予定外の展開〜半日ノンビリ鳥見〜 11.1/16

この日は、まぁったくもって予定外の展開続きな1日でした。
そもそも本来は毎年恒例の鶴見川新春ウォークに参加しに関東に行くはずが
土曜日が出勤日になってどうにも逃げれずに断念し、
それならと情報を拾い集めると日本海側にステキな情報をGETしたんで、
意気込んで突撃、と計画していたら、ご存知の通りこの週末は大荒れの天気。
生まれて初めて、天気予報には『暴風雪』というマークがあるのだと知りました(^^;
これでは遭難確実と断念したところ、目覚めると地元ですらかなりの大雪。
諦めて久々の某屋内施設に行こう、と移動していくと
現地は雪の痕跡もなく晴れ上がっており、それではと鳥見方面に転身したら
途中でいきなり呼び出し鞍って半日トライアルという謎な展開の1日(^^;
けっきょく、「予定外」がいくつ重なったことになるのかすら良くわからないぞ〜?

<1>阪神間各所


というわけで、目覚めた時点のMY ROOMからの眺めがこちら。もう笑っちゃうでしょ?
こりゃさすがに1日フテ寝しようかとも思ったのですが、それも悔しいので
しばらく悩んだ末に到達した結論が、「雪景色の中で熱帯の蝶って面白いんじゃネ?」
ということで、雪道にドキドキしながら一路阪神間の某施設へ。

  
しか〜〜し、しばらくは吹雪だったのですが、阪神間に入るとぺっかり快晴。
『雪』の痕跡なんて全くどこにもなく、なにそれって雰囲気濃厚。
悔しいので周辺をうろつくと、カワセミ(左)がいたり、カワラヒワ(右)がいたり。

  
池の中には、オカヨシガモの群れがノンビリ泳いでいて実にいい雰囲気。
北風はキョ〜レツに寒くて凍えそうではありましたが、この天気で屋外探索を断念するのは
あまりに悔しいし、そもそも本来の「暖かい温室内から外の雪景色を見物する」
というササヤカな趣旨とは大いに食い違うので、鳥見方面に方針転換(笑

  
のんびり歩いていくと、毎度ながらのコブハクチョウ(左)の中に、
コハクチョウ(右)が混じっていてビックリ仰天。
あとで聞くと、数年前から居ついている個体だそうで。知らなかったなぁ…

  
いつ居ているといえばこちら、お久しぶりのコクガンもまだまだお元気でした。
しかし何度見ても、池でオナガガモに混じってパンをせびるコクガンは違和感満点!

  
お約束といえば、あふれんばかりのユリカモメの群れも
こういう公園ではもはや風物詩ですね。次々とパンを撒く人が来ては
そのたんびにドンチャン騒ぎやってました。すごいよなぁ。

  
けっこうびっくりしたのは、そんな中に混じっていた、カモメの幼鳥(左)。
あまり内陸部の池にいるイメージがなかったのですが、しばらくすると少し遠かったけど
成鳥(右)も1羽発見。こっそりとオコボレ狙いに来てるんモンなんですね。

  
その後も、キョ〜レツな北風に芯から冷え込みながらうろうろすると、
中途半端な羽衣のオナガガモ(左)やら、キンクロハジロ(右)やらにも遭遇します。

  
何度見ても色鮮やかで大好きなハシビロガモ(左)も多数。ちょいと
面白かったのは、よっこらしょっと水に入る瞬間のショット(右)。なんかユーモラス。

  
うろうろしていると、メンフクロウ類(左)をつれて散歩されている方がいてビックリ仰天。
帽子に乗っけてのお散歩でした。え〜と、厳密にはなんて種類になるのだろうかしらん。
木影にこっそり咲いているヤツデ(右)なんてのもなかなかいい雰囲気でした。

  
さて引き上げるか、というあたりで聞き覚えのない声がしてきたので
珍品か?と思いつつ頑張って探したところ、目の前にヒョイと出てきたのは…
うわ、カナリヤじゃないですか、これって(@_@)
そりゃ聞き覚えないわけですが、これから厳しい自然界を生き残っていけるのかなぁキミは。

  
さて、お次にやってきたのは、先週も立ち寄ったとある河川敷。
この後の最終目的地への道すがらだったというだけの理由だったのですが、
キョ〜レツすぎる北風(左)にホンキでブルブル震えながら歩くと、
足元に一足気の早いカンサイタンポポ(右)を発見。春の気配…にゃぁ早すぎるか。

  
うろうろすると、川辺にはバンがけっこういて、あちこちでウロチョロ。
こういうとこだと大抵ごみ漁りしてるイメージですが、今回もそうでした(笑

  
上空を颯爽と滑空していくハヤブサ(左)なんぞ見送りつつ、狙いの某小鳥を
探しますが、ツグミ(右)なんかが何度か出るくらい。ってか、風が強烈で草むらが
揺れまくっていて、小鳥とかものすごい探しにくいんです。
しかし、「ついでだしまぁいっか、そろそろ諦めよ。」と独り言を言って
抱えていた三脚をおろしたら、そこから小さな鳥がピュイと飛んでやぶの中に。
…しかも明らかに狙いの鳥だったんですが、今足元にじっとしたてんすかアンタ(@_@)!?

  
なんか諦めきれなくなったのでうろうろすると、川面にヌートリア(左)を発見。
これがかなり心底ビックリしたんですが、こいつらを餌付けている奇特な御仁が
いらっしゃるんですねぇ。というわけで、餌やりシーン(右)をしばらく見物したり。

  
おおっ、と思ったのは、かわいらしい幼獣(左)。うん、いいカンジだねぇ。
近くのヒドリガモの群れの中には、アメリカヒドリっぽい♀(右)もいました。
いや、なんとなくそんな雰囲気だと思うだけ自信ナシですが(^^;

  
さて、しばらく粘ると、狙いのコホオアカ君がふいにド至近距離に御登場。
それも、相も変わらず警戒心ってナニそれな感じで本当に目の前なんです♪

  
大興奮しながらバシバシと撮影しますが、彼は本当に怖いもの知らずのようで、
ずいずい近づいてきた挙句に、ひょいと目の前に下りて餌捕り開始(笑

  
あまりにも目の前でノンビリしているので、デジスコの三脚を思いっきり下げて
低い位置から撮ったりとかしばらく遊んでみたり。ホンキで手掴みできそうな距離(笑
でも、そのうちに何を思ったのか散歩中の犬が二人の間を走り抜けやがって
お楽しみタイムはあっけなく終了。なんでこの狭い距離を狙うンすか?
まぁでも十分楽しめたし、噂のレンジャー系に転戦とするか、と意気込んで移動かけた
ところで義妹からケータイに着信。「お願いしたいことがあるんだけど時間ある〜?」。
というわけで、急遽呼び出し食らってここで終了という急転直下のオチだったのでした(^^;

というわけで、まぁったく何一つ計画通りに行きませんでしたが
そこそこ楽しめた一日となりました。まぁ、結果オーライってやつやね。
お散歩中のメンフクロウとか、謎のカナリアとか、不思議な出会いも多かったし♪
しかし、本来の予定だった「鶴見川新春ウォーク」は関東在住時から
なにがあろうが必ず参加していたイベントで、数えてみると15年くらい連続参加
していたので、記録更新できなかったのは残念な限り。来年は必ずや!
その代替案だった日本海側の珍重情報も昨年のリベンジチャンスだったりしたし、
最近はどうにもこうにも肝心なところで予定通り行かないことばかり…
などとぶつくさモンクなんぞたれつつ、弟宅でピザを大量に食って帰路に着いたのですが
神戸あたりは結局終日晴れだったのですっかり忘れていたのですが
地元に近づくにつれてものすごい猛吹雪。高速を降りると一面の銀世界。
道路も既にかなりの積雪で、軽いブレーキでもズズッとすべる
なんとも恐ろしく心細い状態の中、ベソかきながら長時間かけて帰宅したのでした(-_-;


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