近場のんびり〜東播磨探求〜 13.4/28

この日は、夕方から地元で所用があったので短時間探索。
本来は関東某所にツッコみたいとこでしたがそこは我慢ということで(笑
それならば、地元近隣でこの時期にリベンジし損ねている場所を
まとめて一気に挑戦してまわっちまえ、ということにして
恒例のコースをいくつかぐるぐると回ってみると、
空振りもいくつかあったものの、ささやかながらいくつかの
嬉しい出逢いが続いて、深く満足する、
そんなちょいとばかり面白い展開となった1日でした(笑

<1>東播磨各所

  
てなわけで、朝っぱらからやってきたるは久しぶりの某山系。
パラパラと咲き残っていたコミヤマスミレ(左)なんぞ見つつあるくと、
ニシオオケタネツケバナ?(右)も発見。この手の名前、毎回よくわからんのよねぇ。

  
んで、 この時期のこの場所のお約束、オチフジは今年はアチコチに
さいていて、葉の模様がえらくくっきりした株(左)から、模様がなくてまだつぼみの株(右)
まで、あちこちで見つかりました。うん、何度見てもやっぱりきれいじゃ。

  
面白いナァと思ったの葉、まだつぼみだったサワギキョウ(左)。これも面白い風情ですね。
あたりにはヒメザゼンソウ(右)も多数ありましたが、今年こそ花を見に来なきゃなぁ。

  
さて、うろうろすると、いつもの場所でオチフジの花盛りな大群落に遭遇。
播磨の誇る珍品ですが、やっぱり見ごたえがあっていいですねぇ。

  
ビックリしたのは、いきなり目の前にとっくみあいの喧嘩しながら落ちてきたオオルリ。
あっけにとられてせっかくの撮影チャンスをみごとに逃し、撮れたのは
そこから飛んですぐ横の枝に止まったところ(左)でしたが、思いっきり葉かぶりで(ToT)
あたりにはすっかり実になったコチャルメルソウ(右)もありました。

  
近くにはニホントビナナフシの弱齢幼虫(左)も発見。しかし、いい時間帯になってきたのに
狙いの某蝶はさっぱり登場せず。ただ、テングチョウ(右)が出てきた程度。

  
それでは、ということでもう1つのターゲットに切り替えると、わりとあっけなく
ムカシトンボの羽化殻はいくつも発見。でも、さすがにちょっと遅すぎたようで
羽化個体はさっぱり見つからずでした。これまた来年の宿題になるナァ。

  
んで、諦めて帰るか、とったところで実にタイミングよくスギタニルリシジミ(左)が
御登場。この日は9時近くになってからの登場で、今までよりかなり遅めですね。
面白いのは、岩上に落ちていたイタヤカエデの花で吸蜜する個体(右)がいたこと。
今まであんまり吸蜜シーンには遭遇してませんでしたが、そういう手もあるのね。

  
などと思っていると、その個体は小さく飛んだ後でふわりと開翅してくれたじゃないですか!
しかも、これがピカピカの♀だったので、もう大興奮☆
あとで詳しく書きますが、長年のリベンジがようやくかなった感涙の瞬間だったのでした♪

  
その後も、シダの葉上で吸水する個体(左)なんか撮って遊んでいると
ふわりと開翅してくれる♂(右)にも遭遇しましたが、これは残念ながらちょいとボロ。
なぜかアップで翅表を撮れる♂って今まで全てボロなんですよね。むむぅ。

  
その後も、岩場をチョロチョロする個体(左)を執拗に追い掛け回しましたが、
遠目のちょい開翅(右)が撮れただけでした。こちらはまたリベンジ要ですね。

  
ふと気付くと、木影にはイチリンソウ(左)が咲き残っていて、なんだかいい感じに
咲いているサワハコベ(右)も発見。まぁいろいろ面白かったからいいか、
ということで満足して、お次の場所へ移動することに。

  
お次にやってきた場所では、歩いていくと道端にお久しぶりのコヒロハハナヤスリ(左)発見!
あちこちにヒメハギ(右)も今を盛りとばかりに咲き誇っています。

  
草地をウロウロすると、すぐにオグマサナエが御登場!
恥ずかしながらこいつとは妙に縁がなく、あまりいい写真が撮れてなかったので一安堵。

  
あたりには、まだ未熟なシオヤトンボ(左)がやたらと多数。その中に、ふわりと
テネラルのヨツボシトンボ(右)も数匹混じりましたが、これがえらくキレイで大感激♪

  
さらに探索範囲を広げると、こちらも未熟なタベサナエ(左)も見つかりました。
えらく大株でメチャクチャお見事なスミレ(右)も発見。

  
すっかり成熟したシオヤトンボ(左)も多数飛び交っていて季節の深まりを実感。
エリアを変えると、タベサナエ(右)も成熟個体が多数飛んでいました。
ここで悔しかったのは、なにげなくケータイでFacebook開いたら、Y氏がサラサヤンマの
羽化直後の素晴らしい写真を投稿されていたんで、こりゃ負けられん、と数歩進んだ
ところで足元から羽化直後らしきサラサヤンマが飛んでビックラ仰天。
でもカメラを向けるまもなく高く飛び去ってしまったのでした。チクショイ。

  
さらに歩いていると、ぴかぴかのミヤマセセリを発見。なにげに今シーズン初なので、
ドキドキしながら追いかけましたが、かなり敏感でこんなんが撮れただけ…

  
まだ未熟なニホンカワトンボ(左)もフワフワと飛び交っていました。
花はすっかり終わりかけでしたが、真っ黒なハグロシハイスミレ(右)も発見。

  
そろそろ時間がなくなってきたので、帰りがけに立ち寄ったのは久しぶりの湿地。
葉を広げ始めたイシモチソウ(左)なんぞ見つつ歩くと、ハシナガヤマサギソウらしき
芽生え(右)なんかも見つかります。うんうん、あいかわらずいい感じ。

  
スゲ群落の中を掻き分けていくと、案外とあっけなくヒメヒカゲ幼虫を発見。
でも、撮りにくい場所(左)にいたり、撮ろうとしたら丸まって落ちて(右)しまったり…

  
それでも、うろうろすると比較的撮りやすい場所にのんびりしている個体を発見。
大喜びでバシバシと撮影して、ハッピィエンドとしたのでした♪

というわけで、ささやかではありますがあれこれと成果があった1日でした。
一番嬉しかったのは、スギタニルリシジミの♀の開翅ですかね。
実はコイツにはには思い入れがありまして。
もう5年前になりますか、始めてこの谷でスギタニを見つけた時は、
えらく条件がよかったみたいで、次々舞い降りた個体が目の前で開翅して
♂♀ともばっちり翅表が撮れたのに、翌日そのSDカードをデジスコに移したあと
岡山で目を放した隙にデジスコごと盗まれちゃったんですよね(^^;
その後、毎年来ても翅表は撮れず、ようやくのリベンジ成功ということで♪
ムカシトンボとか、タイミングを逸し続けているものもあるので
またリベンジ要ですが、いずれにせよやっぱ播磨の底力は凄い(>_<)
諸事情で今後はご近所散策が増えそうな感じもするので、
行きそびれているエリアを含め、さらに挑戦していきたいなぁと企んでおります♪


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