課題制覇旅〜まさかのてんこ盛り〜 13.5/18

この日は、妙に思いろい展開となった1日でした。
まず、このタイミングで前年からの課題であるメガネ&オオサカサナエに挑戦するぞ、
という決意をしていたのですが、直前になってから某所からすんごく魅惑的な
裏技が聞こえてきて、「この技は使えるタイミングが今しかないなぁ…」
ということで、思い切って両方ドカンと挑戦してみることに(笑
移動ついでにもう1つと欲張ったポイントは、やっぱり予想通りに
チラ見の敗退に終わったけれど、前後の挑戦は思った以上の嬉しい
成果が続き、それぞれの挑戦時間は比較的短かったものの
かなり濃度濃く充実した、大満足の1日となったのでした♪

<1>岡山県某所

  
というわけで、朝イチからちょいと豪華なショット(左)なんぞ。
マル秘情報が含まれるかと思うので詳しくは伏せますが、ちょっとメカラウロコな
方法のビーティングで、ゼフの幼虫大量GETという大興奮なスタートでした。
まずは結構少数派だった、ウスイロオナガシジミ(右)からご紹介。

  
久しぶりのアカシジミ (左)も採れましたが、一番驚いたのは、採った後で撮影まで
少し置いておいたら、撮影時には1匹が既に前蛹(右)になっていたこと。そんなタイミングか。

  
嬉しかったのは、こちらもご立派なウラナミアカシジミの幼虫。
モヒカンアタマがご立派ですよねぇ。でも、実際問題ナンの役に立つんだろう?

  
そして、予想以上に大量に見つかったヒロオビミドリシジミ幼虫。
想像以上に見事な保護色で、落ちてきてもしばらく気付かなかったりしました。
とりあえずはこいつが第一目標だったので、嬉しい限り☆

  
悩んだのはこちら。ちょっと模様が違う気がするけど、なんか丸っこくって、前蛹になりかけな
気もするのでそれが理由?それとも、別の種類になるのかしら?
いずれにせよ、予想以上の成果にもう狂喜乱舞状態でした。
多分、ちょうど終齢の時期だったのがよかったんだろうと想像中。来年は今回
GETできなかったレアモノをまとめてGETするぞ、と今から虎視眈々狙い中(笑

  
一段落して、ついでだからと足を伸ばしたのは石灰岩地域。
うろうろすると、あちこちにイワツクバネウツギが咲いていて嬉しくなります。

  
キガンピ(左)ももう少ししたら咲きそうな感じでした。
あとは、ヒメウツギ(右)なんかは登場したんだけど、期待していた花は空振り。

  
うろうろすると、あちこちにキビヒトリシズカの群落も発見。
残念ながらすっかり実になっていました。そういえば今年も花見損ねたナァ。

  
んで、移動ついでに立ち寄ったのは、オガタマノキ(左)がある神社。しかし、タイミングが悪く
トベラを始め、低い位置の花が全く咲いていないんです。これじゃ、厳しいナァ。
などと思っていると、はるかな梢にミカドアゲハ(右)が通りましたが、ワンチャンスのみ。

  
かわりに面白かったのは、薄暗い場所をチョロチョロしていたヤマガラの幼鳥。
FZ100のテレコンなしでこれくらい撮れるくらいにのんびりしてました。かわいい♪

  
その後も少し粘るもチャンスなく、なえかヘロヘロになっているナガサキアゲハ(左)やら、
葉上に隠れるアオオニグモ(右)なんか見つかった程度だったので、
そのまま本来の目的地にドカンと移動を開始したのですが、道中にそういえば
以前の記事がヒントになるかな、ということでTakaさんの「〜黄昏あきつ日記〜」を
のぞいてみたら、なんと「土曜日はホンキでメガネ狙うぞ!」という宣言を発見!
なんちゅう見事なタイミングやねん、と驚愕しながら、慌てて
「実は今向かってますけどまだやってますか?」とメール投げてみたりとか(笑

<2>阪神間某所

  
さてさて、移動してやってきたるは阪神間のとある河川。
歩き始めると、道端のアチコチにナヨクサフジが大満開に咲き誇っています。

  
川辺には、なんか面白げなスゲ類が多数。アゼナルコ(左)と、
右はなんだろう?…とりあえず憧れのワンドスゲではなさそうだけど。

  
けっこうビックリしたのは、あちこちに生えていたドクゼリ。
あまり身近なイメージは無かったけど、こりゃ危なっかしいかもですな(^^;

  
あたりにはあちこちにゴキヅル (左)があったり、オオカワヂシャ(右)が咲いていたりしました。
んで、しばらくせっせと網を振るったあたりで、島根っ子さん&Takaさんから着信があり
「結構採れましたよ〜。引き上げてたトコですけど挨拶に行きますね」という嬉しいご提案。
なおかつ、Takaさんは"まだ終齢採れてないんでワタシもガサります"という宣言とともに
網を振るいはじめたと思いきや、すぐさま「採れました!」叫ぶという玄人ッぷりをご披露(笑

  
というわけで、Takaさん捕獲のメガネサナエ終齢幼虫(左)に加え、
オオサカサナエ&メガネサナエのセット(右)という夢のコラボをご紹介!
いやぁ、どうですか、このうそ臭さ。
どちらも幻に近いくらいの最難関種で、もはや雲上人といってもいいランクなのに、
その両セット、しかも終齢で、羽化直前で岸によってきた個体でもないって
トンボ屋なら体温が5℃くらい上昇すること必至。いやはやスゴすぎる…

  
お二人が転戦したあとも、しつこく粘ってみたのでその成果をご紹介。
まずはどうしようもなく大量に採れたヒメタニシ(左)とイボカワニナ?(右)。
というか、ここらは貝の量が他の場所とは段違いで一網掬うだけで網が重くなるほど。
この独特な環境が、珍品サナエを育むということでしょうか。

  
ドブガイ(左)にくわえて、えらく巨大なマルドブガイ(右)まで見つかったのは
ちょっとビックリ。こいつって川にもいるんですねぇ。

  
さらに感動したのは、大量にざくざく採れたササノハガイ。
形からするとトンガリでは無い方っぽいですが、生きてるの初めて見たかも。

  
なんか怪しげなカワニナ類(左)もいましたが、図鑑見てもさっぱり分からず。
マツガサガイ系の小さな貝(右)もありましたが、こちらもなんともかんとも。

  
さて、肝心のヤゴはというと、パラパラと採れたオオヤマトンボ(左)に続いて、
オオサカサナエ(右)は弱齢から終齢までパラパラと採れました。

  
んで、結局狙いのメガネサナエはというと、自力ではまだ小さめの弱齢が
採れただけで、終齢幼虫は見つからず。日没までひたすら粘ろうと思ったのですが
腹くらいの水深の場所でコケまして(笑)、胴長の中に完全浸水すると
溺れそうな恐怖を若干味わったもので撤退することに。ずぶ濡れだったしね(^^;

  
ついでなので自宅撮影分から、オオサカサナエ終齢(左)と、メガネサナエ弱齢(右)。
メガネはとりあえず気長に飼育して終齢までもって行くか、それとも
再挑戦しに行くか…今から悩むとこですなぁ(笑

というわけで、あれこれまとめて成果をだせた充実した1日でした。
最初のゼフィルス幼虫の裏ワザは、本当にメカラウロコのスゴ技でしたね。
こっそり教えていただいたSさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m
コツは分かったので、今後いろんな場所で実験してみようかなぁとか♪
その後のミカドアゲハはお約束どおりのチラ見でしたが
転戦先では、まさかの玄人2人のサポートという幸運にも恵まれ、
自力では採れなかったメガネサナエの幼虫まで見れて、
なおかつ、「オオサカ&メガネ」の夢のツーショットまで撮れたんだから
本当に嬉しい限り。Takaさん、島根っ子さん、ありがとうございましたm(_ _)m
しかし、最近つくづく感じるのですが、生きものの世界にドップリはまり、
ミーハーな知識ばかり積み重ねてきた中で、
なんでか玄人な方々とお知り合いになる機会に恵まれて、
毎月のように「血が逆流する」瞬間に出逢えている自分は本当に幸せモンで♪
これからも力一杯、欲深くあれもこれもと走り回って頑張ろっと(>_<)!


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