予定変調GWE〜与那国もう一杯〜 12.5/3
  
<3>与那国島各所 続き

  
その後もさらに場所を変えて粘ると、道端に大量のリリハコベを発見。
これはこれでものすごくいい雰囲気の花ですよねぇ。

  
沢沿いの岩壁をよくみると、これがあちこちに貝殻の痕跡があるのに気付きます。
そうか、ここらの石灰岩地って、珊瑚礁が隆起してるから、貝がたくさんあるわけか。

  
ふわりとヒメキトンボ♀(左)が登場したりもしました。
流れの中には、この日もオオグチユゴイ(右)が多数泳ぎまくっています。

  
ふと水中を見ると、ボウズハゼ?(左)がたくさんいましたが、さくさくと泳いで
消えちゃってこんなのが撮れただけ。残ってくれた個体の顔(右)は撮れましたが(笑

  
諦めてさらに場所を変えると、草原の中に面白げなカヤツリグサ類(左)を発見。
アフリカヒゲシバかな?面白そうなイネ系植物(右)も絨毯状に生えています。

  
歩いていくと、なぜかご就寝モードのツマベニチョウ(左)を発見。
ヒメアサギマダラ(右)もフワリフワリとご登場されました。

  
フト気付くと、一面にカッコウアザミ(左)が咲き誇る場所もありましたが、なぜか蝶影は
ほとんどなく、あたりではモンシロモドキ(右)が飛んだくらい。

  
山麓では、ツル系のシダであるイリオモテシャミセンヅル(左)なんかにも逢えましたし、
花はほとんど終わりかけでしたが、巨大なオオキバナムカシヨモギ(右)もありました。  

  
そのあたりではアサギマダラ(左)が結構多いので、じっくりと1個体ずつ見て行きますが、
やや黒っぽい個体(右)もいたけど、結局全部普通のアサギマダラばかり(ToT)

  
のんびりと吸蜜中のアマミウラナミシジミ(左)もいましたが、それ以上の成果もなく
諦めて引きがえようとすると、ふと道端の葉裏に怪しい影(右)がベタベタついているのを発見。

  
よくよく見るとそれはヨナグニサンの幼虫(左)でした。こんなとこにもいたのか。
面白かったのは、脱皮直後の個体(右)もいたこと。白粉がないと雰囲気が大違いやナァ。

  
さらにポイントを変えてみましたが、ここではオキナワビロードセセリが
何度か出てくれて嬉しくなったくらいで、特段の成果もないまま、さくさくと日が沈んで終了…

  
日没後の少し薄暗い中、ついでにちょっと海岸によって見ると、あちこちに
いい感じで咲き誇っているヤエヤマスズコウジュがあったので、バシバシ撮影。

  
いやぁ、しかし何度見ても淡いピンクがなんとも可愛らしい花ですねぇ。
近くには、数花だけでしたがホソバワダン(右)も咲き残っていてくれました。

  
小さな外灯の下を見ると、夜のうちに集まっていたらしき蛾を発見。
エゾギクギンウワバ(左)と…右はなんて名前の蛾になるんだろうかしらん?

  
大柄なオオウンモンクチバ(左)もいました。側には白っぽい蛾(右)がいましたが、
これが淡色のハイイロヒトリだと分かるには、かなり図鑑をひっくりかえす必要があったりとか(笑

  
水田地帯を見ると、ショウドウツバメが飛び交っていたので、薄暗い中とりあえず
バシバシと撮影。もしかしたらタイワンショウドウだったりとか、と都合のいいことを
考えてしまいましたが、喉が白いし普通のショウドウみたいですね。

  
あたりには大量のツバメ(左)が集まっていましたが、意外にもリュウキュウツバメが
混じらず、ただツバメの純群みたいな感じでした。さらに最後にちょいと水路で遊んで、
コシジンテナガエビ(右)なんかを辛うじてGET。手が片方ないけども…

  
ジャノメハゼかな?面白い雰囲気のカワアナゴ系のハゼ(左)や、巨大なホシマダラハゼ(右)
も見れちゃいましたが、期待していた小さい系のボウズハゼは採れず…むむ。

  
この日は夜中トライアルも最終日、ということで一晩中走り回るつもりでしたが、
走り始めてすぐに、ペカッと「EMPTY」ランプが点灯。しまった、ガソリンのこと忘れてた(@o@)!
当然こんな島に夜間開店のガソリンスタンドなぞないわけで、しばし悩んだ末に、
明日の早朝用にガソリンを残して、この夜は集落周辺を巡ることにしましたが、
ハイイロヒトリ(左)やら、なんかえらく小型のシャクガ類(右)が見つかる程度。

  
小さな灯火の下に、リュウキュウツユムシ(左)やら、アメイロカミキリ類(右)
やらが見つかった場所もありましたが、この夜は放射冷却なのかえらく冷え込んだもので
ほとんどなにも虫が来ていない状態なんです。おまけに集落内で道に迷うし(^^;

  
スジイリコカマキリも見つかりました。場所的に憧れのヤサガタがいてもいいんじゃ
とか期待していたんですが、そんな成果もなく、足が痛くなるくらい歩き回って
ようやく宿に帰着したあとは、早々に撃沈状態となってしまったのでした(^^;


というわけで、限界ギリギリまで延長しまくったのに、宿題はイマイチ
片付かず、僅かに最終日の半日に全てをかけることになったのでした。
んで、延泊しまくったさきはら荘で、精算のさいに、おばちゃんと話をしてて
「トンボとか見損ねたのもたくさんあったんでまた来ますよ」と言うと
「ああ、青色のヤツでしょ。あの水源地は数年前に藻の大掃除をしてから一気に
 激減したって、この前来てたトンボ研究者が嘆いていたのよ」
……な、なんと!そんなことがあったなんて(@_@)!
慌ててネットで調べると、他には島内に2箇所極狭い生息地が残るのみ、とのことで
そりゃ簡単に見つからんわけだ、と最終日になってようやく理解してみたり(笑
やはり「とりあえず行けば何とかなるだろう」の思考がまずかったんだなぁと
深く反省してみたりとか。まぁ、ファーストトライアルですしね(^^;
さて、翌日は泣いても笑っても最終日。さて奇跡は起きるのかどうか☆


次⇒

topへ⇒