<3>石垣島各所 続き |
さらに、小さな沢沿いを歩くと、ふわりとコナカハグロトンボが登場。
湿気の加減なのかナンなのか、ひたすらべったり開翅してたのが印象的でした。
道端の朽木を蹴っ飛ばすと、中からパラパラとゴキブリが登場。
リュウキュウクチキゴキブリ(左)と、ヤエヤママダラゴキブリ(右)かなぁ…
おおっと思ったのは、なんとも独特な黄色斑のあるザトウムシ類。図鑑を見ると
本土にもいるオオアカザトウムシに似てますが、ここらにもいるんだなぁ。
なんか見慣れない感じのサワガニ類(左)も登場。このあたり種類多いから…
あたりの壁にはリュウキュウフトスジエダシャク(右)が隠れていたりもしました。
切り株にごっそりとまきついて、もののみごとな樹形になっているシラタマノキ(左)が
あって目を白黒させる場面も。おい、キミって本来はツル植物だよな?
近くには、このたび初めてのクロマダラソテツシジミ(右)もご登場されました。
さらにしつこくウロウロすると、ふわりとオオシロモンセセリ(左)も御登場。
サキシマスベザトウムシでしたっけ、面白い色合いのザトウムシ類(右)も見つかります。
沢沿いでは、先日のヤエヤマサナエに変わって、この日はたくさんの
ヒメホソサナエが御登場。密かに期待してたヤマトンボ系は皆無だったけど。
なんともいえず魅惑的な紋様のミバエ類(左)も見つかりました。これはカップル?
近くには、えらく巨大なネッタイアカセセリ(右)も発見。最初はアサヒナかと思いましたよ。
お久しぶりのキミスジも、なんとかアップ写真も撮影成功。結構アチコチ飛んでは
いたんですが、高い場所ばかりで撮影チャンスがなかったんですよねぇ。
その後は、クロホシセセリ(左)をみたり、ボロボロのブゾロイバナ(右)を見つけたり
しましたが、ちょいと思いついて別ポイントまで行ってみよう、と歩いていったら
これがやたらめったら距離があって、ヘロヘロになったあげくに日が沈んで挑戦終了。
早めに引き上げた石垣空港のロビーでしばし爆睡したあと、再び機上の人となったのでした。
<4>沖縄本島北部各所 |
んで、さらに最終便で移動してきたのは沖縄本島。すぐさまレンタカーの手続きをし、
そのまま北部に直行しますが、さすがに到着は日付変更線ギリギリくらい。
まずは灯火狙いということで、狙いをつけた場所を何箇所か巡ってみますが、
コンビニに来ていたウスイロコノマチョウ(左)や、タイワンクツワムシ(右)に
ビックラこいたくらいで、期待していたような成果ナシ。
エダシャク系でしょうか、なんか独特な模様な蛾(左)もいましたし、
パッチリお目目のタイワンキドクガ(右)もいましたが、予想以上に狙えるポイントが
少ないし、それ以上に一気に雲が上がったからか放射冷却がひどすぎて、
相当肌寒いんです。こりゃ、どうにもならん感じだなぁ。
それでは、ということで林道巡りに照準を変えますが、これがまた
車で入れる林道が減っているようで、なかなかいいポイントが見つからず、
なおかつわりと乾燥しているようで、結構長々と走って
ようやくハナサキガエルが1匹という状態。こりゃ厳しいなぁ。
それでも粘ると、けっこうカエル類の声がしている小さな沢がありましたが、
ちょっと入ってみるか、と覗き込んだら、目の前にいきなりコイツ。
なにげにお初にお目にかかります、ヒメハブ様です。ビックラこいたなぁ…
せっかくだから角度を変えてもう1枚(左)、さらに調子に乗って望遠接写で
顔のアップ(右)なんかも撮ってみましたが、さすがにユラユラと威嚇風の動きをはじめた
もので、そそくさと退散。やっぱ、沖縄じゃ夜に沢歩きはできんなぁ…
その後もほとんど成果ないうちに体力の限界が到来し、そのまま車中泊としたのでした(^^;
ということで、3島巡りでドタバタした1日でした。
与那国島はさすがに最後の奇跡は発生しませんでしたが、半日だけの石垣では
雨に泣かされつつも、まさかまさかのイワサキタテハモドキという大幸運もあって、
なかなか濃密な時間を過ごせたのが嬉しい限り。
しかし、さすがに1日で3島巡るとドタバタしすぎて、疲れました。
途切れ途切れで効率よくない動き方でもありましたしねぇ。
最後には相当フラフラヘロヘロ状態だったので、もう若くないんだなぁと改めて痛感(笑
ここだけの話、ここ数年くらいはGWの長旅に際して、最終日に全力疾走を終えた瞬間に
感じるのは時間切れの焦燥感だけではなく、安堵感が多分に含まれてるような(^^;
さてさて、長いGWのトライアルもあと残すところは2日のみ。
沖縄北部はヤンバルでの徹底挑戦です。さぁ、どんな展開が待っていますやら☆