猫の目天気にA〜無目的放浪〜 12.9/2

この日は、前日に続いて猫の目天気に泣かされた日そのA。
あまり深い意味もなく、但馬から丹後までうろうろしてきた1日でしたが、
『ドン曇→バカッ晴れ→ドン曇→雨→バカッ晴れ→大豪雨』
という、猫の目というよりは、情緒不安定といいたくなるくらいの見事な展開。
おまけに本来の本命は、1つを除いてどれもこれもノーヒットと
言いたくなるくらいの大空振りっぷりでしたが
なんやかんやでかなり手広くあちこち走り回ったこともあり
意外と面白い出逢いがアレコレ続いた1日でもあったのでした♪

<1>丹後半島周辺

  
まずやお約束の前夜祭から。この日はコンビニ等々では虫影少なく、こりゃ空振りかと
思っていましたが、最近見つけたマル秘ポイントではワンワンと蛾が飛んでいました。
まずは、サザナミスズメ(左)と、ものすごく久しぶりのキシタバ(右)なんぞ。

  
白黒模様のものすごく印象的なキバラケンモン(左)もいましたし、かなりスレ気味ではありましたが
新芽模様のアオスジアオリンガ(右)もこっそり隠れていたり。

  
ヒメマダラエダシャク(左)もいました。よく見るユウマダラエダシャクに比べると小柄でかわいい♪
あとは地味ながら自己主張のはっきりした模様のマルモンシロガ(右)も発見。

  
うわっと思ったのは、ここらへん。いずれも毒アリマス系のモンシロドクガ(左)
とキドクガ(右)です。うっかり手を付いたらえらいことだったなぁ。

  
いつ見ても不可思議な模様のハガタエグリシャチホコ(左)も見つかりました。伊達モンやなぁ。
キシタバ(右)はその後も何度か出てきたものの下翅は撮影できず無念!

  
カギシロスジアオシャク(左)なんかはベタベタとつきまくっていました。
どでかいオオアヤシャク(右)もちょいとボロながら御登場。  

  
バタバタ暴れまくっているコベニシタヒトリ(左)もいましたが、暴れすぎるのでこれ1枚撮れただけ。
この日もモモブトシデムシ(右)が登場しましたがこの場所は多いのかなぁ。  

  
散々遊んだ後で朝食仕入にコンビニによると、久々に見るガムシ(左)が飛来していてビックリ。
セスジササキリモドキ(右)もたくさんきてました。そっかもうそんな時期なのか。

  
さて、夜が明けて最初はまず水田地帯で鳥探しに挑戦しましたが、以前は結構あった
放棄水田とか、工事現場の水溜りとかが全くなくなっていて期待のシギチは何も見つからず。
電信柱でのんびりしているコウノトリ(左)には逢えましたけど。
しかたないので川辺をうろうろすると、えらくご立派なイチビ(右)を発見。

  
おおっと驚いたのは、あたり一面にゴシャッとはびこっていたタコノアシ。
こんな感じの大群落がアチコチにありましたが、キミって絶滅危惧種だよね?

  
ついでだから花のアップ(左)も撮ってみました。こうなるとから、結構かわいいね。
あたりには大柄なシロネ(右)の群落もありましたが、ここでまた予定外の問題発生。
以前は川辺まで出るルートが結構あったのですが、なんかすごく近づきにくくなってんです。
しかも折からの超曇天でいつまでたっても肌寒いし、どうにもこうにも。

  
それでもうろうろしていると、ふいにツマグロキチョウ(左)が登場してちょいビックリ。
アジアイトトンボ(右)もふわふわと飛んできたので、ついでにパチリと撮影。

  
ツユムシ(左)もこちらを睨んでいました。これでもすごく満開状態のオオオナモミ(右)
なんかも見れましたが、狙いのナゴヤサナエは、予想もしない道端からプイと
飛び立った個体がいただけで、それっきり散々探すも二度と見つからず。むむぅ。

  
それでは、と場所を変えて海岸に来ると、ここでいきなりバカッ晴れ!
先ほどまでとの体感温度差は何十度じゃと笑いたくなるくらい、ジリジリと焦げそうな日差し。
速攻でへばりそうになりつつうろつくと、あちこちにキレイなハマニガナを発見。

  
ハマナデシコとかでしょうか、なんかおもしろげな雰囲気の葉(左)もたくさんありました。
すでに終わりかけではありましたが、カセンソウ(右)も見つかったりします。

  
ちょいとビックリしたのは、すでにかなり満開に近くなっていたトウテイラン。
晩秋の花のイメージでしたが、そうかいつの間にか季節は進んでいるんですねぇ…


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