突発的薩摩旅@〜記録更新〜 11.12/17

この日は、かなり発作的に鹿児島遠征してきました。
どうもここのところ所用が多くて突撃回数が減り気味だったもので、
溜まったストレスを遠出でごまかしたいというのと
本来は年末年始の連休で来るつもりが、どうもそこも今年は
ほとんど動けなさそうなので今のうちに、という合わせ技。
ところがそんな浅はかな考えがよくなかったのか
この日は全国的にキョ〜レツな大寒波が押し寄せてきて
南国なハズの鹿児島なのにビックリするぐらいの極寒状態。
おまけに狙いの鳥も大空振りで涙々な1日となったのでした(^^;

<1>鹿児島県各所

  
前日が予定外に出発が遅くなり、ふらふらになりながらやってきたのは連敗中の某所。
しかし、これがまた雲も厚くてクソ寒い!!
初手から心くじけつつウロウロすると、車窓のすぐ近くにタヒバリ(左)が来たので
1枚パチリ。これテレコン着いてませんからほんとにすぐそば。
でも、その後はうろうろしてもダイサギ(右)がいるくらいなんです。

  
水路にはえらくいい漢字に咲いているタガラシ(左)もありました。狂い咲きの範疇かな?
あたりにはこちらも良く見られる帰化植物、トマト(右)も咲き誇っています。

  
水田の中にはタゲリも多数いたので、とりあえずはバシバシ撮りますが
相当暗いし、なんでか強風まで吹き荒れてなんか中途半端。

  
うろうろしているうちにビックリしたのはこちら。なんじゃこりゃ、と思いますが
これはどうやらブロッコリーの成れの果てなんですね。
そうか、普段食しているのは花芽なんだから花になるとこうなるのかぁ。
#これはカリフラワーだとご教示をいただきました。しまったこの2つを今までずっと混同してた(笑

  
さて、それでは気合を入れて干潟を覗き込むと、遠くにホウロクシギ(左)を発見。
河口ではなぜかアオサギの大群(左)がいましたが、カメラを向けたら
バサバサッと飛んでしまって、なんか中途半端なショットに(^^;

  
んで、よくみるとその中にクロツラヘラサギが1羽混じっていたので大興奮
したのですが、これも数枚撮っただけではるか遠くに飛び去りやがったのでした。
うん、なんかどうやらものすごく幸先悪い感じだぞ?

  
などと悩みつつ、再度干潟をのぞくと、かなり距離がありましたが、
ツクシガモの大群(左)を発見。30羽近くいたと思うんですが、おお〜っと思う間も
ないままに、こいつらも何に驚いたんだかバサッと飛び立ち(右)やがって…

  
しばらくぐるぐる飛び回って戻ってきた後、またすぐに再び飛び立って(左)、
今度は本当にはるかかなたに消え去りました。しくしく。
しょうがないので、本題のカモメ方面に注力することにして、干潟のはるか遠くに
並んでいるカモメ類(右)をじっくりとスコープで探します。

  
セグロカモメ類(左)もたくさんいたのですが、距離がある上に、こんな時に
限って晴れてきたもので、超ド逆光でなにがなにやら。
見ていると、突然ミサゴ(右)が降りてくるという展開もありましたが。

  
あたりにはハマシギ&ダイゼンの群れ(左)もいましたし、
ちょっと距離はありましたがズグロカモメの群れ(右)もいたりなかなか楽しい感じです。

  
こちらもちょっと距離がありましたが、足が黄色いホイグリン系カモメ(左)も発見。
カワウがのんびり羽干し(右)してたりもしましたが、やっぱり本命は見つからず。

  
しょうがないのでうろうろすると、道端にいい感じに咲き誇ったスイセン(左)が
あったり、満開のツルソバ(右)があったりとささやかな発見もありました。

  
おみごとだったのは、大木になっていたアコウ。え〜と、この状態でも
花といっていいんだっけ?だとしたらこれで大満開状態だな。なんか違和感あるけど。

  
そうこうするうちに潮がだいぶ満ちてきて、カモメ類がかなり近くなって
来たので、めんどくさい逆光状態ですが頑張って探すと、
なんか不思議な雰囲気の幼鳥(左)に続いて、足がきっぱりと黄色くて、
タイミレンシスじゃなくてホイグリンでよさそうな個体(右)も発見!
しかし、やっぱり本命は不在な上に、しばらくするとミサゴがつっこんできて
すべてのカモメ類を蹴散らしてしまい、宴はあっけなく終了となりました。

  
涙濡れつつ移動しようとすると、テトラポットの上にハマシギ&ダイゼン(左)が休憩
しているのを発見。あ、干潟がない間はこんなとこにいるんだ。
面白かったので、ダイゼンのアップ(右)をバシバシ撮影。

  
ズグロカモメ(左)ははるか沖合いにプカプカ浮かんでいました。
びっくりしたのはそれを撮っていたら、ぐんぐん近づいてきたハクセキレイ(右)。
これ、FZ100でテレコンなしです。いいんですかそれ?

  
んで、お次にぐんと移動してきたのはいつもの水田地帯。しかし、ここが
なんかあちこち立ち入り制限が増えてて動きが撮りにくい上に、なんか妙に鳥が少ない。
車の前にひょいと出てきたコクマルガラス(左)に驚いたくらいで、成果薄。
これじゃぁなぁと思ってると、ようやく遠くにカラフトワシ(右)が飛んでくれました。
今年で飛来20年目だそうで、まだ健在で嬉しい限りですねぇ♪

  
とりあえずそちらに狙いを絞ろうと動いていくと、道端にヤブチョロギ(左)を発見。
それを撮影していると、いきなりブワッとカラフトワシが通過していって…
なんかむこうでいきなりカラスの大群に絡まれて(右)いるんです!

  
これは可哀想にと思っていると、たまらず逃げ帰ってきたカラフトワシが
かなり近距離を通ってくれたのでバシバシ撮影。曇天で真っ黒シルエットだけど。

  
かなりの長時間、カラスに絡まれ続けた(左)あとで、ようやく抜け出して
ふわっともう一回り(右)してくれたので、とりあえずひたすら連写。
あとで地元の鳥屋さんと話をしていると、毎年飛来してから1週間くらいは
すごくきれいな羽衣なのに、1週間もするとカラスにつつかれてボロボロになっちゃう
そうでして……そんな苦労までして毎年来てくれてありがとうねぇ♪

  
その後、杉林のかなり高い場所でしたがふわりと降りたのでバシバシと撮影。
その後は地元の方々の面白い話をお聞かせいただきながら、極寒の中で
ハイチュウ♂を待ってみましたが、こちらはさっぱり成果なく
空振り続きな一日にふさわしいオチとなったのでした(笑

というわけで、なんともしまらん展開の1日でした。
オオズグロ君はこれで見事に9連敗ですので、Oさんの記録を
見事に塗り替えたことになります。えっへん(笑
まぁ、次回こそは無事にお会いしてばっちり撮影しちゃって、記録の更新は
ここらで打ち止めにしたいものですね、ええ。
しかし、今年は冬鳥が不調だとは聞いていましたが、この日もやたらと
小鳥類が少なくて逆に驚きました。立ち寄り損ねたけど、出水なんかもあまり
いい話がないみたいですし、今年は厳しそうですねぇ。
それでも、今年もやってきてくれたカラフトワシにばっちり逢えたので
それだけでもなんとか意義があった気がします。
飛来20周年って、すごい話ですよねぇ。既にかなりのご高齢ということか。
来年もまた無事に飛来してくれることを祈るばかりです。
来年は、カラスに追い回される前の早い時期を狙って来訪しようかなぁ♪


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