オレンジ再訪@〜予想外の展開〜 13.6/1
  
<2>長野県某所 続き

  
うろうろしてると、おおっと思ったのはこちらのヒメタケシマラン。
もっと標高の高い場所にあるイメージでしたが、こんなとこにもあるのね。

  
イタヤカエデの花(左)やら、サンカヨウ(右)やらながめつつ、一寸野虫さんの
ご存知のポイントを見てみますが、雲が厚くてどうにも期待薄な雰囲気。
しばし粘れど、時折ポツリとエゾスジグロシロチョウが飛ぶだけで…

  
しょうがないのでまた別の場所に移動するか、ということで引き上げていると
道端に咲き始めのベニバナイチヤクソウを発見。これまたかわいいねぇ♪

  
んで、またぞろ大移動してやってきたのは、オオルリシジミのポイント。
ドン曇りの中歩き始めると、すぐさまその御姿を見ることができました。

  
かわいらしい羽アリ(左)も発見。クロオオアリでいいのかな?
あたりのクララの花穂をみると、オオルリシジミの卵(右)がびっしりついていたりします。

  
うろうろしていると、一瞬でしたが、交尾個体(左)にも遭遇。この1枚撮っただけで
バラけてしまいましたが、♀がのんびりと翅表(右)を見せてくれました。

  
おおっと思ったのは、普通の顔して混じっていたミヤマシジミ。
まだ新鮮な♀(左)から、かなりオンボロの♂(右)までいましたが、混生するんだねぇ。

  
そうこうするうちに、かなり積極的な求愛(左)が始まりましたが、暗すぎてブレボケ。
しばらく待っていると、その♂が葉上で開翅(右)も見せてくれました。

  
逃げた♀(左)も、下のほうで開翅してくれたので、バシバシと撮影。
あたりには、オキナグサの実の中にブチヒゲカメムシ(右)なんかも発見。

  
調子に乗ってさらにウロウロすると、かわいらしいブドウスカシクロバ(左)やら、
クロセンブリ(右)といった、ステキなオマケも発見。

  
ものすごく羽化直後らしいピッカピカの♀も見つかりましたが、ここらへんで
すでにかなり暗くなってきたので、この日は解散ということに。

  
とりあえず寝場所を探しつつ移動していると、久しぶりの某湿原の近くを通ったので
立ち寄ってみると、一面のサワオグルマ(左)。
あたりには、カラコギカエデ(右)が可愛らしい花をつけていたりします。

  
林床にはなんかが思いっきり齧ったウスバサイシン(左)を発見。
ワクワクしながらひっくり返すと、やっぱりヒメギフチョウの幼虫(右)が御登場。

  
驚くことに、まだササバギンラン(左)が咲いていたりしました。葉に麩の入った
面白いテンナンショウ類(右)もありましたが、お名前はさっぱり不明。

  
ノハナショウブ(左)咲き誇る湿地を歩くと、スゲハムシ(右)は次々ご登場。
ただ、さすがに薄ら暗い時間だったんで、期待していたトンボは皆無。

  
ワタスゲ(左)がいくつかみつかったり、1つだけミツガシワ(右)が咲き残っていたり
やっぱりこの場所は面白いなぁと、あらためてつくづく実感してみたり。

  
サクラスミレでいいのかな?大柄なスミレ類(左)もありましたし、
この場所お約束、エゾタチツボスミレ(右)を堪能してこの日の締めくくりにしたのでした。

というわけで、かなり予想外の展開となった1日でした。
はっきりいって、天気予報が晴れマークになった瞬間に「これはとった」とばかり
超余裕な気分になっていたんですが、そこを神様に見咎めたってことかな?
環境は大きく変わっているわ、増水で対岸に渡れないわ、
標高下げてもツマキチョウがブンブン飛んでるわ、
あげくのはてにドン曇でしたから、もうどうにもこうにも。
本来の予定では、最初の反日で余裕で目標クリア、あとは他の場所
いろいろまわって、翌日は新潟にでも足を伸ばすか、という甘い魂胆でしたが…
ご案内未了も悔しいし、久しぶりのオレンジにも逢いたいし、
間がよくというか悪くというか、新潟で狙う予定の鳥はまだ来てないという
情報も飛び込んできたので、翌日も連チャンに急遽予定変更(笑
と決心したあたりで、さすがにほぼ徹夜で移動してきて、山を散々登ったり
降りたりしたものでキョ〜レツな眠気が襲来。
コンビニで仕入れた飯を適当な道端に車をとめてかっくらい、
さてちょいと一休み……と思ったら、次の瞬間翌朝AM5時でした(笑
さぁて、オレンジ・リベンジかないますどうか乞うご期待(>_<)!


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