猫の目天気に@〜水辺巡り〜12.9/1
この日は、比較的近場をチョロチョロした1日でした。
夕方に用事ができたので遠出もできず、しょうがないので
主に湿地関係を中心に気になっていた場所を数箇所巡りましたが
朝っぱらは今にも降りそうな天気だと思いきや
いきなり何の前触れもなく雲ひとつない大快晴になって一気に酷暑になり
こりゃたまらない、と逃げ出して目的地を変えたら
さいど曇天、そのまま小雨、というまったく人をバカにした展開に(笑
ささやかな成果はあったものの、予想外の空振りも多数で
ちょいとしまらん展開の1日となったのでした。
<1>阪神間各所 |
この日は諸事情でちょっと遅めのスタートでしたが、まずやってきたるは
前回大空振りを食らった海岸。大満開のヘクソカズラ(左)に感嘆しながら歩くと、
海岸には早くもヒドリガモ(右)が飛来していました。テレコンもってなくて豆粒ですが…
しかし、何とか生き残りがいないかなぁと探してみたもののやっぱり某ハチは空振り。
アオスジアゲハの幼虫(左)やら、アカボシテントウ(右)やらがささやかな成果でした。
しょうがないので大移動してやって来るは前からこの時期に挑戦してみたかった水田地帯。
能動を闊歩するアマサギ(左)なんか見ていると、一面に咲くヒレタゴボウ(右)を発見。
おおっと思ったのは、こちら。一面に咲き誇るウキアゼナ。
ここまで絨毯状だったのは初めてなのでビックリでした。どっちかといえば浮遊系なのになぁ。
さて、あぜ道に隠れているチュウサギ(左)なんぞ見ながら、じっくり進むと、
狙いのジシギ類(右)が時々隠れているのが見つかります。でも草茫々で…
ようやく比較的見やすい場所にいる個体を発見。しかし、このときには雲がさらに厚くなり、
薄暗い中、あれこれポーズは撮ってくれたのですが、ブレボケ三昧。
とりあえず、図鑑とにらめっこした結果、チュウジシギだとは思うのですが…
さらに探索範囲を広げてウロウロすると、めちゃくちゃいい場所にいる個体を発見。
しかし、撮っていると急にばさっと晴れ上がってメチャクチャ暑くなったんです!
その個体は水田に入ってチョコチョコした後で、尾羽も披露してくれましたが
角度悪いし草かぶってるし…まぁ、これもチュウジギでいいんでしょうね。たぶん…
ふと気付くと、そのあぜ道の奥の方にタマシギも登場。なんか華奢なので
今年生まれの若鳥かな、と思いますが、これも久しぶりの撮影なので嬉しくなったり。
その後もウロウロすると、コチドリ(左)やら、ケリの群れ(右)やらのいるエリアを発見。
じっくり探すとイロイロいそうな感じでしたが、まぁなんせ一気に酷暑になって
暑いのなんのって……車の中から撮影していると、あっという間に全身ぐしょ濡れになる程。
ちょこっと曇った間に、ムナグロも御登場しましたが、このあたりであまりの暑さに
ちょっとクラクラしてきたもので、大きく場所を変えてトンボ方面に転戦することに…
しかし、移動してきたら今度は再び分厚い雲。なんやねんそれ(>_<)!
しかもうろうろすれど、ヒメアカネ(左)が少数見つかった程度で、
しょうがないので、ノンビリ浮いているヒメアメンボ(右)なんて撮って遊んだり。
ピョンとショウリョウバッタモドキ(左)が登場したりもしました。湿地では、大柄な
アギナシ(右)も咲いていましたが、あまりに大柄なので花だけしか撮れず中途半端。
ちなみにこの場所では、期待してた沈水植物系が壊滅状態になっていて
期待していたタヌキモ類なんかもさっぱり見つからず。むむむ。
でも、大珍品、ホソバヘラオモダカは数株だけ残っていてくれて一安堵。
しかし、ザリガニでも大繁殖したのか、なんとも先行き不安な感じですねぇ…
さて、さらに場所を変えてみると、池の縁に大量のミズオトギリを発見。
ちょうどイイ時間だったらしく、ピンク色のかわいい花が大量に咲いていて嬉しくなります。
ここではムカゴニンジンもかなりの株数が見れました。巨大な株が多かったので、
ヌマゼリが混じっていないか探しましたが、さすがにそんなラッキーは到来せず。
水辺にはそこここにサワトウガラシ(左)のかわいらしい花が咲き乱れていましたし、
ホシクサ(右)もあったりイイ雰囲気でしたが、狙いの赤トンボ系がなぜか皆無。
例年だと各種わんさかいる場所なのに、なにひとついません。え〜、なんで?
悔しいのでさらに場所を変えると、道端に大満開のキバナノマツバニンジン(左)を発見。
しかし、ここでもマイコアカネ(右)が1匹いただけで、アカネ類皆無。
夏枯れ時期とは言えどもあまりに納得意かんぞ、と憤慨しての〆となったのでした(笑
ということで、久しぶりのジシギとか嬉しい展開はあったものの
なんか中途半端な展開になった1日でした。
雲が切れた瞬間の、体感温度の急上昇っぷりったらスゴかった…
車の中が「涼しい→サウナ」にあっというまに切り替わりましたから(^^;
ここのところ「暑い」「肌寒い」の真ん中くらいの
「ちょうどいい塩梅」というのがなくなっているようで納得いきませんねぇ。
そして、後半のトンボなんかの空降りっぷりも不思議。
そろそろいろんなアカネ類が見れる時期なんですけど、どうにも夏枯れなのか
ものすごいハズれ年なのか、なんだかなぁ…
まぁ、季節も秋に差し掛かり、生きものの世界も大きく変わる頃。
さらなる出会いを求めて、あちこち力一杯頑張るぞっと♪