ウスイロ作業日〜但馬微風〜 12.6/23

この日は、お久しぶりのウスイロヒョウモンモドキ生息地での作業日。
トランセクト調査ルートの草刈などなどの、こまごました作業なので
久しぶりのエンジンカッターを味わってきた次第ですが、
当然この素晴らしい時期に但馬に行くからには…
ということで、お約束のゼフィルス方面にもいそいそと挑戦するも
「ほぼ無風」といいたくなるくらいの空振りっぷりに
逆にビックリするという、不思議な展開の1日だったのでした(^^;

<1>但馬地方各地

  
まずは、まだ夜な時間帯の前哨戦から。諸事情で高速SA巡りを
決行することになると、さっそくオビガ(左)やえらく脚色の黒いヤブキリ(右)を発見。 

  
ビックリしたのは、あちこちで見かけたマイマイガ(左)。多いナァと思いつつ、
ふと外灯をみあげると、柱がべったり埋まっていて(右)吃驚仰天。

  
あたりでは、なんかいい感じのカトカラ類も見つかりました。
下翅も見せてくれずに飛んでしまいましたが、これはゴマシオキシタバ?

  
誰かに踏まれていましたが、他のキシタバ類の死骸(左)も見つかりました。
天井高くにでしたが、ミズイロオナガシジミ(右)がいたのも結構サプライズ。

  
その後、大移動して、前々からめぼしをつけていた場所に行くと、そこはなかなか
すごい競演になっていました。大量のオオミズアオの翅(左)やら、
ばらばらとこれまたオミゴトなくらいの数のシンジュサンの翅(右)やらが見つかります。

  
うろうろしてみると、 ウコンカギ(左)南下も見つかりましたし、あいも変わらず
不思議なポーズのウストビモンナミシャク(右)も発見。

  
クロテンケンモンスズメ(左)も見つかりました。そして、ちょいと意外だったのは、
交尾中だったヒゲナガカワトビケラ(右)。交尾シーンは考えたら初かも。  

  
i色鮮やかなゴマケンモン(左)もいました。近くには、なんか面白げな
模様の蛾(右)もいましたが、こちらはお名前調査中。

  
キノカワガ(左)も見つかりました。こんな場所でも擬態効果大だねぇ。
バタバタとキドクガ(右)も登場したので、ちょいと慌ててみたりとか。

  
クルマスズメ(左)も何匹か落ちていましたし、バタバタとえらく騒々しく飛び交っては
こちらに激突してくるはた迷惑なクチバスズメ(右)にも遭遇。

  
少し場所を変えると、オオミズアオ(左)もようやく生きている個体を発見。
近くには小型ながら非常に美しい、ツマグロシロノメイガ(右)も見つかります。 

  
ギンシャチホコ(左)やら、シロオビドクガ(右)も見つかったり、なかなかの成果に
心休まりつつ、とりあえずはいつもの山麓でしばし仮眠。


んで、まだ薄暗いうちに山道をえっちら上っていくと、我が愛車がようやく
10000kmの走行距離を達成されました。うん、ペース落ち気味かな?

  
山頂に到着すると、はるか広がる雲海のかなかたらの日の出(左)というすばらしい
風景を見ることができました。それではと気合を入れてしばし長竿をぶん回して
みますが、相当頑張って、ぼろぼろのフジミドリシジミ(右)が一匹だけ。ありゃ?

  
気になったのは、そのあたりに見つかったテンナンショウ類。
葉は細めで、花の先端だけ紫でなかなか面白いですが、なんて種類なんだろう…

  
場所をちょっと変えてみると、意外にもお久しぶりのショウキランを発見。
かつては群生していた場所なので、ようやく復活傾向なのかな?

  
しかしそのあたりでも、期待していたアイノはさっぱり飛ばず、
長竿を散々振り回したら、ようやくフジミドリシジミ♀が一匹だけ登場。
予想外の成果の薄さに、いや〜な予感がしてきます(^^;


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