珍鳥連敗旅〜冬蛾のオマケ付〜 12.10/16
ここ日は、前日とは打って変わって”空振り続き”な1日でした。
本来は中国地方の山地に挑戦の予定が雪が凄いらしいので断念し、
それならば、ということで阪神間の噂の鳥巡りと
シャレ込んだものの、そうそう甘くはありません、な展開(笑
まぁ、それでも意外なおまけがいくつかあったし、
なぜかささやかながらあれこれと面白い冬蛾との出会いもあって
なんやかんやとけっこう楽しめた1日となったのでした♪
<1>阪神間各所 |
というわけで、まずやってきたはとある公園。散り残ったイロハモミジ(左)を見つつ歩くと、
トイレの壁になんか面白げなヨトウ系の蛾(右)を発見。お名前わかんなかったけど…
これは、ということで周辺を見ると、これが案外と蛾の多い場所でしばらく大興奮。
まずは数の多かったjカシワオビキリガ(左)と、でかいチャエダシャク(右)をご紹介。
どこから胴見ても枝の切れっぱしなハネナガモクメキリガ(左)もいましたし、
クロオビフユナミシャク(右)はやたらと多数。ちなみに、後者はさすがフユシャク、
寒さには強いようで、この気温でも撮影しようとすると飛んで逃げるもの多数でした。
シンプルながら面白い模様のニトベエダシャク(左)も発見。
ゴマダラキリガでいいのかな?小さなキリガ類(右)も見つかりました。
ちょっと驚いたのは、少し高い場所でしたが大きなアシダカグモ(左)がいたこと。
大雨の後なので、水滴を身にまとったチャバネフユエダシャク(右)もいました。
キトガリキリガでいいのかな?地味系のキリガ(左)もいましたし、
ナカオビアキナミシャク(右)も意外なくらい新鮮な個体を発見。
調子を載って探索範囲を広げると、別の場所でもそれこそベタベタと蛾のついている
建物を発見。ここでは大量のクロオビフユナミシャク(左)に混じって、
おもしろい模様のヨスジノコメキリガ(右)なども見つかりました。
なんともいえぬワビサビな風情のあるクロチャマダラキリガ(左)もいましたし、
これまたすんごい面白い模様のカシワキボシキリガ(右)なども実にいい感じ。
これもキトガリキリガでいいのかな、かわいらしいキリガ(左)もいましたし、
いきなり大きなオオシマカラスヨトウ?(右)も飛び出したり、しばらくは本題を
すっかり忘れて蛾三昧の時間を楽しんでみたりとか。
前々からフユシャク系も本気でやってみたかったんですよね。今冬は頑張るか♪
さてさて、それではということで鳥方面に挑んでみると、すぐに鳥屋さん集団を発見。
のぞきこむと、目の前でクロジがえらく愛想良く飛び交っておりました。
これがなんともゆったりとしてくれているもので、私のデジスコでもなんとか
キュ〜トな辺りがGETできて初手からニヤニヤ。これに気をよくして
本命の某珍鳥を探しますが、カラ類の混群は見つかったものの、はるか高い
梢を勢いよくチョロチョロするだけで、したから見ると黒い点。こりゃダメだ…
かなりの時間粘りましたが、さっぱり降りて来そうにないので
諦めて移動しようとすると、いきなり目の前にアオゲラが登場してビックリ!
数枚撮ったらアオゲラは飛び去ったのですが、同じ場所に続いてアカゲラが
登場したもので、もう目をシロクロ。すげぇ連続ワザだなぁ。
高い場所の曇天空抜けなのがちょっと残念ではありましたけど(^^;
諦めて移動しようとすると、かわいらしいタンキリマメ(左)やら、サネカズラ(右)
なんかの実を発見。秋の寒いなかで見つける赤い実って、なんかホッとしますね♪
さて、場所を変えてやってきたのは別の公園。池の中をのぞきこむとすぐさま
ヨシガモが、♂(左)、♀(右)ともに次々と見つかります。
なんかイイカンジに連れ添って泳ぐオナガガモ(左)やら、
のんびり羽繕いをするヒドリガモ(右)なんかをしばらくのんびり撮影。
小さな湿地では、コサギ(左)がせっせと餌獲りしていました。
池の縁では、ゴイサギ(右)がどど〜んと構えていたりもします。
草地を見ると、ガサゴソとシロハラ(左)が餌探しをしていました。
それを狙ってると、目の前にかわいらしいモズ(右)が飛んできたりという一幕も。
おおっと思ったのは、せっせと餌探ししているハシビロガモ(左)。
この角度で見ると鳥じゃなくて、なんかの恐竜みたいな面構えですねぇ。
あたりにはかわいいジョウビタキ(右)も登場されました。
林縁を歩くと、ふわふわとクロスジフユエダシャク(左)が何度か御登場。
タンキリマメの実があったのでアップ(右)で撮ってみるとなんともキュ〜トないい感じ。
しかし、池ではカイツブリ(左)が悠然と浮いているくらいで、狙いの鳥はお留守な様子。
アカミミガメが3匹かわいらしく並んで(右)いたので思わずパチリと撮ったりしましたが、
待っていても事態は好転しそうにないので、グンと移動することに。
んで、やってきたるはとある大きな池。シロチドリやハマシギ(左)を見ていると、
その中にチョロチョロ動くとヨーロッパトウネン(右)がいたので仰天しましたが、
走り回るのでロクに撮れないまま飛ばれてしまって残念無念。
その後、悠然と歩くダイサギ(左)なんかを見ていると、はるか遠くに
噂のクロツラヘラサギ(右)を発見するも、あまりに遠く、また数歩歩いたら
そのまま睡眠状態になりやがってこれが撮れただけ。とほほ。
んで、この後は最後にヤゴ方面に転戦予定でしたが、久しぶりのポイントで
おもくそ道に迷っているうちに日が沈み、未挑戦のままの撤退となったのでした(笑
ということで、本命は大空振りでしたがそこそこ楽しい1日でした。
まぁ、大本命の某大珍鳥は手厳しいとは聞いていましたし、
まぁ、先日一応別の場所で見てはいるのでいいんですが(謎)、
それ以外も空振り続きなのは参りましたね。
本当はチャチャッと終わらせてヤゴ方面の予定が、空振り続きで
思ったより時間がかかった挙句に、道に迷うオチつきでしたから……
まぁ、でも怪我の巧妙か、冬の蛾があれこれたくさんみれたのは嬉しい限り。
毎年フユシャク方面手を出そうと思いつつ、どこ捜していいか
わからずに諦めていたんですが、今回でおぼろげながら
なんせ、自然度の高い林の中にある灯りを狙えばいいとわかったことだし。
どうやら今年は寒波も入ってクソ寒くなりそうな雰囲気満点ですが、
鳥にヤゴにフユシャクにとあちこち走り回ったるぞっと♪