予定変調GWG〜本島北部探索〜 12.5/5
  
<2>沖縄本島北部各所 続き

  
さて、さらに周辺をウロウロすると、面白げな直翅系幼虫がいくつか見つかりました。
ダイトウクダマキモドキ?(左)と…右はいろあいも独特ですが、なんて種類になるのかな?

  
そうこうするうちに、期待していたトゲオトンボ類が御登場。♂(左)、♀(右)とも
みれましたが、分布域と、♂に黒紋がないから、ヤンバルトゲオトンボになるのかな。
まぁ、♀の方は区別できないそうですから断言できませんが(笑

  
倒木をひっくり返すと、コマダラゴキブリ?(左)が御登場。
シリケンヤモリ(右)も、なぜかのんびりと林床を歩いている個体が見つかります。

  
ビックリしたのは、なにげなくビニールシートをひっくり返してみたら、そこに隠れていた
巨大なガラスヒバァ(左)。ビックリしたらブレブレになったけど。
付近には、ちょっと高かったですが、リュウキュウサンショウクイ(右)も飛び交っています。

  
その後も成果がないので、思い切って沢沿いに侵入して歩いてみることにすると、
なんか面白そうなヒメバチ類(左)を発見。オキナワハンミョウ(右)も見つかります。

  
びっくりしたのは、かなり巨大サイズのマツバラン(左)があったこと。
ちょい羽化不全な雰囲気ですが、ミドリホソナミシャク(右)なんかも登場されます。

  
なんだか面白そうなタツナミソウ類(左)も咲き残っていた株がありました。
しかし、肝心のトンボはというと、時折リュウキュウハグロトンボ(右)が出るくらい。

  
諦めて引き上げるか、と思っているとふと足元に怪しい影を発見。
木漏れ日ですんごく分かりにくいですが、これってヒメハブじゃないのよ!

  
勇気を振り絞って、望遠接写で顔のアップ(左)も撮ってみましたが、さすがに
こいつに遭遇するとそれ以上攻める元気もなくなって早々に引き上げることに。
ようやく林道に戻って一息ついてると、満開のイジュ(右)がむかえてくれました。

  
その後もしばらくウロウロすると、別の場所でもヤンバルトゲオトンボを発見。
でも、それ以上の成果はさっぱりないもので、大きく移動をすることに。

  
お次のポイントでは、ちょっとしたトラブル発生。先日の記録的豪雨で
一部崩落があったようで、通行止め区間があったんです。まぁ、そんなに遠くなかったし、と
山麓に気軽に車をとめて歩いて登ったのですが…
冷静に考えると車で5分くらいの坂道って、歩くと軽く30分はかかるわけで、一気にヘロヘロ。
道中、大満開のイジュ(左)や、オキナワトカゲ(右)にあえたのは嬉しかったですが。

  
少々へばりつつ、狙いの沢沿いを歩いていくと、なんかおもしろげな樹を発見。
図鑑を見てもいまいちお名前が分からなかったんですが、きみはナニモノ?

  
しばらく歩けどなんら成果なく、諦めかけたその瞬間。
ふわりと目の前に降りてきたのは…おっしゃ!狙っていたオキナワサナエじゃないか!
最難関かと思っていたので、大興奮しましたが、数枚撮って
角度を変えようとしただけで、彼は一気に上空はるかに飛んで消えやがったのでした。

  
幸運は続きます。すぐちかくで沢の上をフラフラ飛んでくれたのは、
これまた狙い通りのオキナワコヤマトンボ。慎重に捕獲してやらせ写真をバシバシ撮影♪
よくみると翅も色づいてボロボロで、時期的には終わりかけになるのかな?

  
調子に乗ってさらに歩いていくと、なぜか羽化不全のイシガケチョウ(左)も発見。
沢沿いにはそこここにミドリカタヒバ(右)が群生していて、なかなかいい風情でした。


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