これもフシキキシタバ?というあたりで悩んで頭痛くなったので撤収(笑
<2>7/9 播磨地方某所 |
週明けにも機会を作れたので、同じ場所に再訪。前回は結構な雨だったけど、今回は晴天で
期待しましたが、逆に虫影は少ない雰囲気でちょいとがっかり。
でも歩くと、お久しぶりのオオツノトンボ(左)やら、ボクトウガ(右)やらが見つかります。
網戸には大きなミヤマカミキリ(左)がとまっていたりもしました。
地面をチョロチョロとクロカミキリ(右)が走り回っていたりもします。
驚いたのは、草むらに刺さっていたムクゲコノハ(左)。すんごいスレてて
最初はなんて種類か悩んだくらいでしたが、そんなとこでなにやってんの?
近くには、シロテンクチバ(右)なんかも隠れていました。
ウロウロしていると、ボロのフシキキシタバ(左)を発見。すぐ逃げたけど。
ユミアシゴミムシダマシ(右)もこっそり隠れていたりします。
おおっ、と思ったのは、クビグロクチバ(左)。しばらく見ていると、ふわりと
飛んで、下翅を披露(右)してくれたんですが、これはこれで和風美ですな。
そうこうするうちに、自動販売機コーナーでもカトカラ類(左)を発見。
散々悩んだけど、これはマメキシタバに似ているような…?
こいつもなかなか下翅は披露してなかったのですが、粘ってると天井パカリと開翅(右)。
それっきり降りてこないので、周りを歩き回ると、ムクゲコノハ(左)発見。
コウスチャヤガ?(右)も柱の裏に隠れていたりします。
突然、ぶ〜んっと、カブトムシ♂(左)が飛来したのでせっかくなので確保。戻ると
先ほどのマメキシタバ?(右)が床で開翅してました。翅が欠けてトラブルがあったのかな?
さらにウロウロすると、マダラミズメイガ(左)を発見。小型種ながら複雑な模様がステキ。
ご立派なサイズのアケビコノハ(右)が降りてきて、ふわりと下翅を披露してくれたあたりで
大満足しての〆となったのでした。いやぁ、夜の特攻も楽しいもんだ。
というわけで、なかなか楽しい灯火巡りでした。
ちょいとハマりそうですが、夜中のSAはあまり粘ると怪しまれるからなぁ…
カトカラ類ではこの他にウスイロキシタバも飛び出したのですが、
楽しげに談笑する若者たちの輪の中に降りたので、さすがにカメラ持って割り込む
勇気は持てずに、寂しく見送ってみたりという一幕も(笑
まぁ、ここはあれこれヒットもありそうですし、今後も機会を見つけては
ちょこちょこと通ってみようかな、と企んでいます。
まずはオニベニシタバの開翅シーンにリベンジ、から始まって真夏以降の
カトカラ類も追加したいところですが、問題は上翅だけでの識別方法の調査かな(笑
ちなみに2日目に拾ったカブトムシはお子様のオミヤゲにされる方もいるかな、
と勤務先に持参してみたのですが、面白かったのが女性陣の反応で、
何度もおそるおそる覗き込んでは、動いた歩いたと大騒ぎ。
驚いたのは、「ツノがあるから♂」ということもご存知でない方が結構いたこと。
「虫は絶対にイヤ!」なのに、籠の中という安全圏にいると興味津々なのはなんでなんだろ、
と思ってみると、そもそも「虫が怖い」という“一般的イメ...ージ”ってどこで形成されるのか
もの凄く謎だということを発見。幼少期ではないんだろうけど?
考えてみると実害のある虫ってカメムシと毛虫とスズメバチくらいなんですが、
女性は基本的に「虫はなんでもかんでも全て触れない」人が一般的なんですよね。
私からすればせっかくこんな面白いものが身近にあふれているのに、謎・謎・謎(^^;