予定変調GWH〜現実への帰着日〜 12.5/6

この日は予定変調なGW第9日目。そう、ついに最終日です(笑
長かった放浪旅もあと余すところはごく僅か。
諸般の事情で早めの便で帰らなくてはいけなかったので、
ヤンバルからの移動を考えると挑戦はギリギリ昼過ぎまでと短時間。
いくつか残った重点課題を中心に、力一杯走り回りましたが、
やはりそうそう都合のいい展開はないわけで、
力一歩及ばすな結末に。まぁ、体力的にも完全限界だったしね。
それでもいくつかの嬉しい出会いも続いた楽しい幕引きでした(^^)
帰着後に待っていたササヤカなオマケも併せてアップします♪

<1>縄本島北部各所

  
まずは夜中の探索から。この晩は前日にもましてさらに冷え込んだもので、
かなり徹底的な成果薄で、林道巡りではオカヤドカリ類(左)くらいしか見れなかったので
前日ちょいと小耳に挟んだエリアに移動してみることに。
「ヤンバルクイナが寝てることがある」という話だったのですが、さすがにそうそう
簡単には見つからないよな、と思いながら林縁を1時間くらい探し回って、
やっぱダメか、と諦めて帰りかけた時。
ふいにヘッドライトに怪しい影(右)が浮かび上がりました。
あわてて眠い目をこすってみると…うわ、マジでヤンバルクイナじゃん!

  
なにがびっくりしたって、これ車道沿いの、枝の少ない樹で、ほぼ丸見え状態(^^;
まさかここまで徹底的にノーガードな場所にいるとは思わず…
さすがに間近からフラッシュ焚くのも気が引けたので、少し離れた場所から、
懐中電灯の明かりでデジスコしてみるという愚挙におよんでみると、
これが案外といい感じに撮れて二度ビックリ。いやはや、初手からついとるナァ。

  
その後は特に成果なかったので、しばし泥のように仮眠をとったあとで、
昨日いい思いをしたポイントにイソイソと移動すると、
やっぱり薄暗いうちからヤンバルクイナが何羽も歩き回ってくれます。

  
これでもかという至近距離に来ることもあったのですが、そういう場合はやっぱ
チョコチョコ動くのでブレブレばかり。なんとか止まっているのは、顔が枝カブリとか…
それでもいい場所を見つけれたというだけで、もう十分すぎる成果ですな♪

  
満足したので移動し始めると、なぜか車道を悠然と歩くシリケンイモリ(左)を発見。
満開状態のオキナワテイカカズラ(右)なんかも見つかります。

  
ふいに、地面の鳥の糞からせっせと吸汁しているアオバセセリを発見。
内地でもなかなかじっくり撮るチャンスはないので、これは嬉しいオマケだねぇ。

  
あたりではオキナワモリバッタの幼虫(左)もパラパラと見かけました。
大量の胞子葉をつけたミズスギ(右)もなんとも独特な雰囲気をかもしています。

  
なんともいえぬ色っぽさのあるシダ類(左)もありました。お名前は?
そのあたりでは、再びヤンバルトゲオトンボ(右)もご登場されます。

  
オスも出てきたので場しばし撮りますが、翅先のうっすら黒い部分を表現するのは
結構難しいもんだと実感。まぁ、ウデが足りんというだけのことですがね。

  
この日もキオビエダシャク(左)は元気に飛び回っていましたし、
アカヒゲ親子(右)も相変わらずフルオブラブなシーンを真横で展開。

  
おおっと思ったのは、近くのイヌビワの葉上に転がっていたイシガケチョウ幼虫。
やはりジョーカー頭と謎の突起が、なんともいえず伊達オトコですな。

  
さて、その場ではそれ以上の成果長かったので移動していくと、
道中でご立派なシマアザミの大群落を発見。白い花というのがなんともいいですよね。

  
お次の場所では、実に良さそうな場所があったので、そこで粘りますが、
おおっ!と思う出会いは、全てオオシオカラトンボ(左)。
アオカナヘビ(右)も隠れていましたが、日差しが強すぎてロクに撮れずじまい。

  
この日もあちこちでイシガケチョウの集団吸水(左)が見れました。
木陰には、黄色のリュウキュウルリモントンボ(右)もふわりと登場。

  
さらにウロウロすると、オキナワカラスアゲハ(左)やら、ジャコウアゲハ(右)
やらといったあたりは見つかりますが、肝心のトンボはさっぱり登場せず。やはり強敵…


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