| ＜２＞長門峡周辺 続き |
うろうろすると、あちこちにオオハンゲ(左)が咲いていてちょっとビックリ。この時期だっけ？
こちらは終わりかけでしたが、アキチョウジ(右)もパラパラと咲き残っています。
面白かったのは、あちこちでみかけたイグチ類。かなりの種類あるようでしたが
えらく成長が良くて、美味そうなのが多くて持ち帰ろうか散々悩んだり。
フワフワと飛んできたミドリヒョウモン(左)が崖で産卵を始めたりもしました。
少し離れていましたが、センニンソウ(右)のお見事な群落もなかなかいい雰囲気。
びっくらこいたのは、道端のアチコチにあったヤシャゼンマイ。
そういえば渓流性ですから不思議はないんですが、こんなに簡単に見れるんだ～
などと思っていると、フワフワと怪しい影。おおっ！狙いその①のルーミスシジミじゃん！
薄暗い木影で、かなり四苦八苦しながら撮影しましたが、良く見ると
めちゃくちゃ地色が濃いんですね。黒いとは聞いてたけどここまでとは思わなんだ。
あたりには、すでに真っ赤に色づいたマユタテアカネ(左)が何匹か飛んでいました。
シラヤマギクかな？面白そうな雰囲気のノギク類(右)も見つかったりします。
あちこちにあったのは、ホソバコンギク。ノコンギクの渓流型ですね。
あちこちにあったので、後で撮ろうと思ったっきりすっかり忘れてしまって、
わかりやすい渓流沿いな写真を撮れなかったのが残念無念。
湿地に咲いていたミソハギ(左)なんか撮っていると、ふわふわと２匹目のルーミスシジミ(右)
が御登場。あまりに地黒だから、遠めにはムラサキシジミに見えちゃいますね。
わりと風の弱い場所にとまってくれたので、慎重に近づいてドアップ撮影も無事成功。
ちなみにフラッシュ使うと、目が緑色に光って怪しい雰囲気になるんですね。
ハンパな巣の中にマイマイガ類っぽい幼虫(左)がいるのも発見。これって蛹化中？
ふつうのゼンマイにしては中途半端に葉が細くて、雑種のオクタマゼンマイかなぁ？という
雰囲気の株(右)も数株だけ見つけることができました。
さらにうろうろすると、もう１匹ルーミスシジミを発見。先ほどに比べるとそこそこ
地色の白っぽい個体でしたが、これが風でブンブン揺れまくる葉上にばかり止まるので
散々苦労しまくってこんなのが数枚撮れただけ。
この頃にはかなり快晴になって暑くなってきたので、渓流沿いに吸水個体が
降りてないかナァとのぞくと、そこにはたくさんのアオヤギバナがあるじゃないですか！
ひょろ長く伸びて面白い雰囲気になっているアオヤギバナ(左)も発見。
あたりにはダイモンジソウの葉(右)もたくさんあって、秋に来ても楽しめそう♪
このあたいでも、ヤシャゼンマイはあちこちに大群生していました。
こうやって見ると、渓流に対応して葉が細くなってるというのが納得できますね。
さらにしつこく歩き回ると、なんと薄暗い林縁にはマルバノホロシ
まであることに気付いて、さらにビックリ。ホンマに出会いの濃い場所だナァ。
まだ青かったのですが、かなりいい雰囲気の実(左)もついていました。花をアップ(右)
で見ると、ちょうどいい濃さの紫色がなんともいえず妖艶な感じですよねぇ。
それでは、このあたりでしばらく粘ろう！ということで気合を入れてウロウロし始め
たんですが、ふと気付くとデジカメがバッテリー切れ！しかも予備の電池を家に忘れている！
ということで泣きながら車まで引き返して、充電しながら秋吉台に戻ったのですが
秋吉台についた頃には超ドピーカンでさっぱり何も見れず、疲れ果て草原の中に大の字に
なってしばらく爆睡して、この日の挑戦はあっけなく幕引きとなったのでした（＾＾；
んで、道中で達成したのがこの数字。ええ、大台まであと2,500kmです。
タイムリミットまではあと２週間ですが、頑張って30万キロ到達するぞ～ぃ！
というわけで、予定とは違う展開ではあったのですが、それでも
あれこれと面白い出会い濃厚な１日となりました。
実は長門峡の狙いはゼフ♀の吸水だったので、秋吉台のオオウラギンと
合わせて２連敗ということではあるのですが、それでも久しぶりのルーミスに逢えて
それもあんだけ千葉辺りと色合いが違うのがわかっただけで大成果ですよね。
オマケの渓流性植物も面白かったし、ここは場所を変えてぜひ再訪すべきですな。
しかし、秋吉台の探索は単身では難しいモンだとあらためて実感しました。
今回は本当に前日の思い付きだけで来てしまったのですが、狙いたい花の場所はだいたい
覚えてると思っていたんですけど、まぁ同じような道の多いこと。
そして、一度草原の中に入るとどこにも目印がないし、「ここらの林縁の林道」と
いう記憶はあっても、そこに行く道がどれだかさっぱりわからないし…
まぁ、今回は裏目天気＆バッテリー切れでもあったし、またそのうち再挑戦ですね。
あ、あと、２週前のＦＮに酔った勢いでアレコレ書いてしまったもので、アチコチ
から心配する声を頂戴して申し訳ありませんでした。酔った勢いだっただけで、
そんな人生路頭に迷ってるような話ではありませんので、どぞご安心を(笑)