ウスイロ作業日〜但馬山方面探求〜 12.5/20
ここの日はウスイロヒョウモンモドキの作業日でした。
久しぶりのハチ高原周辺ということで、ワクワクしつつ、そのついでに
いくつか周辺域の山での課題を片付けようと、これまた気合を入れて
早朝からアチラコチラと走り回ってきたのですが、
まさかの残雪の多さに唖然とし、雪のせいで荒れまくった林道に呆然とし、
巨大な落石まみれの道で愛車のハラをガリゴリと削りまくった挙句に
土砂崩れ通行止めで延々と引き返すハメになるという素敵なスタート(^^;
その後も天候がどうにも微妙で、結果的に成果薄な1日となったのでした。
ま、作業自体は楽しかったので、それだけで充分なんですけどね♪
<1>但馬地方各地 |
というわけで、まずは前夜の前哨戦から。この日はあまり期待していなかったのですが、
最初のポイントでは、クロフオオシロエダシャク(左)に続いて、オオミズアオ(右)が
何匹も転がっていて、これは条件がいいんじゃない?と期待が膨らみます。
ハネナガブドウスズメ(左)は今がちょうど旬なのか、あちこちで見かけましたし、
こちらもお久しぶりのフトオビホソバスズメ(右)にも遭遇。
えらいこと派手なハガタナミシャクの類(左)もいました。お名前がよくわからん。
あたりにはこちらもおもしろげなアツバ系の蛾(右)もいましたが、ちょいボロで…
さらに場所を変えると、実によいポイントを発見。
ワクワクしながら歩くと、さっそくクロテンケンモンスズメ(左)が何匹も登場。
ヒイロキリガかな?おもしろげなキリガ類(右)も見つかります。
そういえばお久しぶりのヤマトカギバ(左)に、マエキカギバ(右)と
面白いカギバ類も連続登場。この不思議なフォルム、好きなんですよね。
派手な模様のキバラケンモン(左)もいましたし、オオモクメシャチホコ(右)も
見つかりました。しかし何だってこのどぎつい模様を配置するのかね。
地味系ながらシックな模様のシャクガ類(左)もいましたが、お名前は不明。
なんともご立派なシロスジトモエ(右)もあちこちで自己主張されておりました。
モモブトシデムシでいいのかな?なんかでかいシデムシ類(左)も何匹もはりついてましたし、
予想外にもゴホンダイコクコガネ(右)まで登場。実にいい場所だなぁ。
キンイロキリガ(左)も転がっていました。早春の蛾ってわけでもないのね。
あたりにはスズキシャチホコ(右)も隠れていたりしました。
ここらも実にいい感じのシックさを持っている蛾ですが、調べてもイマイチ
お名前がよくわかりません。う〜ん、こうなると大図鑑欲しくなるなぁ(笑
さらに場所を変えると、ウンモンスズメ(左)も発見。ここでもおもしろげなキリガ類(右)も
見つかりましたが、ここらでさすがに体力的に限界が来てバタンキューすることに。
んで、翌朝はアサイチから気合を入れて山道を愛車で登っていきますが、そうするうちに
山頂ではこんな光景(左)に遭遇。うわぁ、道通れんじゃないか(^^;
昨冬は雪がすごかったとは聞いていましたが、まさか5月も中旬になって…
などとビックリしながら歩いていくと、あちこちにスミレサイシン(右)があることに気付きます。
んで、期待していたブナの新芽はというと、おお、実にいい感じ。
密かに今回の狙いはルリクワガタ類だったので、わくわくしてきますが、
いかんせんまだ時間も早いこともあって、ブルブル震えるくらいの寒さでして…
花芽をつけ始めたユキザサ(左)も見つかりましたし、あちこちに実にいい感じに咲き始めた
ウスギヨウラク(右)があったりと、ただ歩いているだけでもなんかいい雰囲気。
クロモジ(左)もまだ満開でした。いやぁ、ここはまだ早春だなぁ。
大満開のオオカメノキ(右)なんかも見つかったりします。
さらにうろうろすると、キブシ(左)どころか、フキ(右)までまだ普通に咲いている場所が
あって、目を白黒。ここらだけ3月にタイムスリップしてる感じですね。
ナナカマドのかわいらしい花芽(左)も発見。近くのブナの葉裏には
こっそりとウスモンオトシブミ(右)が隠れていたりもしました。
フト気付くと、ぱらぱらとサンカヨウの芽生え(左)があったりします。花はまだまだだなぁ。
なんか面白げなスゲ類(右)もありましたが、カンスゲの類には見えんけどなにもの?
クジャクシダの芽生え(左)なんかも実に面白い雰囲気でした。
結構花をつけているハウチワカエデ(右)なんかも見つかります。
あちこちに咲いているスミレサイシン(左)をみていると、ふとその中に鮮やかな
白花の株(右)を発見。これは、なんとも優美ですばらしいじゃないですか♪
フイリシハイスミレ(左)もありました。あたりには、えらく小型で雰囲気の違うスミレ類(右)も
ごっそりありましたが、いろいろしらべると、これは一応タチツボスミレの範疇なのか?
なんか面白げなヤナギ類もありました。この手はいくら図鑑を見ても
お名前が判然としないんですが、ダイセンヤナギだったりするといいなぁ…
とここらでもいい感じに咲いているウスギヨウラク(左)がありました。悔しかったのは
ふいに目の前出現したジュウイチ(右)。こんな至近距離なんて初めてなのに、
こんなときに限ってテレコンを持ち歩いてなかったので、このサイズ…
いい感じに咲き誇っているウワミズザクラ(左)もありました。んで、密かに期待していた
テンナンショウ類はさっぱり見つからず、しばらく探していると芽生えたばかりの株(右)を
発見。これが目的のものかどうかは分かりませんが、時期が早すぎたのかも。
諦めて移動していこうとすると、キンキマメザクラが御登場。いやぁ、アップでみると
ピンク色の清楚な雰囲気がなんともいえませんなぁ。ソメイヨシノなんてかなわないね。