古巣川歩き〜鶴見川新春ウォーク〜 12.1/14

この日は、毎年参加している「鶴見川流域ネットワーキング」主催の、
"鶴見川新春ウォーク"に参加してまいりました。
我ながらわざわざ関西から遠征して参加するなんてのは不思議な
気もしますが、なぜだかこれだけはサボれない。
昨年は勤務日との兼ね合いがタイミング悪く、結局参加できなかったのですが、
その後しばらくなんだか妙に落ち着かなくって、
年間行事として自分の中にしっかり根付いてんだナァと実感した次第。
今年も下流側のウォークのみの参加となりましたが、
Eさんと二人で、こちらもずっと恒例の冬鳥調査をしながら、
「放し飼い」状態で好き勝手にのんびり歩いた1日でした。
予想外の出会いも結構あったし、やっぱこのイベントは楽しいネェ☆

<1>鶴見川下流域

  
さて、夜行バスから降りて若干寝不足にふらつきつつやってきたのは
いつものスタート地点。とりあえずあたりを歩いてみると、なぜかまだ花の残った
シャリンバイ(左)やら、久しぶりに見るシロミナンテン(右)なんぞを発見。

  
集まってきた参加者(左)に混じって恒例の流域体操なんかしていると、上空をオナガ(右)の
けっこう大きな群れが飛んでいって初手からちょっと嬉しくなります。

  
さて、しばらく歩いて要所要所での説明(左)を聞いていると、ここでいきなり
ちょっとビックリ名発見がありました。なんと目の前の川縁を歩いているのは、
ありゃ、このあたりだとかなりレアもののヨシガモ♂(右)じゃないですか!

  
びっくりしていると、これもかなり距離がありましたが、カワセミ(左)がホバリングを
披露してくれくれたりもしました。やがてヨシガモ(右)は悠然とヒドリガモの群れに混じって
泳ぎ始めて、しばらくその勇士に見とれてしまったりとか。

  
大あくびしているセグロカモメ(左)もいました。しばらく下っていくと、
これまた中流域まで上がってくるのはかなり珍しいキンクロハジロ(右)がご登場!
十年以上続いている冬鳥調査で一番上流側の記録になるんじゃないかな?

  
その後は悠然と泳ぐオナガガモの群れ(左)や、かなり距離がありましたが
これもこのあたりではレアもののオカヨシガモの群れ(右)なんぞを眺めつつ、
ずんずんと歩いていくことに。懐かしい景色の中を歩くのは楽しいねぇ♪

  
んで、やってきたるはバクの看板(右)もかわいらしい久しぶりの鶴見川流域センター
展示内容の説明(右)を聞きつつも、意識は一直線に水槽展示の方へ(笑

  
久しぶりの水槽展示をワクワク眺めると、、汽水コーナーには、キチヌ(左)やら、
メジナ(右)やらといった面白いあたりも展示されていてビックリ。

  
最近見つかった外来魚、ファットヘッドミノー(左)も展示されていました。
いつの間にかこんなやつらも増えているんだから時の流れを感じますねぇ。
あと、仰天しまくったのは、下流域で採れたというガイテンイトヨウジ(右)。
え〜〜、こんなものまで見つかってるんだ。すげぇなぁ…

  
触れる水槽には、トサカギンポ(左)やら、ギンポ(右)なんてあたりも展示してあって
これまたビックリ。こんなの泳いでたらお子様大興奮だよな。いいナァ♪

  
ここでEさんが大発見。なんと、展示されているエビの中に、ミゾレヌマエビ(左)に加えて、
ここらではレアもののトゲナシヌマエビ(右)まで混じっていたんです。
最近エビにはまっているというEさん、かなり大興奮♪

  
シャーレに掬い上げたトゲナシヌマエビ(左)をバシバシ撮ると、たしかに角が短いなぁ。
あとは久しぶりのギバチ(右)なんかを堪能して流域センターを後にし、
ここから先は冬鳥調査、ということで本隊とは完全別行動の遊離態に♪

  
見下ろした川面には、さっそくイカルチドリ(左)がいたりしました。
川辺をあるくと、えらく鮮やかなクコの実(右)なんかも発見。

  
結構ビックリしたのは、かなり近距離で見れたチョウゲンボウ(左)。
こちらは遠く離れた対岸でしたが、ノスリ(右)も佇んでいたりもしました。

  
せっせとえさ探ししているコサギ(左)なんぞ見つつのんびり歩いていると、いきなり
オオタカ(右)もご登場。慌てたらズームが半端でケラレがでちゃったけど。

  
さらに歩くほどに、お久しぶりのバリケン島(左)に到着。波よけの杭が面白いなぁ。
あたりには、なんか悠然とした雰囲気のカワウ(右)も見れたりします。

  
昼食時には、今年も地元市民団体による暖かいすいとんのサービス(左)がありました。
久しぶりに立ち寄った、綱島サブセンターでは、魚なんかの透明標本(右)があってビックリ。
これも一度挑戦してみたいんだけど、薬品とか扱いが難しそうだよなぁ。

  
さて、昼食後も一足先に歩いていくと、チョウゲンボウ(左)が飛んでくれる一幕も。
川面にはキンクロハジロ(右)なんかもいますが、やっぱり鳥影は全体に少なめ。

  
ちょろちょろと歩き回るイソシギ(左)を見たりしつつ歩いていると、なんか
護岸沿いに大量のオオバン(右)が隠れていてビックリ。しかし本当に増えたよなぁ。

  
浚渫船(左)も見ることができました。そうか、こんな無骨な構造になってるのね。
さらに下流側に降りていくと、ようやくユリカモメ(右)も登場し始めます。

  
かわいかったのは、イキオイよく水浴びしていたムクドリ(左)。街路樹の上に
よりそっていたスズメ(右)もいい雰囲気でしたが、まぁなんせこいつらを暇つぶしに
撮るくらい鳥影が少なかったってことで。ツグミとかまったく見なかったですしね。

  
なぜか護岸にクラカゲトラギス(左)が転がっていたりもしました。誰かの釣果?
近くにはなんだかのんびりした雰囲気のセグロカモメ(右)がたたずんでいたりもします。

  
河口付近まで来ても、オオバン(左)なんかが出るくらいで、最後までヒットはほとんどなし。
ゴールの生麦河口干潟では、今年も地元市民団体による美味なる鶴見川鍋のサービス(右)
があったので、図々しく何杯もお代わりし、冷えた体をジンワリと暖めて、
久しぶりの新春ウォークのうれしい〆括りとなったのでした。

というわけで、今年もやっぱり楽しい一日でした。
冬鳥調査方面はかなり単調で、今年は冬鳥が不調だという噂を確認した
だけな感じでしたが、調査開始前のヨシガモとか、意外なくらい上流にいた
キンクロハジロとか、ささやかなヒットもありましたしネ♪
そして、やっぱり、1年参加できなかっただけでも、川辺の景色というのは
あちこちにいろんな変化があって、不思議な面白さがありました。
よく考えたら、この川を離れてもう○年もたつわけですから(数字は自己検閲)、
風景も街も、変わっていかない方が不思議なわけですが…
流域水族館の展示にもファットヘッドミノーとかガイテンイトヨウジとか、
びっくら仰天がたくさんあったし、久しぶりに古巣の魚取りとかしたくなりますねぇ。
いずれにせよ、参加するたびごとに必ず面白い発見のあるこのイベント。
お近くの方は、運動不足解消を兼ねて、是非一度ご参加くださいナ☆


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