日本西端28Hトライ@〜嵐に涙して〜 13.4/6

この週末は、我ながらバカ過ぎる挑戦をしてきました。初手から長文失礼、
発端は3月中旬のとある日。なにげなく与那国ホンダさんのHPを拝見していたところ、
「ホリシャ&タッパンが同時に採れている」という驚愕の事実を発見。
驚きのあまり呆然としたあと、ふと我に返るとJALのページを見ている自分を発見(笑
休日出勤その他あってしばらく動けないけど、ここの週末ならば
おそらく有休の追加もできる最短のタイミング、とにらんだのがココという次第。
しかし、結局有休は追加できず、なんと現地滞在時間28Hという短時間特攻に(笑
さらに直前になってから「全国的に超荒天」という予報まで来たもので
ホンキでキャンセルするかどうか悩みまくりましたが、
もうこうなったらヤケクソじゃい!と叫んで(笑)、機上の人となったのでした。

<1>沖縄本島某所

  
まずは、ちょいとした前哨戦から。前日は那覇泊だったので、超早朝に少しだけ
漫湖のほとりで底生生物探しをしてきました。…といっても、夜明けと同時に突撃して
きましたが、すぐさまかなりの豪雨になって動けず、実質探索時間は15分程(笑
それでも、憧れのイトカケヘナタリをいくつも発見できたのは嬉しい限り。

  
話には聞いていましたが、そこらのメヒルギの樹に大量の
イトカケヘナタリがよじ登っているのは意外な光景でした。。

  
妙に模様が荒くて筋の目立たない個体(左)も発見。これだともろフトヘナタリですな。
泥の上にはヘナタリ(右)も転がっていたり、ささやかな発見は続きます。

  
さらに、1つだけでしたがコゲツノブエ(左)を見つけた後で、岩の上を闊歩する
イソアワモチ(右)にもお初に遭遇できて感激しましたが、ここらであっけなく
タイムアップとなり、雨の中大慌てで空港まで急ぐことに(^^;

<2>与那国島周辺

  
さて、超曇天の中、RACのプロペラ機(左)でやってきたのは与那国島。
いや〜、来ちまったなぁ、ふぅ。
などと思いながらトイレに立ち寄ると、いきなり巨大なアシダカグモ(右)と遭遇してビックリ。
んで、空港で与那国ホンダさんのスタッフにお声掛けすると
「あ、お店分かりますよね。じゃ、あの白い車なんで、乗って店に行って手続きしてください」
いやぁ〜、離島らしい大らかさでちょっとうれしくなりますねぇ(^-^)。
んで、店で店主さんと蝶話をしたあとで、「じゃ、頑張ってきてください。あ、書類まだか」
などと言われる一幕もあり、ちょっと元気をもらいつついざスタート。
んで、蝶も気になるけど、そういえば昨年空振りしまくった某トンボが気になるよなぁ、
ということで、途中で生息地に車をとめて、歩き出したのですが…


数歩目でいきなり目の前に、アオナガイトトンボが御登場!しかも連結態!
まさかの出来事に唖然としつつ、とりあえずひたすらバシバシとシャッターを切ったわけですが、
昨年5日間ずっと探しまくって空振りだったのに、探索開始数歩目ってのはドナイよ。
てか、これ、与那国到着3ショット目なんですよ(笑
というわけで、嬉しい気分と釈然としない気分がごじゃ混ぜの半パニック状態に(^^;。

  
んで、少し奥に行くと、ここでもすぐさまアオナガイトトンボ(左)が登場。
おまけに、近くでは産卵中のカップル(右)までいるんです。なんじゃこりゃ。

  
唖然としていると、ちょっと離れた場所に交尾中のアカスジベッコウトンボ(左)を発見。
しばらくすると、♀が産卵(右)に来ましたが、こちらはうまく撮れずでした。

  
気を取り直して再度周辺をウロウロすると、アオナガイトトンボ(左)は数匹確認。
あとはリュウキュウベニイトトンボ(右)や、撮影し忘れちゃいましたが
アカナガイトトンボやコフキヒメイトトンボもいて、なかなか賑やかな雰囲気でした。

  
アオナガイトトンボは連結中のカップルも複数確認。ちょいと薄暗い場所に
いるものでなかなか撮りにくくて四苦八苦しましたが、南中か嬉しい限りやねぇ。

  
イリオモテモリバッタ(左)も隠れていました。ちょいとボロでしたが、可愛らしい模様の
ヤマトシジミ(右)も御登場。青鱗粉がけっこうのってますねぇ。

  
水辺に足を踏み込むと、大きなカニの抜け殻(左)を発見。お名前は不明…
ニセヒロクチカノコらしき殻(右)も見つかったりしましたが、ここでちょっとした問題発生。
今回は荷物を減らすために、長靴のまま飛行機に乗ってきたのですが、
両足とも底面に穴が開いていたらしく一気に浸水したんです。こりゃ参った(^^;

  
ムチカワニナ(左)やらヌノメカワニナ(右)も相変わらずゴロゴロしていました。
そういえば、今回こそ水中も狙うべくタモ網持参だったのですが、結局時間切れで
挑戦できませんでしたねぇ。まぁ、次回こそはヤゴ&淡水魚も狙おっと。

  
ヨナグニゴマダラカミキリ(左)ものんびりしている個体を発見。
あたりにはリュウキュウベニイトトンボ(右)も多数ご登場されます。

  
先ほどの場所に戻ると、アオナガイトトンボは相変わらずうろちょろしていて、
連結個体(左)に続いて、産卵中の個体(右)もバキバキに撮れてもう感涙。

  
さらに面白い感じに連結中の個体(左)に続いて、連結飛翔写真(左)まで撮れちゃいました♪
結局この場所では10匹くらい見れましたが、昨年のあの総空振りはナンだったんだろう…

  
さて、その頃には時折晴れ間も見え始めたので、いそいそと山頂に登りますが
到着してみるとこれがどうにもならないくらいのもンのすごい強風。
目の前に咲いていたリュウキュウガシワもえ、揺れ続けてなかなか撮影できないくらいです。

  
あたりを見渡すと、マサキ?(左)がかなり大満開で、晴れていたらここに蝶が来そうだなぁ
とか夢想してみたり。あとはかわいいギーマ(右)もありましたが、しばらく待てど
全く風がやみそうにないので、諦めてとりあえず下をウロウロすることに。

  
あたりにはおもしろげなマイマイ類(左)が多数。つまり天気が悪かったということね。
ピッカピカのオオミドリサルハムシ(右)にも久々にお会いできました。


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