彷徨った日〜恥ずかしい勘違い〜12.12/1

ここ日は、なんとも恥ずかしいさ迷い方をした1日でした。
本来は久々に淡水魚&ヤゴ方面の挑戦を企んでいたのですが、
ついでだから最近噂の鳥をおまけに見に行こう、と欲を出したのが悲劇の幕開け。
「そういえばあの山行ったことなかったなぁ、一度行ってみたいしな」
ということで早朝からイソイソと移動した次第ですが、
ネタばれになりますが、大阪には同じ名前の山が2つあるんですよね(爆
いや、こんだけアチコチ行っててそれも知らんかったんかというご指摘ごもっともですが
おかげでムダに汗だくになるわ、慌てて移動しても狙いの鳥は居ないわ散々な展開に。
でも最後に楽しい出逢いがあったから、まぁOKということにしておきましょうかね♪

<1>大阪府各地

  
というわけで、とりあえず地図見てやってきたのは奈良県境にある某山の山麓(笑)
ありゃ、なんか山頂に行くにはケーブルカーしかないぞ?でも、早朝っぽい写真あったよなぁ。
あ、登山道があるや。ブログにアップしているメンバーから考えると20分も歩きゃ着くだろう。
などと、よくよく考えるとこの時点で気付けよ、というノータリンな思考回路で
えっちら登山道を登り始めると、すぐに真っ赤に色づいたハダカホオズキの実(左)やら、
なんか面白げな雰囲気のアザミ類(右)やらを見つけましたが、
その後はかなりトんでもない急登坂が延々と続き、初手から汗だくグロッキーに(ToT)

  
ぜぇぜぇ言いながら1時間半くらいかけて山頂に到着すると、ナガバノコウヤボウキ(左)が
いい感じに色づいていたりもしましたが、周辺はすんごく濃密な霧(右)。オイオイ。

  
悔しいのでうウロしていると、ナカオビアキナミシャク(左)を発見。
近くにはヒメクロオビフユナミシャク(右)もいたりして、そういえばこの冬はフユシャク系も
狙ってみたいなぁということでしばらくマジメにあたりを探すことに。

  
小型のシャクガ類(左)もいましたが、お名前は調べてもイマイチ分からず。
あたりには模様の違うシャクガ(右)がいたので、これはフユシャク系かな?と思ってたら
どうやら、だいぶ擦れたナカオビアキナミシャクなんですね。えらい違いだな。

  
んで!おおっと思ったのは、こちらのクシヒゲシャチホコ。
いや、こいつは一度見てみたかったので嬉しい出逢いですぞ♪

  
でっかい髭をゆらゆらさせながら闊歩する姿(左)はなんともイキな感じ。
せっかくなので髭面のアップ(右)を撮ると、なんかスゴイ面白い表情じゃん♪

  
さらにウロウロすると、なんか面白そうなキノコ類(左)も発見。別の場所でも
ナカオビアキナミシャク(右)が見つかりましたが、かなりウロウロしても鳥屋さんの姿がない。
鳥自体も面白いものがさっぱり登場せず、しばし悩んで某氏に「場所違います?」と
お尋ねしたところで、はたと自分のとんでもない過ちに気付き、
赤面しながら大急ぎで山麓へ向かうことになったのでした。あ〜〜恥ずかしかった(=^^=)

  
ま、まぁ、実にいい感じの紅葉(左)が見れたからいいんだもんね、と強がりつつ
駐車場に戻ると、道端になんか面白げなセリ系植物(右)を発見。シシウドとかに似てますが
この時期まで咲いていたっけ?近づけなかったからよくわからなかったんだよなぁ。

  
んで、大急ぎで転戦してきた場所では、大勢の鳥屋さんがヒマそうにウロウロ(^^;
こ、こりゃダメそうじゃん。せっかく転戦してきたのに〜。
しょうがないのでうろうろすると、ヤドリギ(左)があったり、ヨメナ(右)が咲き残ってたりします。

  
そうこうするうちに、ふいにちょっと離れた場所にオオマシコ(左)が登場!
でもすぐに飛び去り、あとには葉陰でこそこそと餌取りするカシラダカ(右)が残っただけ…

  
探索範囲を広げると、なんか面白げな枯れ穂(左)を発見。これなんだっけ?
ウツボクサの枯れ穂(右)もあちこちにあり、いい風情をかもし出していました。

  
うろうろしていると、オオマシコが再登場。えらく色鮮やかな♂(左)、に加えて
♀(右)も登場しましたが、どうにもこうにも曇天がきつすぎて撮れるのはブレブレばかり。

  
でもしばらく見てると、ペアショット(左)がとれたのは予想外のラッキーでした
その後もウロウロしますが、カシラダカ(右)が出るくらいで、期待していたハギマシコは
登場されず。ベニマシコも出ましたがシャッター押した瞬間に消えちゃうし。

  
あたりには、なんか面白い感じに色づいたスイカズラの葉(左)を発見。
ちょっと驚いたのは、こんな場所にもナルトサワギク(右)があったこと。

  
まだ辛うじて咲き残っているシンテッポウユリ(左)があったのもビックリでしたし、
このクソ寒いのにナニを勘違いしたのか狂い咲きしたタチツボスミレ(右)も発見。

  
先ほどの場所に戻ると、再びオオマシコが登場して、のんびり地面で餌採ってました。
バリバリに色が出ている個体で、撮ってて楽しいですねぇ。

  
♀(左)もチョコチョコと動き回っていましたが、見ているほどに♂に寄り添って
朝よりもさらにカンペキ度の高いペアショット(右)を撮らせてくれてちょい小躍り☆
しかし、この後も特に成果はなかったので、諦めて本来の目的地に移動することに。

  
でも、移動中に、地図を見ていると、一度は行ってみたいと思っていた某池が近いことを発見。
それでは、と行ってみると、のんびりと羽繕いしているコガモ(左)やら、
デジスコでは撮れないくらい至近距離でのんびりしているダイサギ(右)なんかに遭遇。

  
んで!
予想以上にものすごくあっけなく逢えました。噂のタヌキ軍団です。
人影を見て、コロコロと転がるように出てくる10匹近くのタヌキってのはすんごい可愛い♪

  
せっかくなのでデジスコでアップのショットもバシバシ狙ってみますが、
これがまぁ本気で可愛くてもう悶絶状態。いやぁマジでたまらんねぇ。

  
というわけで、しばらく一人でウハウハいいながらひたすら連写。
実は恥ずかしながら日中にタヌキ撮るのはほぼ初めてなんですよね。

  
しばらく見てると「なんだなんもくれないじゃん」と引き下がり(左)、他の人が通りかかって
のぞきこむと「なんかくれるの?」と走り寄ってくる繰り返し。
ぱかっとアクビするところ(右)も撮れちゃったりして、いやはや、かわいすぎる♪

  
よく見ると、その中に変な個体(左)が1匹混じっていました。アナグマ?と思いましたが
どうやら皮膚病で顔の黒い部分がちょうどなくなったタヌキみたい。印象変わるなぁ。
「俺は撮らんのか」とばかりずいと近づいてきたアオサギ(右)をパチリと撮って
本来の目的のヤゴ方面に移動しましたが、その頃にはさすがに日暮れ間近ということで
本格挑戦は翌日に変更して、場所の下見だけでひきあげたのでした(笑

ということで、なんとも恥ずかしい展開の1日でした。
まさかの「山まちがい」は我ながらビックリ仰天しましたね。
ってか、1時間半急坂を登った時点でなんか気付けよ、と自分にツッコミいれますが(笑
まぁ、でもおかげで久しぶりにきっちり運動できましたし、
クシヒゲシャチホコとか逢えたから、よかったとしときましょう。うんうん。
そのあとも、真っ赤なオオマシコにもきちんと逢えましたし。
なによりもタヌキ三昧ができたので、もう充分大満足。
このポイント、すでにかなり有名な場所ではありますが、ミーハー根性で
行ってみる価値は充分にあると思います。オススメですぞ!
(あ、場所を知りたい人はこっそり問い合わせください)
肝心の、本来の目的である方のヤゴ探しは場所の下見だけになりましたが
これは翌日にきっちり再挑戦してきましたので、乞うご期待かな?


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