岡山登山旅〜天南星探索〜 12.5/26
  
<2>岡山県各地 続き

  
杉林の中では、おもしろげなテンナンショウ類を発見。雰囲気としてはヒロハテンナンショウ
なわけですが、葉と花の高さがビミョ〜な感じ。一応ヒロハでいいんだよね?

  
薄暗い場所では、大量のタニギキョウ(左)にも逢えました。さらに下っていくと、
えらく大柄なテンナンショウ類(右)も登場。これはマムシグサの範疇かな?
う〜〜〜ん、高いけど、テンナンショウ図鑑を買いたくなっちゃいますねぇ

  
さらに歩いていくと、ちょいと判断に悩むテンナンショウ類(左)も発見。
ヒロハにしちゃ大柄だし、コウライにしちゃ花の位置が低すぎるし?
この次期のお約束であるにぎやかなタゴガエルの声に、思わず声の出所である
岩のくぼみをのぞきこむと、なぜかそこにいくつかの卵(右)を発見。
穴の中は卵で満杯で、いくらかあふれ出してたみたいですが、いいのか?

  
かな〜りビックリしたのは、そのちかくでなんかやってたマイマイカブリ(左)。
あ、カタツムリを襲っているのね、と思いつつよく見たら、食ってるのはサワガニ。
え、オマエはそんなものまで食うんだったのか?
と悩んでいると、その脇からピョンとなんか奇怪な物体(右)が登場。

  
え!? これがよくよく見ると、なんとクチキウマ類で、
しかも分布域的には、憧れのヒョウノセンクチキウマじゃないですか!
嬉しくなってバシバシ撮りまくってからフト気付くと、
先ほどのマイマイカブリはその隙に逃げてしまっていたのでした。
てなわけで、Yさん、御献上し損ねました。スイマセン。

    
撮りにくい場所でしたが、コケイラン(左)も発見。車の近くまで戻ってくると、
ヒメクロサナエ(右)も登場してくれましたが、ビックリしたのは
駐車場に戻ると登山客であふれまくっていて、入りきらない車が道沿いに
ずらっとならんでいたこと。本来は、とりあえず荷物放り込んで
周辺をさらに散策する作戦だったのですが、「あ、車出すんですか」と
期待に満ちた目で見つめられたので、すごすごと退散(笑

  
んで、やってきたるは連戦連敗中の某所。今年は季節の進行的に
ありじゃないかな〜、と思いながらやってくると、ちょうど大満開のトベラ(左)発見。
なぜかえらく明るい場所にいるホソバミドリヨトウ(右)も見つかりました。

  
オガタマノキの葉を見ると、すでに超ミニサイズのミカドアゲハの幼虫(左)がいて、
ちょい遅かったかなぁと嘆いていると、ふいに近くにミカドアゲハが登場!
しかし、これがまた高くを無軌道にビュンビュン飛び回りやがって、こんなん
撮れるわけないわ、というどうしようもない状態。
ムチャクチャに連写したら、1枚だけギリギリ端っこ(右)に写ってましたが…

  
悔しいので周辺をウロウロしますが、やたらめったらテングチョウ(左)が目立つばかり。
きれいなウラギンシジミ(右)もいましたが、なぜかテングチョウに追われてました。

    
ノンビリ散歩中のウシカメムシ(左)も発見。フワフワとホシミスジ(右)も登場しましたが、
カエデの上だから、ミスジチョウかと期待しちゃったのはヒミツ。

  
大満開のスイカズラ(左)もありましたし、よくよく見るとこれでもかというくらい
花盛りのスダジイ(右)もあったりしますが、ミカド様はなかなか再訪されません。

  
ふいにイシガケチョウ(左)が登場したりもしましたが、この1枚撮っただけで
高く飛んで逃げやがって…。葉上ではシマサシガメ(右)が笑うようにこちらを見てました。

  
超小型の可愛らしいハチ(左)も登場。数ミリサイズだけど、どのグループかな?
あたりにはクスノキが大満開なので、花のアップ(右)を撮って遊んだり。

  
トベラにアオスジアゲハ(左)が飛来したので、ノンビリ撮っていると、いきなり
別の個体が乱入してくる(右)一幕も。その後、ミカドアゲハ様は二度ばかり、はるか遠くを
ビュンとばかり飛びすぎてくれただけで、どうにもならなそうなのでギブアップ。
ま、まぁ、ハミだしショットだけど、昨年よりは若干だけ進歩ということでヒトツ(^^;

  
んで、さらに移動してきた場所では、いい雰囲気のテイカカズラ(左)があったり、
湿地には大満開のシラン(右)が彩を添えていたりします。

  
そういえば、と思いつつ覗き込むと、お久しぶりのキビヒトリシズカを発見。
まぁ当然ながらとっくに実になっていましたわけですが…

  
ついでなので若い実のアップ(左)なんかも撮影。湿地の中では、すでにサワオグルマ(右)が
なかばしおれつつある状態でしたから、春の花を期待するほうが愚かですわねぇ。

  
そのかわり、数花だけでしたが、お久しぶりのトキソウにも逢えました。
ちょいとゴチャゴチャした場所にあったもので、花のアップだけで中途半端ですが。

  
ミツガシワ(左)も辛うじて咲き残っていました。逆にお見事だったのは、大満開の
エノゴキ(右)。よくよくみると若干盛りは過ぎてる感じですが。

  
なぜかムサシアブミにも逢えました。一応テンナンショウ系ですから、
本日のテーマ的には嬉しい感じ。しかし、こいつは迷いようがなくていいですよね。

  
可愛い雰囲気のニホンカワトンボ(左)も発見。ニホンカワでいいよね?
近づけない場所でしたが、交尾中のサトキマダラヒカゲ(右)も見つかりました。

  
草地にはパラパラとオカオグルマ(左)も登場。そういえばすんごく
おひさしぶりのオグマサナエ(右)もいましたが、なんか妙に敏感でこれ1枚。
池の上ではトラフトンボとかも飛びまわってましたがすでに撮れる明るさじゃないし…

  
ちょいとおおっと思ったのは、あちこちにあったデンジソウ。浅瀬にある株(左)が浮葉の他に
立ち上がっている葉が結構あって面白いな、と思っていたら、周辺の湿地には
完全に陸生型(右)になっている株も多数発見。こんな風にもなるのね。

  
近くの柿の木では…うわぁ、とちょいと背筋が寒くなるようなハバチの幼虫にも遭遇。
なんともいい迫力で……え〜、お食事中の方がいたら申し訳ありませんでした(^^;

  
あたりにはちょうど蛹化してる最中のハンノキハムシの幼虫(左)がいくつもいて、
面白がっていると、成虫(右)も1匹だけご登場。
しかし、ここらで完全に体力切れになって、本来企んでいた夜の部の
蛾探索は諦めて爆睡することになったのでした。考えてみりゃ、寝不足だったしね(笑

ということで、あれこれとけっこう楽しめた1日でした。
一応、念願のナギヒロハテンナンショウには逢えたので大成功かな。
兵庫産の珍品テンナンショウを見事制覇だぜ、とか思っていましたが、
帰宅直後に、最近「ウメガシマテンナンショウ」ってのが記載されたと
聞いてちょいとビックリ。この類はヤヤコシイなぁ。
高くて手を出し損ねていますが、やはり大図鑑を買わねばならぬか…
その後のミカドアゲハも、なんか超々証拠写真ながら
1枚だけ撮れたし、オマケも多数だったのでまぁよしとしましょう。
ミカドは少し遅すぎたのかなと思いますが、あまり早く行くと
今度はトベラとか咲いていなくて撮りようがないという経験もあるし、
難しいものですね。今年はいっそ高知まで夏型撮りに行こっちゃおうかな〜♪


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