1ヒット2ストライク〜きっちり裏目な日〜 13.3/17

この日は、阪神間をウロウロとしてきました。
噂を聞いていた面白そうな鳥をまとめてGET!という企みでしたが
前哨編で嬉しい発見があって喜びの舞を舞ったものの
その後の挑戦は、モノの見事に裏目&裏目。
まぁ、この展開は得意中の得意ではあるわけですけどね(笑
それでも、本命W不在の寂しい中でも
あれこれと予想以上の成果が続いてくれたりしたので、
そんなに悔しくもない、というイイ感じの展開になったのでした♪

<1>岡山県某所

  
実はこの日は前哨戦が少々長めでした。前日に引き続いて、某春蛾を探すべく
あちこちウロウロしてみたのですが、これが冷え込んだからか虫影ゼロとか、
ライトがついてないとか、あげくのはてに夜間工事中立入禁止とか(笑
ヘロヘロになったあげく、最後に憂さ晴らしにフユシャクでも見よう、ということで
今年通いなれたいつもの公園に足を延ばすと、
えらく色の濃いモンキキナミシャク(左)に続いて、1個体だけでしたが、
初見のホソウスバフユシャク(右)を発見。予想以上に小さいのね。

  
シロトゲエダシャク(左)も何匹かいました。地味ながら、ちょっと面白げな
ラインの蛾(右)もいましたが、こちらはお名前を調べても正体不明。シャクガ系?


結構いろいろいるなぁ、と思いながら歩いていると、トイレの一角に怪しい影。
なんと、2晩探しまくったオカモトトゲエダシャクがそこにいるじゃないですか!
完全に予想外の展開に口あんぐり。
「探しているものは意外に身近にあるものだ」ってことでしょうかねぇ…

  
というわけで、せっかくなので近くの桜の木にとまらせてバシバシと撮影。
いやぁ、なんとも不思議なスタイル。なぜこうなったんでしょうか?

  
さらに調子に乗ってうろうろすると、周りにはホソバキリガ(左)やら、
チャイロキリガ(右)やら、早春のキリガ類も多数。やっぱりここは楽しい場所だねぇ。

  
なんて思っていると、少し高い枝にオカモトトゲエダシャクを発見!
喜び勇んでバシバシ撮りましたが、よくみるとちょっと羽が開き気味なんですね。

    
あたりをよくみると、落ち葉上にアトジロエダシャク(左)がいたり、トビモンオオエダシャク(右)が
樹皮に隠れていたりしました。なかなかおもしろい場所だねぇ。

  
などと思っていると、ここでもさらにオカモトトゲエダシャクを1匹追加。
いやぁ、こんなに次々と見つかるなんて。ここ2晩の苦労はなんだったんだろう(^^;

  
あたりにはカバキリガ(左)も隠れていました。ちょっと不思議に思ったのは、
ナミスジフユナミシャクかな?って蛾(右)がいたんですが、もしそうならちょいと時期ハズレな
気がするんですけど、他人の空似ってやつでしょうかね?
といったあたりで、空が薄ら明るくなってきたので、とりあえず軽く仮眠をとることに…

  
一夜明けて、とりあえず前夜のうちに確保したオカモトトゲエダシャクを日光下でも撮影。
いやはや、面白いスタイルですねぇ。次は目指せクワトゲかな?

  
しかし、その後はちょいとしまらない展開でした。ヤマドリ狙いで噂のポイントへ向かったの
ですが、まずエリア自体を勘違いして、慌てて移動したら今度は道に迷いまくって…
道中で、大満開のアセビ(左)やら、こちらも花の咲き始めたオオバヤシャブシ(右)やら
というささやかな成果はありましたが、夜明けとともに動いたのに現地到着は8時過ぎ。
んで、「7時半頃には出たんだけどねぇ」と言われて、もう地団駄という(笑

  
悔しいのであたりをうろうろすると、暖かかったからかテングチョウ(左)がやたら多数
その中には、ピッカピカのルリシジミ(右)も登場されてちょっと嬉しくなったりとか。

  
湿地には面白げなスギナ類(左)がありました。こんだけずぶずぶの場所だとミズスギナかな?
などと思っていると、突然目の前をヤマドリ♂(右)が横切ってビックらこいたりもしましたが、
慌ててシャッターを押すも、こんな幽霊ショットが撮れたっきり。
その後も昼前まで粘りますが、ただただ暇なだけの時間が流れていき、そのうちに
ハイキングの人たちが大量にやってきて期待薄なので諦めて移動することに。

  
しかし、次にきた河川敷では、着くなり「9時半までは出てたんだけどね、なんで今頃来たの?」
というどうにもならないセリフにショックを受けてみたり。いやぁ、見事な裏目続きだなぁ。
しょうがないので周辺をうろうろすると、多数のホオジロ(左)に続いて、
予想外にもかわいらしいハチジョウツグミ(右)がいるのを発見。こりゃラッキー。

  
これが逆光気味のところをひたすらウロチョロするので、かなり四苦八苦しましたが、
なんとか胸の赤が目立つあたりも撮影成功。これはなかなかいいオマケですね。

  
さらに、あたりをうろうろすると、目の前にひょいとベニマシコ♂がご登場
ちょっとゴジャッとしていたところですが、可愛いあたりが撮れてラッキ〜!

  
さらにラッキーは続きました。近くの道端をちょこちょこと動き回っているのは…
おっと、これはコホオアカじゃないですか!
人通りが激しくて撮影チャンスは僅少でしたが、これも嬉しいオマケですね☆
でもその後もしばらく粘れど、狙いの某鳥は戻ってきそうな雰囲気ゼロ。
さらに手持ちのバッテリーが切れたので、思い切って充電がてら朝の場所に戻ることに。  

  
んで、いそいそと山道を行くと、先方から気合の入ったシャッター音が!
でも、このままいくと、カメラの砲列の前を横切ることになるから、それはマズい…
としばし悩んだあと、ぐるりと山道を大回りして迂回することにして、
汗だくで到着すると、コンクリ壁の向こうにヤマドリ♀(左)が見え隠れ。
それもすぐ姿を消した後は、なぐさめるようにトラツグミ(右)が登場してくれたりします。

  
グングン暗くなって、こりゃダメだなぁと諦めかけていたら、ヤマドリ♀が2羽まとめてご登場。
すでにかなり暗く、ISOを上げてもSS1/10秒とかの中、頑張ってバシバシと撮影。

  
彼女たちが去った後、再び「おれは撮らんのか」とトラツグミ(左)が出てきたので、
しばらく撮って遊んでいると、再びヤマドリ♀(右)がのっそりとご登場。

  
そのまましばらくのんびりと草を食んでくれたので、薄暗い中ですが、必死で連写すると、
まぁ、まずまずなショットも何とか抑えることに成功。こりゃ嬉しい限り。

  
その後も、何度かのんびりと登場されたので、その都度バシバシと頑張って撮影♪
でも、日が暮れる寸前まで粘りましたが、♂はご登場されずに終幕となったのでした(ToT)

ということで、本命はW空振りでしたが、オマケ多数な1日でした。
なんといっても、初手のオカモトトゲエダシャクが嬉しすぎる!
前々からあの奇天烈なスタイルに憧れていたのですが
幼虫は結構どこにでもいるんですが、成虫にはずっと縁がなくて…
でもまさか、あの公園にいるなんて、全くの予想外でした。
でも、昨年のエゾヨツメもそうですが、散々探し回った挙句に
いつも通いなれた場所や、ひどい場合は自宅横で見つける、なんてのは
よくあることで、特に蛾にその傾向が強いような(笑
鳥方面も本命は空振ったものの、ヤマドリは派手な♂こそチラ見でしたが、
どちらかというと撮りにくいとされる♀が何度もいい場所に登場してくれましたし、
河川敷では思わぬおまけも多数でしたし、十二分にラッキーですね♪
そのほかの本命については、要リベンジではありますが、今回の挑戦で
おぼろげながらパターンも分かった気がするので、次回は
”裏目”にならない動き方で、効率よく制覇となるよう頑張るぞっと☆


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