いきなり奥秩父〜蛾まみれな夜〜 12.10/6
  
<3>奥秩父某所 続き

  
さて、大興奮の後、さらにウロウロすると、かわいらしいクワゴ(左)やら、
ビロードナミシャク(右)やら、面白い出会いは次々と続きます。 

  
ミミズク(左)もふらりと登場しました。何度も見ても進化的適応性の感じられないフォルムだねぇ。
こちらもなかなかかわいいデザインのコヨツメアオシャク(右)も御登場。

  
そろそろ場所を変えるか、ということで撤収準備を始めると、これでもかというくらい
ボロッボロのムクゲコノハ(左)が御登場。わぁ、擦り切れてる感がハンパないな。
などと思っていると、灯りの外側をバシバシと飛びまわりはじめたのは…
うわ、これムラサキシタバ(右)じゃんか!

  
これが暴れまわるは、降りたら翅を閉じるわ、おまけに橋の欄干の下の
ちょうど撮りにくい場所にすぐ潜るわで散々苦労しましたが、なんとか
色鮮やかな下翅も写すことができたのでした。嗚呼、大願成就。

  
その後、再びボロボロのキシタバ?(左)やら、カシワマイマイ(右)やらが
登場しましたが、それ以上の成果もないので、場所をチョコッと変えてみることに。

  
しかし、お次の場所は、予想に反して虫影がえらく薄くて寂しい雰囲気。
かわいいキノカワガ(左)に続いて、なんかえらく真っ赤なツノアオカメムシ(右)は登場しましたが。

  
ここでもでっかいカシワマイマイ(左)が御登場。クスサン(右)はあちこちで
バタバタ暴れていましたが、それ以上の大物はなかなか登場しないんです。

  
ふわりとジョナスキシタバ(左)が登場してくれて感激という一幕も有りましたが、
翅を広げてくれる前に飛んでしまって…
ムラサキシタバも一度登場したものの、ドタバタ暴れまくった挙句に
ふわりと飛んではるか遠くに消え、代わりにヒメヤママユ(右)が撮れたくらい。

  
ちょっと嬉しかったのは、久々のヒメツユムシ。でも、すぐさま
草むらの中にもぐりこんでしまって、背面が撮れただけだったのは残念ですが。

  
かわりに登場してくれたのは、シロシタバ(左)。しばらくするとぱっかりと
下翅(右)も大全開に見せていただいて、なんとも嬉しくなります。

  
クスサン♂(左)も登場しました。後翅の目玉模様がなんとも妖艶ですな。
面白いフォルムのエグリツマエダシャク(右)も登場したりします。

  
さらに場所を変えると、残念ながらかなり強い雨が降り始めました。
そんな中、もう1種類の大物秋蛾を探しますが、登場したのばボロッボロのベニシタバ。

  
クラミズウマとかかな?おもしろげなカマドウマ類(左)もいましたし、お久しぶりの
コロギス(右)も登場してくれたりしますが、狙いの蛾は登場せず。

  
ムサシセモンササキリモドキ?(左)もいましたし、なぜか泥まみれのサワガニ(右)も
登場しましたが、それ以上の成果はなくタイムアップ。

  
帰路の途中、一寸野虫さんたちに面白いポイントをご教示いただくと、
大雨の中だったのに、ベニシタバ(左)や、なんか面白げなキシタバ類(右)に遭遇。

  
かわいらしいキエリグリシャチホコ(左)もいましたが、ビックリしたのは
1匹だけ登場したヤママユガ(右)。やっぱり今年はちょいと季節が遅れ気味なのね、
ということで妙に納得したフィナーレとなったのでした。

というわけで、予想をはるかに越えたメチャクチャ楽しめた1日でした。
ご一緒いただいた皆様方、本当にありがとうございましたm(_ _)m
いくつか取りこぼしはあったものの期待していた面白系の蛾も結構出ましたし、
なによりも埼玉県3例目というド級の大珍品が拝めたのがなにより。
本当に楽しいフィールドでしたので、また来年も更なる大物狙いで遊びに
行きたいと今から虎視眈々と狙っておりますので、どぞヨロシクです♪
しかし、やっぱり蛾も面白いなぁとつくづく実感した1日でした。
小さな発電機を買って車に積んで、どこかでいきなり蛾幕張って・・・とか
今回拝見した強力懐中電灯ならガソリンが要らんなぁとか
怪しい算段をいろいろ考え始めています。
ついでに甲虫系も狙えるな、というのがさらなる魅力なんですが
問題は遠出の際にこんなもの持参し始めたら、さらに睡眠時間がなくなるゾ(笑
まぁ、倒れない程度にアレコレ企らみはじめましょうかね☆


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