ステキな締めくくり〜期末日に〜 13.3/31
  
<3>広島県某所 続き

  
岩場を歩いてみると、大量の思いっきりケガキ(左)があったり、その中には
イボニシ(右)がいくつも転がっていたりします。

  
スガイ(左)もやたrたおいました。こうやってみるときれいな造形ですね。
小さなサイズサイズのアオガイ類(右)を発見。お名前がわかんないんだなぁ、これが。

  
さて、干潟を歩くと、あちこちにイソモク(左)やら、コアマモ(右)やらが生えていて
賑やかな雰囲気に嬉しくなってきます。海藻&海草類のこんなに多い干潟は初めてだなぁ。

  
干潟の小さな石の上にミル(左)が生えていたり、岩場にはカバノリ?(右)があったり、
海藻類だけをじっくり見るだけで、かなり楽しめそうな雰囲気が満点。  

  
ちょっと美味そうな感じもあるフクロフノリ(左)もあちこちに見つかりました。
圧巻は、絨毯のごとく密生していたイソモク(右)。食用にならないのが残念ですなぁ。

  
これまた面白い形のシワノカワ(左)もありました。あとは、なんかいかにも食えそうな感じの
海藻類(右)もあったものの、こちらはお名前判明せず。

  
さて、ここらでおもいきってフルイをとりだして、しばしゴソゴソ。
すると、すぐにみつかったのはなんか面白げな二枚貝類ですが…
サクラガイ類?(左)と、シロバトガイ?(右)。いやぁ、二枚貝はよくわからんなぁ。

  
さらに、キヌボラ(左)やら、ホソクチキレ類?(右)やらの殻も発見。
しかし、今回は実はナメクジウオを探そう、がテーマだったので、微小貝方面は
想定しておらず、ピンセットもないし、じっくり見ている時間もない状態(^^;

  
ふと気付くと、浅瀬にゴカイ類(左)が触手をのばしていたのでビックリ。なんて種類?
あと、シラタエビ?とアラムシロを一緒にケースに入れていたら、いつの間にか
食べられて(右)いたのはショックでした。アラムシロが襲ったってことよね。

  
そうこうするうちに、フルイの中に、なんとウネイトカケギリを発見!
イトカケギリ類が自力で採れるなんて、ちょっとビックリ。

  
しかも、3個体も次々と見つかりました。これがじっくり見ていったらいた、
ではなくて、ひょいと目に付いた系の見つかり方だったので、おそらくじっくりと
探せばもっと多数見つかったんでしょうね。再挑戦したいなぁ。

  
ゴマフダマでいいのかな?かわいらしい巻貝(左)も見つかりました。
しばらく砂の上においておくと、白地にオレンジ斑の軟体部(右)もご披露いただいたり。

  
そうこうするうちに、なんかへんな物体が見つかりました。極小サイズながら、
ピンピン跳ねながら勢いよく泳ぐ。アップで見ると、筒状で先端が尖っている。
これってもしかしてナメクジウオの稚魚か?などと勝手に妄想していましたが、
Eさんにお聞きすると、ツツオオフェリアというゴカイの仲間なんだそうで。

  
ウモレマメガニでしょうか?極小サイズのカニ類(左)も御登場。微小貝の殻に
住んでいる極小サイズのヤドカリ類(右)なんてものも見つかりました。 

  
さらに感激したのはこちらの小さなコブシガニ類。ロッカクコブシとかの
仲間でしょうか、なんとも独特な感じのフォルムでいいですよね〜♪


などと遊んでいたところ、いきなりフルイの上に怪しいものが…
こ、これって!ウスバシャミセンガイじゃないですか!
まさかこんな浅い場所で採れるなんて想像もしていなかったので目を白黒。
でも、悲しきかな、砂の表層をすくったので、見事に柄が切れてるんです。トホホ(ToT)
しかし、干潟でシャミセンガイが採れるってスゴい環境ですよね☆

  
調子に乗ってさらに粘りますが、あとはなんか面白げなゴカイ類の巣(左)が出現した
程度で、それ以上の成果はないままずんずん日が沈みます。
薄暗くなった干潟をさらに歩いていくと、なぜか転がっているアメフラシ(左)を発見。

  
さらに、浅瀬にアマモ(右)も発見。んでもって、ホンキで感激したのは、
あたりには、浅瀬一面に浮かび上がる多種多様な海藻類(左)があったんです。
こんなの初めて見ました。なんとも魅惑的な光景じゃないですか!
ホンマに面白い場所だからまた再訪せねば、と固く誓っての〆となったのでした。

というわけで、なんやかんやと楽しめた1日でした。
朝っぱらのリベンジ成功から、夕方の干潟三昧まで、結構濃密でしたねぇ。
まぁ、途中でいつまでも鳥が出てきてくれない待ちぼうけ時間とか、
まさかの満潮とか、無駄なロスタイムは多々あったりもしたのですが(笑
しかし、最後の干潟は本当になかなか感動的でしたね。
狙いのナメクジウオは全く採れませんでしたが
まさかまさかのウスバシャミセンガイという大ヒットがありましたし、
ウネイトカケギリとか微小貝方面も面白かったし、
なによりも『干潟に広がる海藻&海草』というのはものすごく印象的でした。
タマには翌日のことを考えて早めに帰ろうということで、夜の部の誘惑を断ち切るために
懐中電灯を持参せずに干潟を歩いていたのですが、激しく後悔中(^^;
まぁ、狙いのナメクジウオも採れなかったし、季節を変えて再訪ですかね。
次はきちんと微小貝方面の準備もして……って、なんだかドツボってるなぁ自分(笑


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