予定変調GW@〜予定外の石垣島〜 12.4/28

今回のGWはな〜んと9連休。ビバ製造業。
そんな大型連休の訪問先は、ついに憧れの与那国島に挑戦、ということで
与那国を皮切りに南西諸島をうろつく贅沢な日程を早々に決定。
ちょうど同じようなタイミングで、「相模の国の自然スケッチ」の一寸野虫さんと、
野道をゆけば」のTODさん&Ashさんが挑戦されるというので、そこに乗っかる
形だったのですが、お三方はGW前に現地入りして早めに引き上げるということで
与那国でご一緒できるのは1日だけというきわどいスケジュール(^^;
それでもまた4人で探索できるのを楽しみにしつつ、前日移動を開始したのですが…
……まさかの展開で、なぜか石垣島を楽しむ1日となってしまったのでした(-_-;

<1>石垣島各所


今回の悲劇は、この1枚からスタートしました(長文解説失礼)。
与那国は朝に関西を発ってはその日のうちに到着しないもので、だいぶ早くから
GW前最終日の早退を願い出て、最終便で沖縄行き入りすることにして、
電車の寝過ごしや乗り間違いも怖いので、姫路からの直通リムジンバスを、それも
1時間前に到着するものを予約して、余裕を持ってバス乗り場に着き、
あとは余裕綽々じゃん、と思いながらバスの中で爆睡してたのですが、
えらく熟睡したなぁとおもいながら目覚めると、なぜかそこはまだ明石付近。
青い顔した青年とバスの運ちゃんの「2時間後の便なんです、なんとかしてください」
「事故渋滞ですからねぇ」という会話に、慌てて外を見るとビッチリと詰まった大渋滞。
結局、バスは飛行機が飛んで15分後に悠然と空港に到着しやがって…
それでも遅延証明書を出してもらったおかげで翌日の便に振り替えてもらえたのですが
そうなると当然ながら与那国にはいけず、お三方との合流時間は泡と消え、
その夜&翌日の宿も手配しなおし、レンタカーも手配しなおし、という散々な結果に(−−;
その日は空港のマンガ喫茶でアレコレ調整しまくりの悲惨な夜となりました(笑

  
さて、そんなこんなで石垣入りは昼過ぎ。慌てて手配したレンタカーでとりあえず
いつもの公園にやってくると、初手から闊歩しているオオゴマダラ幼虫(左)を発見。
カバタテハ(右)なんかものんびりとたたずんでいたりします。

  
キミスジ(左)はまだ元気に飛び交っていました。近づけなかったけど。
意外だったのは、あちこちにいたナガレトゲヒシバッタ(右)。
普通のコンクリート路面なんだけど、なんでこんな場所にいるんだい?

  
小雨のぱらつくような天気だったからか、アマミアオスジフトアナバチ(左)
もお休み中の個体がいました。ヤエヤマカラスアゲハ(右)なんかも
出てきてくれましたが、やたら薄暗いもんでろくすっぽ撮れず。

  
小さな水辺ができていたので、あたりをウロウロすると、コフキシオカラトンボ(左)
あら、ヤエヤマサナエ(右)なんてあたりも登場してくれたりします。

  
未熟なホソミシオカラトンボ(左)もいました。この色合いもいいねぇ。
あとはなぜか翅をパカパカ半開するヤエヤマウラナミジャノメ(右)にも遭遇。

  
さて、ここらから気合を入れてシソモドキ(左)のあるあたりを練り歩きますが
狙いの某蝶はさっぱり姿を現さず。ってか、予想以上に範囲が広くて絞りきれん…
嘆いていると、賑やかに鳴くイワサキゼミ(右)なんかも見つかりましたが。

  
ちょいと面白げな樹の花(左)も見つかりました。君はナニモノ?
タイワンクロボシシジミ(右)はあちこちで飛び回っていたのでバシバシ撮影。

  
そうこうするうちに、異様な空間に気付きました。どうもライトトラップでも
やっていたようで、壁一面に蛾がビシッとついているんです。
まずは、大柄なタイワンアヤシャク(左)と、カバシタリンガ?(右)から。

  
色鮮やかなアカスジシロコケガ(左)はあちこちにべたべた付いていました。
地味ながら美しいラインのサキシマカギバ(右)なんかも見つかります。

  
独特のフォルムで素敵なハガタフタオ(左)もいましたし、どこにでもいる感じの
シロスジヒトリモドキ(右)はここでもやっぱり数匹確認。

  
リュウキュウフトスジエダシャク(左)もいました。ちょいボロボロですが。
お久しぶりのハグルマノメイガ(右)もいて嬉しくなったりします。

  
黄色地に黒点の鮮やかなモモノゴマダラメイガ(左)もいました。
そして、かなり感激したのは、一度は見てみたかったスキバドクガ(右)。
もっとも数枚撮ったら逃げられましたが、こりゃまるでセミみたいですよね。

  
内地にもいるヨツモンマエジロアオシャク(左)も発見。
意外だったのは、キノカワハゴロモ(右)までいたこと。お前も灯火に来るの?

  
アタリの草地をウロウロすると、サザナミアオシャク(左)やら、フトオビシャクドウクチバ(右)
なんてあたりも落ちていました。こいつらも灯火に来ちゃった系ですね。

  
大満足して周辺をさらにうろうろすると、薄暗い場所でマサキルリモントンボ(左)やら
リュウキュウエヒメジャノメ(右)などもご登場。うん、なかなか楽しいナァ。

  
なんか面白そうなキイチゴ類(左)も咲いてました。ここらはなんて種類?
葉上を悠々と行くアオミオカタニシ(右)にも逢えましたが、こいつらはツノの先ではなく
根元に目があるので、すんごく可愛らしい表情をしているんだと気付いたのは大収穫。

  
なんともいい色合いのコミノクロツグ(左)も見つかりました。
アサギマダラ(右)もフワフワ飛んでくれましたが、珍品は混じらず。まぁ当たり前ヤネ。


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