雨中短時間探索〜プラス結果報告〜 13.5/28

この日は、えらくちゅ〜とハンパな探索となりました。
諸般の事情で、いきなり勤務時間調整ということで半日休暇になったの
ですが、よりによって嵐のごときすんごい荒天でして…
それでも、久しぶりのあの蝶に逢いたいな、ということで足を伸ばすと
短時間ながら雨が弱まったのでその好きにチョコチョコッと
本当に短時間だけ、野外を歩いてみたり。
載せるほどのネタとて少なく、まぁ今回は掲載ナシで、と思って
いたんですが、直近のゼフの飼育結果がたまってきたので、
合わせ技一本での掲載と言う不思議な展開とさせていただきました(笑

<1>東播磨某所

  
というわけで、やってきたるはいつもの湿地。ちょうどタイミングよく小雨になったので
歩くと、あちこちにイシモチソウ(左)やハシナガヤマサギソウ(右)が咲いています。

  
雨の中で活発ではありませんでしたが、ヒメヒカゲは次々と御登場。
色の薄い♀(左)や、紋の大きな♂(右)なんぞをバシバシと撮影してみたり。

  
あちこちにナツハゼ(左)が大満開で、雨模様の中妙にいい感じでした。
うろうろすると、キガンピ(右)もあちこちで大満開状態。

  
前翅の模様が妙に少ないヒメヒカゲ(左)なんぞ撮った後で、あたりをウロウロすると
シソバタツナミ?(右)も辛うじて咲き残っていたりしました。

  
その後豪雨を食らったので移動してきたのは、大満開のイボタ(左)咲き誇る場所。
雨の弱まった瞬間に歩くと、ウラゴマダラシジミ(右)を次々と発見♪

  
けっこうきれいな♀もいましたが、この頃には再度かなりの豪雨になってきて、
風も出てきたもので撮影条件としてはもう最悪。さっさと諦めて遁走となったのでした(ToT)

〜おまけ〜

  
というわけで、野外探索は短時間でしたが、本編以上のボリュームになるおまけは、
今年採ってきた幼虫たちの結果。現在続々羽化中です。まずは、かわいらしいアカシジミと
ウラナミアカシジミから。撮影日が違うので撮影条件の差が目立つナァ…

  
ウラジロミドリシジミは、感動的なディープブルーを見せてくれましたが、
全開する前に飛んでってしまってこれっきり。

  
ウスイロオナガシジミも羽化してくれましたが、こちらも待っていれば
開翅するかなぁ、と期待したのに、開かずに飛んでっちゃいました(^^;

  
一足遅れてヒロオビミドリシジミも羽化してくれましたが、これが
羽化後にケース内でかなり暴れちゃうようで、撮影時には既にボロボロ。
結構難しいもんですねぇ。コツをご存知の方があればぜひお知らせください(^^;

  
さらについでなので、蛹の状態もご紹介。
まずは、アカシジミ(右)と、ウラナミアカシジミ(右)の緑系蛹

  
ヒロオビミドリシジミの蛹は、結構バリエーションがありました。
もしかして羽化してみたら別の種類が混じってるんじゃないかな、と今から期待中。

  
こちらは一度ご紹介したのと同じウスイロオナガシジミ(左)。
んで、結構驚いたのは、ヒロオビミドリシジミから次々と寄生バエの蛹(右)が
転がり出てきたんですよね。野生を生き抜くのはかように厳しい、ということでしょうか。

というわけで、中途半端な1日でした。
まぁ、野外での実働1H程度でしたから、それでもきちんと
目的のものに逢えただけラッキーかな?
とりあえず、今年も健在で何よりということで。うんうん。
オマケのゼフィルス類については、今回はほとんどが終齢幼虫での
GETなので飼育自体は簡単だったのですが、
なんかまとめて飼育していたので、前蛹とか全く撮り損ねたまま
あっというまに全部蛹になって、ただいま次々と羽化中という状況。
一番ビックリ立ったのは、ヒロオビミドリからの
大量の寄生バエ出現、ですかね。自然界ってキビしい。
まぁ、今年教わった裏技は来年各地で炸裂させる予定ですので、
来年は大量に飼育しても問題ないような環境を整備しなきゃネ(>_<)!


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