筋肉痛に〜西風不発なご案内〜 13.6/29

この日は、久しぶりのウスイロヒョウモンモドキ関連の作業日。
ちょうどゼフにもいい時期ですので、以前から一度案内してほしいと
依頼されていたM氏と合流し、早朝の山でゼフ遊び
してきましたが、これがまぁ、唖然とするぐらいの大不発。たはは。
案内してて申し訳なくなるくらいの状況に冷や汗かきつつ
転戦してきたウスイロヒョウモンモドキの生息地では、実に久しぶりの
草刈機と格闘して、全身びりびりと筋肉痛に(笑
その後の挑戦も妙に不発でしたが、ささやかな成果があって一安堵
と思いきや、笑ってしまうようなオチのついてきた、そんな1日でした(笑

<1>但馬地方各所

  
まずはお約束の前夜編からということで、夜のSAをうろうろ
すると、スカシエダシャク(左)やら、ホシシャク(右)やらがご登場。

  
モンムラサキクチバ(左)もいました。シャチホコ経過と思って名前調べるの苦労した〜
オニベニシタバ(右)も登場したのですが、下翅とか見せてもらう前にビュンと消えちまって…

  
悔しかったのは、トイレの中にいたキシタバ類(左)。
この1枚撮った後は、トイレ内部をあちらこちらにビュンビュン飛び回っては天井に
張り付くので、こちらも悔しくなって長竿を持ち込んで、20分くらい格闘したのですが、
結局一度も降りてきてくれないまま。どこかにロスト。下翅見えないけど、ただキシタバ?
あたりではウスイロギンモンシャチホコ(右)がのんびりとその騒動を眺めていました。

  
うろうろすると、蛾の死骸が大量に落ちている一角を発見。
よく見ると、ウスイロキシタバ(左)や、クロシオキシタバ?(右)が混じっててビックリ。

  
それ以上にド肝を抜かれたのは、ボロッボロのシンジュサン(左)。
いや、どうやってこのライトの下まで飛んできたのよ。すげぇなぁ。
あたりには、地味系ながらなぜか好きなシラフクチバ(右)もいました。

  
こちらも驚いたのは、複数見かけたサツマヒメカマキリ。
時期的にはサツマヒメで間違いないわけですが、けっこう珍品かと思ってましたが、
案外いるものなんですかね。ちょっと予想外だったなぁ。

  
場所を変えると、エゾスズメ(左)もご登場。
ヘビトンボ(右)ものそのそと地面を這いずりまわっていたりしました。

  
ツマキシャチホコ(左)も発見。類似種多くて自信ないけど。
小型ながらすっきりした模様で好きな、ツマグロシロノメイガ(右)も登場。

  
頭が擦れてましたが、木目模様のきれいなカバイロモクメシャチホコ(左)もいました。
少し薄暗い場所では、マツカレハ(右)も隠れていたりします。

  
その後もギンモンカレハ(左)やら、クロスジアオシャク(右)やらを見つけた
あたりでさすがに眠さの限界になったので仮眠とってから、
まだ薄暗いうちからMさんと合流しようとしたら、その待ち合わせ地点に
ma23さん&Kanabunさんにお逢いするというビックリな展開から昼間の部はスタート(笑

  
さて、やってきたるは雄大な山並み(左)の見下ろせる峠。
待つほどに、遠くでアイノミドリシジミ(右)が卍をきりはじめます。

  
待つほどに、アイノミドリシジミ(左)が1度だけ止まりましたが、高い&遠い!
ハンノアオカミキリ(右)も登場しましたが、こちらも爆裂に遠くて…

  
その後もアイノミドリシジミの卍飛翔は続きますが、かなり薄暗くなったので
目の前で卍をきって(左)くれても、こんな幽霊しか撮れない。むむむ。
粘っていると、遠くにジョウザンミドリシジミ(右)も登場しましたが、ここらで
さっぱりとタイムアップになり、作業方面に急ぐことに。

  
生息地では、さっそく草刈機のエンジンをかけて、ひたすら広範囲の草刈を頑張ったので
ほとんど写真がないのですが、途中でヘロヘロになって休憩しようとしたら、
ふいに目の前にウスイロオナガシジミが登場してビックリという一幕も。

  
続いて、なんとエゾミドリシジミまでご登場。翅を開け、と念をかけますが、
想いは届かず、びゅんと飛び去られました。斜面上方に消えたので、もしかしたら
ピークでテリ張ってるかな、とも思いましたが、作業が終わった頃には
確認しに行く体力も根性も尽き果てていたので断念。
いやぁ、久しぶりだと腕がビシビシしびれる。しばらくまともに上にあげられないくらい(笑

  
努力の成果はこんな感じ(左)。少しでも生息環境が復活すればいいな。
と言いながらの帰路では、ピンク色のバッタ類(右)を発見。ツマグロイナゴモドキ?

  
さて、その後朝っぱらの山に戻ってみると、山頂にふわりとクロサナエ(左)が登場。
アキアカネ(右)も多数飛び交っていて、季節の移ろいを実感します。

  
この日は某サークルの合宿があったとかで、たくさんの網が林立する中、
しばらく滞在していると、ヒサマツミドリシジミが数度登場。でもさすがにやりにくいなぁ…

  
ということで場所を変えてウロウロすると、枯れ木にウスイロトラカミキリ(左)が飛来。
ムカシヤンマ(右)もいましたが、それ以上の成果もないのでさらに転戦することに。

  
んで、やってきたカシワ林では、さっそくハヤシミドリシジミの
♂(左)、♀(右)ともに見ることができましたが、個体数は少なくはないものの、なかなか
降りてきてくれず、降りてきてもそのまま飛び去る個体ばかりでなかなかに難儀。

  
などと思っていたら、ふいに♂がコバルトブルーの翅表(左)を披露してくれて大興奮!
でも、数ショットだけでびゅんと飛んで消えちゃったんですけど。くすん。
コネアオフトメイガかな?地味系の蛾(右)も近くに隠れてました。

  
その後も粘ると、カシワの葉上で開翅する個体(左)に遭遇♪
意外なことに、クリの花で吸蜜している個体(右)もいましたが、その後夕刻まで
待っても、恒例の卍飛翔どころか、ハヤシミドリのテリ張りは全く見れず、かわりに
大量のアカシジミが群飛しているのを眺めて終了、となったのでした。

というわけで、本命のゼフ方面は妙に不作な1日でした。
Mさん、なんともハンパなご案内になっちまってスイマセンでしたm(_ _)m
今年はやはり不作なんですかねぇ、とチト暗い気分になってみたり。
その後の作業では、久々の草刈機で、腕がビシビシ音立てそうなくらいに
頑張った御褒美でゼフ2種登場というのが笑えましたけどネ。
ちなみに、この日の素敵なオチというのは、
どうもゼフは不作らしいから翌日は南部に移動してあれこれ
挑戦しよう、と考えていたのに、ちょうど夕刻に下山したあたりですんごい
大雨になったので、弱まるまで一休み、と仮眠をとって、
ふと目が覚めたらなんとAM2時(笑
草刈疲れで爆睡しちゃったということでしょうけど、これからじゃ移動しても
厳しそうだし、翌日もそのまま周辺攻めるか、と急遽方針転換したのでした。
しかし、さいきんちょいと体力落ち気味ですなぁ。トシかなぁ(^^;


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