自爆関東旅A〜満点のオチ〜12.11/25

この日は、発作的関東自爆旅その2日目。
本来はなかったはずの房総半島のんびり探索日です。
秋空はうららかに晴れ上がり、これは楽しい1日になりそうだなぁ〜
ってな雰囲気でしたが、これがもののミゴトな展開で
辛うじての成果はあったものの、全体的に空振りに次ぐ空振り。
それも確実視していた場所でのイタイ空振りが続き、もう気分的にヘロヘロ。
現地でお会いした方々も、私の不運に巻き込んだ気がして気後れする状態(^^;
さらに最後に降ってきた見事なオチ的厄災は本編でお楽しみを(笑

<1>房総半島各地

  
この日の早朝は、前から目星をつけていたエリアでの湿地探し。
歩き始めると、強烈な霜に覆われたチカラシバ(左)やら、イヌホオズキ(右)やらを発見。

  
薄暗いエリアでは、花の終わりかけたカントウヨメナ(左)やら、シラヤマギク?(右)
やらも見つかりました。ものすごい薄暗くて撮影は難儀でしたが。

  
ご立派な幹事のコモチシダ(左)もあちこちにありましたし、さすがに花は
開いていませんでしたが、あちこちにリンドウ(右)も見つかって嬉しくなります。

  
うろうろすると、実にいい感じにリュウノウギクが咲き誇っているエリアも発見。
しかし、期待していた湿地はというと、現地に来てみるとどこがどこだか
さっぱり分からず、たどり着けないというキョ〜レツなオチに(笑

  
悔しいので周辺のため池を見て回ろうとすると、なんかえらく派手なアザミ類も
いくつか発見。この手は相変わらずよくわからないけど、ノハラアザミ(左)と…
右はタイアザミでもなさそうだし、なにもんだっけなぁ。

  
なんか面白いフォルムのシラヤマギク類?(左)がパラパラと咲いている場所も
ありましたし、ホタルトビケラ(右)に逢ったりもしましたが、結局よさげなエリアは
まったく見つからず、網を出すこともないままにタイムアップ。
いそいそと移動を開始しますが、房総半島は予想以上に道が悪く予想外に遅くなることに…

  
んで、やってきたるはルーミス狙いのいつもの谷。歩いていくと、予想外にも
知人数名を含む10人以上の蝶屋さんが集結していて驚きましたが、
開口一番「ありゃこんな日に。いやぁ、ありえないくらいダメですよ。ぜんっぜん」。
数度高くを飛んだだけで、この時期にこんなに見ないのは初めてだとか、とほほ。
しょうがないので一緒にボ〜ッと待っていると、真っ赤な実をつけたモチノキ(左)を発見。
ふわりとキタテハ(右)が登場してくれたりもしましたが、君じゃぁナァ。

  
うろうろと探し回ると、ホソミオツネントンボ(左)が何度もご登場。
まだまだ元気なオオアオイトトンボ(右)も、予想以上にアチコチで飛んでいました。

  
ふいにえらい至近距離にウソ(左)も登場。これ、テレコンなしです。一瞬だったけど。
その後も粘りますが、何度かムラサキシジミ(右)が出るくらい。
ルーミスもいるにはいるんですが、メチャクチャ高くをちょこちょこっと飛ぶくらいで…

  
うろうろしていると、咲き残りのキッコウハグマ(左)を1つだけ発見。
おおっと思ったのは、なんか枯れ木にもぐりこもうよしていたクマバチ(右)。
あまりイメージなかったんですが、こいつらって成虫越冬なんだっけ?

  
いい雰囲気の花をばさっとつけているヒイラギ(左)もありましたし、少し旬は過ぎた
感じでしたが、シロダモ(右)も地味な花をつけていたりしました。

  
相変わらず目立つ実をがさっとつけているイズセンリョウ(左)もありました。
中途半端な状態の株(右)もありましたが、これは花が終わった状態なのかしら?

  
あたりにはハコネシダ(左)がバラバラと見つかったりもしましたが、その後も成果なく
凄腕な方々も次々と諦めて引き上げられ、厳しそうな状態・・・
居残り組み数名で遊んでいると、ムラサキシジミ(右)は何度も出たんですが。


などと諦め気味になっていた時です。
ある方が「ま、一応」と言いつつ長竿を振ると、ふわりと怪しい影が地面に舞い降りました。
みなさん慌てて駆け寄ると、そこに鎮座しているのは、ルーミス様じゃないですか!

  
しかも、そのままそこでばさっと大全開に翅を広げてくれたのでホンキで感涙。
割とすぐに高く飛び上がってしまいましたが、確実に大空振りだと思っていたのに、
最後の最後でのドラマチックな逆転劇。ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました♪

  
その後は2度目のラッキーもなく、早々に諦めて引き上げようとすると、道中で
実をつけ始めたアカバナ(左)や、かわいいイタチササゲ(右)を見つけたりします。

  
さらに移動していくと、途中で海岸べりをのんびりと歩くクロサギを発見。
久々の撮影で嬉しくなりましたが、逆光気味の黒い鳥は撮りにくいことったら。

  
あたりにはセグロカモメも結構な数いましたが、怪しげな個体はさっぱり混じらず。
んで、そのまま最近某所に出没しているというホオジロカンムリヅルを最後に見てって
オチにしよう、と思いましたが、現地に行ってみると「最近いないんですよ〜」
悔し紛れにしばらく探しましたが見つからず、涙のオチとなったのでした(笑

ということで、なんともしまらぬ1日でした。
ルーミスについては、ご一緒いただいた方々のおかげで奇跡の1匹が
撮れたのは本当に嬉しい限りなのですが、本来はこの時期は乱舞が見れるはず。
最後のホオジロカンムリヅルも、以前銚子あたりに出たときには
ついでに見に行こうと思っていたら猟師に撃たれてしまい、琵琶湖に出たときは
見に行った時には既に大きく移動していて、そのうち岐阜に居着いてる
という情報を手に入れたと思ったら、電車に撥ねられるという縁のなさだったので
籠脱けのオマケながら、初めて会うのを楽しみにしてたのにナァ(^^;
んで。
この日の大満点のオチは、この後の帰路。
まず、房総から都心までの間がどうにもならないくらいみっちりな大渋滞(^^;
1時間半かけてIC3つ分移動する、くらいのスピードで
どうにもならんので下道に下りると、そこはそこで渋滞にハマり、
泣きながらようやく別ルートの高速に移ってもやっぱりそこも渋滞。
ようやく都心を越えたのはPM8時過ぎで、ヘロヘロになりつつブッ飛ばして
東海まで来たら、深夜にもかかわらずなぜか15kmのすごい渋滞に(ToT)
結局帰宅はAM3時を大きく越したのでした。なんともいやはや。


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