ハンパな天気～山口名所巡り～ 11.9/11
この日は、取って返して山口県に特攻(笑
前々からこの時期に来訪してみたかった、秋吉台と長門峡の
贅沢ツアーとシャレ込んでみたわけですが、
昨日に続いて、天気の神様のきまぐれに翻弄されまくる１日。
きっと昨日同様に朝からさっぱり晴れて暑いんだろうと
予想して、こちらに大移動してきたのですが、
朝目覚めてみると、ものすんごい分厚い雲。肌寒いほどの気温。
おまけに、秋吉台はいままで何度も「たこさんの秋吉台日記」のたこさんに
案内していただいて道は分かっているつもりだったのですが、単身で歩くと予想以上に
場所がさっぱりとわからなくなっていてまるで成果が上がらず、
さらに移動してきた長門峡では、ようやく快晴になってシメシメと思ってたら
まさかのバッテリー切れというものの見事なオチがついてきて(笑)、
昨日に続いて、なんともしまらない１日となったのでした。ちゃんちゃん。
| ＜１＞秋吉台周辺 |
というわけで、大快晴だったはずの秋吉台の絶景(左）。
涙濡れつつ歩くと、道端にえらくご立派なミシマサイコ(右)をさっそく発見。
なんか妙にひょろ長いナンバンギセル(左)もありました。栄養不足かなんかでしょうか？
林縁には面白げなキノコの芽生え(右)も発見。食べるとやばい系だよね。
歩いていてオオッと思ったのは、これまたお見事な感じでわんさかと
実をつけていたツリバナ。いやはや、ここまでご盛況だと眼福ですね。
歩き始めると、道端にはアチコチにヒメシオンが登場します。こいつはかわいらしくて
大好きな花なので、かなり嬉しかったり。まだまだ咲き始めな雰囲気ですけどね。
なんか面白げな枯れ穂(左)があったのでよくよくみると、それはすっかり実になった
ヒキモヨギだったのでした。近くには花の残った株(右)もあったけど、雰囲気大違いやナァ。
とな～んか不思議な植物(左)もありました。これなんだっけ？
メドハギ(右)も、なかなかいい風合いの色合いの株が見つかります。
道端では、キチョウ(左)がすっかり就寝中なのですから、これは手厳しいわけです。
苦笑いしつつ歩くと、昨日に続いてカヤコオロギ(右)に出会えたりもしました。
さらにしつこく歩くと、久しぶりのネコノチチにも遭遇。何度見ても面白い実だ。
良く考えると花の時期にはまだ逢ったことがないんですね。また来なきゃ。
そうこうするうちに、ちょっとずつ天候が回復してきたので、ワクワクしながら
めぼしいところを歩きますが、見つかるのはツマグロヒョウモンばかり。
実は狙いは仮眠明けのオオウラギンヒョウモンだったのですが、それどころか
ミドリヒョウモンすら見つかりませんでしたから……なんでやねん。
ナミヒカゲ(左)は目の前で大開翅してくれましたが、ちょぉっと役不足かナァ。
それではと場所を変えてみると、何のイベントなのか、連打子をいくつも上げている(右)
団体に遭遇しましたが、このあたりから薄々感じていた問題点が現実味を帯びてきます。
「行きたかったポイントにどういったらいいのかサッパリ分からん」
いやぁ、たこさんのご案内のときはそんなヤヤコシイとは思ってなかったんですが、
一人で歩くと、同じような道が縦横無尽に走っていて、はっきりいって手がつけられん(＾＾；
それでもうろうろすると、なんかノアザミの咲き残り？(左)というのや、ちょっと葉のボロボロに
なったキセワタ(右)なんかにも逢えましたが、期待していた大物は登場せず。
そのかわり、かなりご立派な感じのヒメシオン(左)があったり、なぜか樹の途中から
生えているという器用なキノコ類(右)に逢えたりしました。。
こいつもお久しぶりのイヌハギも何株か発見。ワタシはこいつは
結構お気に入りの花なんですが、普通に見たらすんごい地味系ですよねぇ
諦めきれずにウロウロすると、久しぶりに花つきが良くて葉もきっちりついてる
キセワタに逢えたので、バシバシ激写。でも、このままじゃしょうがないということで、
早々にお次の目的地、長門峡に移動することにしたのでした（＾＾；
| ＜２＞長門峡周辺 |
長門峡では、ポイントの場所がよくわからずにしばらく右往左往していると、いきなり近くの
朽木でミルンヤンマ(左)が産卵を開始してビックリしたり。この1枚しか撮らせてくれなかったけど。
あたりには面白そうなカンアオイ類(右)もありましたが、タイリンアオイかな？
林床には、タゴガエル(左)も何匹も飛び跳ねていました。
近くでは、ようやく1花咲きましたという雰囲気のキバナアキギリ(右)も発見。
ほとんど終わり欠けでしたが、ミヤマウズラもパラパラ咲いていました。
ここならあるかと思ってたベニシュスランとかは見つからなかったのが残念ですが…