日本西端28HトライA〜お約束すぎる〆〜 13.4/7
  
<2>与那国島周辺 続き

  
一向に状況は全く改善しないので水辺に転戦すると、かわいいカワセミ(左)を発見。
しかし、トンボ類は辛うじてリュウキュウベニイトトンボ(右)が1匹見つかっただけ。

  
けっこうビックリしたのは、かなりの数のスクミリンゴガイ(左)が転がっていたこと。
でもその中にも、カッコいいムチカワニナ(右)はたくさん見つかります。

  
おおっと思ったのは、かなりバキバキなツノまみれのトウガタカワニナ。
けっこう大きくなってもツノが大きな個体があるんですねぇ。う〜ん、カッコイイ!

  
さて、別の場所に足を伸ばすと、なんかおもしろげなはなめをたくさんつけた樹(左)を発見。
よくみると数花だけ地味な花(右)が咲いていましたが、これはお名前はなんだろう?

  
さて、しつこく歩いてみると、ヨナグニアカアシカタゾウムシが大量に御登場。
なんかよくわかりませんが、ごちゃっと固まってることが多かったけどなんでかな?

  
しばらく念入りに山道を歩きますが、葉上で見つけたテングチョウ(左)は完全に睡眠状態。
あとは1匹だけタイワンクロボシシジミ(右)が見つかっただけで、もうダメダメ状態。
「こりゃどうしようもない、ギブアップだ、さっさと空港行ってノンビリしよう」
そう決意して空港方面に向かったのですが、途中で偶然Mさんの車と遭遇して…
「ヨナグニサン見れた〜?ボロだけどさっき見つけたよ。まだいるかなぁ。案内しようか?」
という仰天のご提案。うぉ〜!ま、まじっすかぁ、ありがとうございます〜!


んで、ご案内いただいた林道に…いました!
憧れのヨナグニサンです!
時期も遅く、しかも嵐の後ですから、ボロッボロでしたが、初の出逢いに感涙!
ってか、まぁドデカイ。ド迫力。ただただひたすらスゲェ。

  
少し見やすい場所に移動していただくと、風に揺れた際に羽裏(左)も見せていただきました。
アップ(右)で撮ると、かなりくたびれているのがよくわかりますよね。間に合ってよかった。

  
ついでなので、顔のドアップ(左)も撮ってみたりしました。
サイズが分かるように手に乗せてのショット(右)も撮りましたが、これは珍しく
スマートフォンでの撮影から流用なのでちょっと粗いのはご容赦を。

  
さらに葉にしがみついているのを裏側から撮ったり(左)、日なたに出して撮影(右)
したりしていると、いきなりバサッと晴れ上がったんです。え〜、今更ですか!


慌てて通いなれた山頂に向かうと、あっという間に青空が広がってこんな感じ!
いやはや、これから楽しそうな感じですが、この時点でタイムリミット30分前。どないやねん(ToT)
ここまでずっと曇天だったのなら、最後まで曇天で終わってくれヨォ。

  
慌てて走り回りますが、気温はまだ充分に上がっていないようで、アマミウラナミシジミ(左)
なんかが見つかっただけでタイムアップ。悔しいので帰路にアオナガイトトンボ(右)に再度逢って
きましたが、そこで完全に時間切れ。半べそかきながら機上の人に。
なんちゅうか、あまりにも「お約束」すぎるんですけど、神様ちょっとヒドくないですかぁ(ToT)

<3>石垣空港周辺

  
さて、帰路は石垣空港経由だったのですが、乗り換え時間が少し空いていたので
新空港の周りをうろうろすると、大満開のゲッキツ(左)の近くには、
かわいらしいキムネカミキリモドキ(右)が見つかったりします。

  
ゲットウ(左)もアチコチに咲いているので、もしかしたら、と期待していたら
あっけなくオオシロモンセセリ(右)にも遭遇。いやぁ、嬉しくなるねぇ。

  
あたりにはリュウキュウコミスジ(左)やら、スジグロカバマダラ(右)やらも御登場。
ちょっと盛り上がってきたので、そのまま近くの海岸線まで歩いていくことに。

  
しかし、海岸に出てみると期待していた干潟っぽいところは全くなく、
人工的な水路からすぐに砂浜になったのでちょっと残念。
でも歩くと、名前は分からないけど面白そうなカニ類(左)やら、これまた全然出てきて
くれませんでしたが、オカヤドカリ類(右)やらが見つかります。

  
砂浜には南国っぽい貝殻も多数転がっていました。
イモガイ系とかウミアシの仲間?(左)やら、なんか面白そうだけど名前のわからない
大型の二枚貝(右)まで多種多様。でも、南国の貝は難しいねぇ。
#左側から順にリュウキュウウノアシ、イボシマイモ、オオヌノメガイだそうです。

  
これまたいかにも南国チックなクロフモドキ(左)も発見。白黒模様ながらハデだなぁ。
磯の岩場にはイロタマキビ(右)がゴロゴロと転がっていたりもします。 
#左はマダライモだそうです。なんか面白い名前ですね

  
面白かったのは、こちらもあちこちに転がっていたマルアマオブネ(左)。
よく見るとその中にピンク色の個体(右)があってビックリ。別種ではなさそうですよね〜。
ってあたりであっけなくタイムアップで空港に急ぐことになったのですが、
帰路の飛行機ではもう泥の様に爆睡し、到着時にはスッチーさんに起こされてみたら
他の乗客はほとんど出て行ってて空っぽという珍しい経験をしたのでした(笑
#左はアラスジアマガイorコシダカアマガイ、右はキバアマガイだそうです。別種だったか…

というわけで、見事すぎるオチの1日でした。
ってか、帰る直前で晴れ上がるって、どんなイヤガラセなんでしょうねぇ、マジな話。
しかもあとで天気予報を見ると、翌日は1日晴れたそうですし(爆
また、石垣島の隙間時間も、隙間時間の割りに楽しめましたが、
後で聞くと、当日は島内の比較的近い場所で日本2例目の大珍鳥が出ていたそうで、
これもなんかニアミスしたような不思議な寂しさがあったりとか(^^;
また、偶然ながら同じ期間にUさんが与那国島に長期滞在していたそうで、
あとでこれまた羨ましい大珍鳥の話を多数聞かせていただいてもうクラクラ(ToT)
まぁ、日ごろの行いとか、心がけとか、思い当たる節はあるわけなんですが…
まぁ、いずれにせよ、宿題はたっぷりと残ったわけでして、来年もリベンジ要ですね。
できれば3月下旬の天気のいいタイミングで、なにがしかの迷蝶と、
そこそこの珍鳥と、ピカピカ状態のヨナグニサンを狙うべく、虎視眈々と狙いたいと
思いますので、気の長い話ではありますが、次回もどうぞご期待ください(笑


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