早春探し〜アタらない日〜 11.4/10

この日は、そろそろ『春!』な気分が味わいたいということで、
この時期ならではの「早春なモノ巡り」とシャレ込むことに。
ここのところの暖かさで一気に桜も咲いて春めいてきましたしね〜。
しかし、今年の季節の移ろいは予想以上に遅れているらしく
なおかつ例によってどうにもタイミングが悪く
ニアミス続きだったり、空振り続きだったりする展開に。
でも、某氏にマル秘ポイントにご案内していただいたおかげで
嬉しい出会いがあったりもして、結構楽しめた1日になったのでした♪
全体的に、「辛うじて春気分」って程度にはなったかな?

<1>播磨地方各所

  
この日は、まずは毎年恒例の春蛾探しから。この日は相当気合を入れて
夜中から探索を始めたのですが、これがまぁビックラこくくらい虫影がいないんです。
散々アチコチ探し回って、ようやくとあるトイレに蛾を数匹発見。
まずは、お約束のオオトビモンエダシャク(左)や、オオアオシャチホコ(右)なんてあたり。

  
しかし、あとは地味なシャクガ類(左)なんかが、それも数匹だけ。
しょうがないのでさらに場所を変えると、派手なハガタエグリシャチホコ(右)が
いましたが、この場所はこれが1匹いただけ。むむむむ。

  
さらに何箇所か回ったあとで、カシワキリガを見つけて、思わずバシバシと
撮影しちゃいますが、けっきょくこの日はこれっきり成果ナシ。
恐ろしいことにコンビニなんかでは1匹も虫が見つからなかったのですが、
これは単に季節が早かったから?それとも夜が冷え込んだから?

  
寝不足でフラフラになりながら、朝っぱらから山麓をうろつくと、
夜露に濡れたアマナ(左)や、ユキワリイチゲ(右)なんかに遭遇。

  
ナガバノモミジイチゴ(左)もあちこちで咲いていました。
葉が丸っこくて小さな白い花を付ける不思議なスミレ類(右)にも遭遇
しましたが、これは単にメチャクチャ中途半端なタチツボスミレなのかなぁ?

  
そういえば、春といえばこいつらに挨拶をしなきゃ、ということで少し足を
伸ばしてミノコバイモの群生地にもご挨拶に行くことに。毎度きれいだねぇ。

  
普通の花&素芯の花の組み合わせ(左)なんぞ撮って遊んだ後で、
あたりをうろうろすると、少し離れた場所でも小群落(右)を見つけてビックリ
したりもしました。そうか、こんなあたりにも広がってきてるんだ〜。
んで、実はこの後は某所の観察会に参加するつもりだったのですが、現地について
からなんか違和感を感じてメールを再チェックすると、開催日は昨日だった(!)
という圧倒的事実を発見。苦笑いしながら転戦することに……

  
さてさて、それではと意気込んでやってきた場所では、アマガエル(左)がのんびり
闊歩していたり、色鮮やかなツバメシジミ(右)が舞っていたりします。

  
咲き始めな雰囲気のキジムシロ(左)やら、ニオイタチツボスミレ(右)やらを
見つつ、周辺を少しうろついてみますが、狙いの某蝶は山麓にはいない雰囲気。

  
そのかわり、クロコノマチョウ(左)が落ち葉の中に隠れているのを発見。
小高い丘の方に移動していくと、道端にはホソミイトトンボ(右)も登場しました。

  
あちこちでブンブンと飛びまくっていたのはビロードツリアブ(左)。
飛びモノを撮ろうとしばらく頑張りますが、案外チョロチョロと動くモンで
撮れたのはこんなハンパなショット(右)が1枚だけ。とほほ。

  
いい感じに咲いているスミレ(左)やら、コバノミツバツツジ(右)やらを見つつ
登った丘では、予想通りの方々がびしっと待機されていたので、まずはご挨拶。
皆さんによると「さっきまで結構飛んでましたが気温が高すぎてノンストップですよ」
とのことなので、気合を入れて待ちますが、なんとこれがさっぱり登場しない。
「到着3分前までは飛んでました」ということなのに、粘れど登場するのはナミアゲハのみで、
それも全てが活発に飛びまくって全く撮影チャンスなし。なんじゃいそりゃ〜(ToT)

  
失意に沈みつつ下山することにすると、道端にオケラの枯れ穂(左)を発見。
そして、かなりビビったのは、道端にはエゾヨツメの羽(右)が落ちてるじゃないですか!
いまだお会いできていない憧れの蛾との最所の出会いがこれなんて…

  
その後、某氏よりヒミツの場所に行って見ますが一緒に行きますか?
とお誘いをいただいたので、ドキドキしながら汗だくで山道を登っていくと
途中にはショウジョウバカマ(左)やら、白い花をつけたシハイスミレ?(右)やらに遭遇。

  
そして!汗まみれで到着した山頂には、なんとギフチョウ(左)がふわふわと
舞っていてくれるじゃないですか!ホンキで涙が出そうなぐらい感激しました♪
しかも、短時間でしたが吸蜜(右)も見せていただけたし!

  
感激しながらしばらく追いかけると、彼は何度かツツジの葉上に
とまって、いい感じのショットも撮らせていただいたのでした♪。

  
その後も、彼はしばらくふわふわと飛んでは休憩することを繰り返していました。
空振りと諦めていたのに、こんなステキな出会いに遭遇できるなんて!
マル秘ポイントへご案内いただいて、本当にありがとうございました!

  
その後、ついでだからと立ち寄った山すそでは、大満開のコブシ(左)に続いて
可愛らしく咲いているカタクリ(右)なんかにも遭遇。

  
あちこちでいい感じに咲き誇っていたアリアケスミレ(左)の中には、
ハグロシハイスミレ(右)もパラパラと混じっていたりしました。

  
ふわふわ舞うベニシジミ(左)なんか眺めた後で水辺に挑戦してみましたが、
オオアメンボ(右)なんかがいたくらいで、期待していたサナエ類なんかは全く皆無。
羽化殻も見つからなかったので、まだ早かったってことかな?

<2>阪神間某所

  
その後はしばらく悩んだ挙句に、思い切って昨日のリベンジに向かったのですが
途中で事故渋滞に巻き込まれて到着は夕刻になっちゃったり。
んで、到着して車を停める時点で、多数の鳥屋さんがバシバシシャッターを切りまくって
いるのが見えて少し焦ったのですが、車から機材を降ろして振り替えると、
その瞬間、白っぽい鳥が飛んでいくのが妙にはっきり見えてみたり(笑
昨日は「5分前」でしたが、今日は「目の前」かいな!
しょうがないので干潟を見てみると、ツクシガモ(左)がいたり、はるか遠くに
コアオアシシギ(右)がいたりしましたが、成果はそれくらい…

  
林の中では、クチバシがすっかり鉛色になったシメ(左)が何羽かいましたし、
オオルリの声も聞こえてきたのですが、姿は見えずじまい。
諦めつつ最所の場所に戻ると、ものすごい高い電柱のうえに狙いのシラコバト(右)が
いましたが、数枚撮ったら林の中に飛んでしまってそれっきり。
なんともビミョ〜な幕引きとなってしまったのでした(^^;

というわけで、「早春なモノ巡り」には程遠い1日でした(^^;
マル秘ポイントにご案内いただいて、ギフチョウの舞を見ることが適わなければ
総空振りな感じでしたから、危うい限りですね〜。
まぁ総じて見事なくらいのギリギリ裏目的タイミングということで
われながら惚れ惚れする展開もありましたが、
それにしてもやっぱり今年は季節の推移が遅いなぁというのも
強く実感してみたり。ギフチョウも出始めだし、トンボはまだみたいだし。
コレは今後もアレコレとタイミングが読めずに苦労する年になる予感ですね(^^;
最後のシラコバト・リベンジはものの見事すぎるタイミングの空振りだったし、
ココントコ運気がよろしくないのもまた確実。
今後はしばらくまた所用続きで野外挑戦ができなかったり、
短時間挑戦になる週末が続きそうだし、GWくらいまでにはなんとか
運気を上昇させるために頑張らなきゃイケナイですね〜(>_<)!


次へ⇒

topへ⇒