OFF会再び@〜蛾幕遊び〜 12.6/2

ここの日は、またぞろ不思議なOFF会が開催されておりました。
はるばる関東より「相模国之自然スケッチ」の一寸野虫さんと、「Faunas & Floras」の
真神ゆさんが、広島まで遠征してこられて、「野道を行けば」のTODさん&Ashさんが
ご案内するというスペシャル企画に乱入してきたんです。
お二方は金曜から広島入りし、既にトんでもない大成果を上げられていたので、
本来はアサイチから参加したかったところですが、仕事がらみの所用があり、
なんとか切り上げてすぐに高速ぶっ飛ばして夕刻合流という次第。
さっそくライトトラップの準備がてらウロウロすると、初手から仰天の出逢いがあり、
ライトトラップのほうも成果濃密で初手から大興奮スタートとなったのでした☆

<1>広島県北部某所

  
というわけで、夕刻に合流してすぐ、夜のライトトラップ設営にむかうと、
なぜかすぐ側の樹にオナガアゲハ(左)やら、イチモンジチョウ(右)やらが御登場。
その後、TODさん&Ashさんがライトトラップをなんとも手際よく組み上げていくのを
惚れ惚れと見ながら、ここまでの戦果話をいろいろお聞きしていると、
「今年はニシキキンカメムシが異常発生です。もう6匹も見ました」とただならぬお言葉。
それでは、とイソイソとあたりのツゲを見て回ることにすると…

  
わ!いた!…しかもこれ、産卵個体だ!
というわけで、まさかの初手から大成果にビックリ仰天。もう目を白黒状態。

  
驚いたことに、同じ樹にもう1個体、ニシキキンカメムシ(左)が鎮座していたのでした。
しばらくすると先ほどの産卵個体が飛び去ったので、卵(右)もアップでバシバシ撮影。
しかし、でかい卵だなぁ。その場で見てなかったら、カメムシの卵とは思わないよなぁ。

  
それでは、ということでさらにうろうろすると、ものすんごい大満開のニガガシュウ(左)を発見。
盛りは過ぎた感じでしたが、ツリバナ(右)なんかも見つかります。

  
咲き残りのバイカイカリソウ(左)なんぞ見ていると、真神ゆさんが、ニシキキンカメムシ(右)を
もう1匹発見。ほんの10分くらいで3匹ってのは、あまりにも凄すぎる密度です。
…しかし、恥ずかしながら私はここ5年ほど、毎年せっせとこの場所に通いつめてはニシキキンを
かなりしつこく探し回って、今年ようやく幼虫を1匹見つけて有頂天になっていたんですが、
なんだこの価格下落っぷりは、となんともフクザツな気分になってみたり(^^;

  
あたりには、これでもかというくらいド大満開のイボタノキ(左)もありましたし、
すっかり実になっていましたが、キビナワシロイチゴ(右)も見つかったりしました。

  
ツゲにはお約束のオオキイロアツバ幼虫(左)もいまいsたし、なぜか翅を半開きにしている
不思議なベニボタル類(右)にも遭遇。その後、大急ぎで食糧を買い込んで、
ワクワクしながらライトの前で待機することに。 

  
待つほどに、次々と虫影が濃くなってきて、なかなか興奮すべき状態に。
まずは小さな辺りから、ヒメハイイロカギバ(左)やスカシノメイガ(右)をご紹介。

  
大きな辺りでは、モモスズメ(左)やらエゾスズメ(右)も御登場しましたが
この夜は大型蛾は少なめでした。まぁ小粒で楽しいのが多かったから問題ナシだけど。


  
おお〜っと感激したのは、小型ながらなんともイカす模様のエゾヤエナミシャク(左)。
 エチゴハガタヨトウ? (右)もパラパラと何個体かご登場されました。

  
よく見ると凝った模様のクロクモヤガ(左)やら、グラデーションのキレイな
オオバコヤガ?(右)やら、地味な中にもワザの光る系も多数登場。

  
色鮮やかなコヨツメエダシャク(左)や、何度見ても面白い模様のキブサヒメエダシャク(右)
など、小粒でもいい味出している種類もあれこれ見れて興奮度が上がります。  

  
オオッと思ったのは、珍しくおとなしく鎮座していたヨツボシモンシデムシ。
しかし、頭についた大きなダニがなんとも気の毒。このサイズってジャマだろうなぁ…

  
一寸野虫さんがよぶところの「眩暈」こと、ナカキエダシャク(左)も御登場。
うん、確かにキミを見ていると、妙に落ち着かなくなる模様だ、
こちらはビックサイズのオオゴマダラエダシャク(右)も登場されました。

  
地面を探すと、さらにエチゴハガタヨトウ?(左)を追加で発見。といっても
なんかイマイチ自信ないんで、間違っていたら、こっそり教えてくださいね(^^;
面白い模様の ミツボシツマキリアツバ(右)も登場されました。

  
いい感じの模様をした小型のシャクガ類(左)も発見。ここまで小さいと名前分からんなぁ。
分かりやすく伊達モノ系のアトクロナミシャク(右)も登場しました。

  
小型ながらインパクトの強いモモイロツマキリコヤガ(左)も発見。そして、
お久しぶりの超インパクト蛾、ベニトガリアツバ(右)も一瞬だけ登場されました。
しかし、いつ見てもうそ臭いというか意味の分からん色ですねぇ。進化適応の中で
このショッキングピンクを選択した理由を一度じっくり問い詰めてみたいもんで。  

  
おもしろげなカギバ類も次々登場されました。ということで、アシベニカギバ(左)やら
アカウラカギバ(右)やらを御登場。この手のグループも好きなんですよねぇ。  


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