人ごみの中で〜高尾山挑戦〜 12.5/12

この日は発作的に懐かしい場所へ特攻してきた1日でした。
翌日がいつもどおりの「鶴見川源流祭」ですので、金曜の夜のうちに関東入り
したのはいいんだけど、GW後のドタバタで、どこに行こうかナニをしようかの
プラニングがさっぱりできないままの出発となり、発作的に選んだのは
4年前の同時期に大雨に振られた時以来の高尾山。
ムカシトンボといくつかの花狙いだったのですが、都市近郊のいい季節の山域は
ハイキングやら親子連れやらでごったがえすという圧倒的事実に驚愕。
人ごみの中で、挑戦もなんか中途半端になってしまった1日でした(^^;

<1>高尾山周辺

  
というわけで、夜行バスから一路やってきたのはお久しぶりの高尾山。
しかし、駅を降りたとたんに、ものすごい人の群れに唖然呆然。
しかも、どうもそれがすべからく登山者らしく……田舎じゃ考えられない光景で(^^;
気を取り直して歩き始めると、あちこちにシャガ(左)やら、ウワバミソウ(右)が登場。

  
ツボスミレ(左)に続いて、実にいい雰囲気のコミヤマスミレ(右)もわらわらと出現し、
かなり興奮しましたが、写真撮ろうと立ち止まると、後続の登山者の迷惑になるほどの
人口密度だったので、なんかイマイチ気がのらなくて、ひたすら歩くことに。

  
そういえばものすごくお久しぶりの帰化植物、セリバヒエンソウ(左)もあちこちに
繁茂していました。面白げな雰囲気のトビケラ類(右)もいましたが、お名前はナンだろう?

  
花数は少なかったですが、ミヤマキケマン(左)も発見。まだまだ花が開き始めた
程度の状態でしたが、ミヤマヨメナ(右)も見つかりました。

  
沢沿いにゆらゆらと揺れるツルカノコソウ(左)も実にいい雰囲気。
クワガタソウ(右)もパラパラみつかったり、ささやかな発見が続きます。

  
ふわりとシロオビクロナミシャク(左)も登場されたのでドアップ撮影に挑戦。
あたりには、なんとイナモリソウの葉(右)まで見つかりました。面白いなぁ。

  
すっかり花が終わっていましたが、イワボタン(左)もありましたし、ヒョロヒョロと
ギンリョウソウ(右)もあったり、やっぱり出会いの多い場所ですね。

  
ミヤマシキミはほとんどが若い実(左)をつけていましたが、よくよく見ると
その中に、ほんの数花だけでしたが咲き残り(右)も見つけれたり。

  
こちらもすっかり花が終わっていましたが、ツクバキンモンソウ(左)もありました。
なんかかわいらしい直翅系幼虫(右)もいましたが、キミはだれだっけなぁ?

  
おお〜〜〜!っと思ったのは、建物の外壁に止まっていたこちらの蛾。
めちゃくちゃ妖艶な模様にドキマギしながらバシバシ撮りましたが
こんだけ特徴的なのにお名前分からず。シャチホコ系だろうけどなぁ…

  
地味なハイイロシャチホコ(左)も近くに潜んでいました。
近くでは、オクモミジハグマかな?面白げな枯れ穂(右)も見つかります。

  
さらにうろうろすると、少し離れた場所に1株だけポツリとエビネ(左)を発見。
こちらも1株だけポツリと隠れて咲いているシュンラン(右)にも逢えました。

  
さらに歩いていくと、実にいい雰囲気のオオチゴユリ(左)もありましたし、
まだまだたくさんの花を残しているカントウカンアオイ(右)も発見。

  
人ごみを嫌って、少し人の少なそうな登山道に方向転換すると、ごちゃっと
大群になっているクワガタソウ(左)を発見。まだ花開いてなかったけど。
面白げなガガンボ類(右)もいました。ベッコウガガンボによく似ているけど、
微妙に配色が違うので、いちおう別種になるのかな?

  
さらに歩いていくと、道端にトガリバアカネトラカミキリが御登場。
小型ながら実に味わい深い模様なので、薄暗い中四苦八苦しながらバシバシ撮影。

  
渓流沿いに出ると、ふわりとご登場されたのは、ツマキチョウ。
♀でしたが、なんかここ数年録に撮影できていなかったので、ちょいと嬉しかったり。

  
あたりにはミツバウツギ(左)が大満開で、のぞきこむと葉上におもしろげなカメムシ類(右)
が隠れていたりもしました。しかし、このあたりなら見れるだろうと予想していた
ムカシトンボはさっぱり姿を現さず。むむ、これは逆に予想外だぞ?


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