なんもない日〜雪景色に笑う〜 11.1/22

この日は、いろいろと予想外な一日でした。
最所は思いっきり南下遠征しようかと企んでいたのですが、
師匠から日本海側某所へ挑戦してみるとの連絡があったもので、
四駆スタッドレスの愛車に図々しく乗せてってもらうことに♪
自分の車じゃ到底行く自信なかったからラッキーな限りでしたが、
現地に到着して二人そろって口あんぐり。
一面の銀世界。ぶ厚くなにもかもを覆い尽くしている雪。
こりゃマズいという直感どおりに徹底的になにも出現してくれず、
ベソかきながら撤収した後で、悔し紛れに
もう1挑戦するも、さらに大空振りの笑えるオチ。
ここんところの鳥運のなさはホント祟りのレベルになってるなぁ(^^;

<1>但馬地方某所

  
というわけで、到着した現地の様子がこちら。もう笑うしかない状況。
一応、これでも水田地帯でして、何本もの農道が走っている場所なのですが、
1m近い積雪のせいで、道路がどこにあるのかすらわからない(笑
雪の上で呆然としているツグミ(右)なんかはいましたが、狙いの小鳥系は
この調子じゃさっぱり探しようがない、ということで初手からやな予感。

  
それではと川面を眺めてみますが、カルガモの群れ(左)がいたりする程度。
このあたりのお約束である、コウノトリ(右)には逢えましたけど。

  
雪の上をウロチョロしているセグロセキレイ(左)を眺めていると
 ちょいとゴチャゴチャした中に潜むマヒワ(右)を発見。
おおっ、と思うと、彼らは不意にツイと飛び立ったかと思うと、雪に半ば
埋もれた用水路に飛び込んでそのままどこかに消えました。
うわ、小鳥系はこういう場所に潜って餌とってるんだ。こりゃ探しようがないなぁ。

  
そう呆然としていると、雪の上を歩くキジを発見。兄弟なのかな?
全部で3羽見れて、少し見ごたえのあるシーンだったりしました。

  
うろちょろしながら、ふと見上げると、すぐ頭上の電信柱に
コウノトリがとまっていて、もろお尻を見上げる(左)かっこうになったりとか。
人工塔の上では、のんびり羽繕いしている個体(右)もいました。

  
川を眺めていると、遠くに3羽のカンムリカイツブリ(左)を発見。
水田地帯では、飛び跳ねているタヒバリ(右)なんかも見れましたが、
まぁなんせ鳥影が少な過ぎる。こりゃど〜しよ〜もないなぁ。

  
少し離れた場所にとまっていたノスリ(左)を見たり、
雪原を闊歩していたコウノトリ(右)を見たりした後で、さすがにギブアップして
早々に引き上げちゃうことに。粘ってもしょうがなさそうだし天気崩れそうだし…
しかも、播但連絡道に入った途端、師匠が道路脇の斜面に群れている
ハギマシコの群れを発見。おおっ!と思うもどうしようもないわけで、
むなしく通過するというすばらしすぎるオチのおまけつき。
こりゃぁ、ある程度雪が溶けないと、鳥見は厳しすぎるよなぁ…

<2>大阪某所

  
というわけで、早めに戻ってきたので、そのままやってきたのは某公園。
雪のかけらもなく、むしろ暖かな陽気の中、道端のスイセン(左)やら、ほころびかけた
ウメのつぼみ(右)やらを眺めていると、朝っぱらの光景が冗談みたいな気が…

  
のんびりと餌とっているコサギ(左)をみたり、木影でせっせと
餌とってるシロハラ(右)なんかをみたり、のんびり鳥を見るのがなんか
妙に楽しかったり。朝は寒すぎてデジスコ出さなかったしね。

  
枝の上でのんびりしているビンズイもバシバシ撮ったりした後で、
狙いの某鳥を探そうと動き始めると、地元の人らしき鳥屋さんに遭遇。
「ども、○○って出てるのこの先ですよね、今日は出てますか?」
などと声をかけると、その人は不思議そうな顔をして
「え〜、俺が聞いたのは××の中だよ。ここからなら、ここ通ったらまだ近いから…」
ありゃ場所を勘違いしてたか、ちょっと遠いなぁ。この時は素直にそう思ったんですよ(^^;

  
通りすがりの池では、オナガガモ(左)やら、ハシビロガモ(右)やらが
のんびりゆったり泳いでいたので、思わずちょこちょこ撮りつつ前進。

  
のんびり羽を干しているカワウ(左)がいたり、ちょぉっとゴチャゴチャの
中だけど、隠れてるつもりらしきゴイサギ(右)がいたりします。

  
ついでなので、冠羽のピンとたってるあたりを数枚バシバシ撮影。
う〜ん、鬼太郎風味でちょいと面白いですね。なんの役に立つんだろ?

  
んで、到着した場所ではいいカンジに咲いているソシンロウバイ(左)やら、
白花のウメ(右)なんかがあって、これまたちょいと嬉しくなったりしましたが、
その後じっくりと歩き回った結果、狙いの鳥がいるのは
どうやらここではないということが判明。聞いてる環境とちょいと違うし、
なにより鳥屋さんがダレもいないし。デマに踊らされちまったわけですね、ハイ(ToT)

  
嘆いていると、小さな蛾を発見。図鑑を見ると、アオアツバが似てますが、
イマイチ自信なし。しかし、こんな厳寒期に出るような記述じゃないけどなぁ?

  
慌てて最初の場所に戻ろうとしていると、道中でオオバン(左)がいたり、
芝生でノンビリ餌とってるバン(右)に逢ったりします。

  
木影に隠れているカルガモ(左)なんか見てると、明らかに翼のおかしな
ヒドリガモ(右)を発見。羽がごっそり抜けているけど、ダイジョブなのかなぁ?

  
ヨシガモ(左)もノンビリ泳いでいてくれましたが、ちょっとばかり逆光すぎ。
見てると、なんか潜って食べて(右)ましたけど、なに食ってんの?

  
近くではヨシガモ♀(左)も同じくせっせと餌食ってました。ハスの実とかかな?
えらく近くで泳いでいるヨシガモ(右)もいたので、喜んでデジスコを向けたら
なんか違和感。よくみると飾り羽が全くないんですよね。何がおきたんだい?

  
近くには、ゴイサギ幼鳥(左)も潜んでいたりしましたが、その後ようやく最所の場所に
戻ったころには、すでに薄暗くなりかけててシロハラ(左)がいたくらいで、
粘れど狙いの鳥は出現せず。後で聞くと既に抜けてたみたいですけどね。

  
しょうがないので周辺をうろうろして、のんびり餌をとっているハシボソガラスなんぞ
激写してみて、この空振り三昧の日の締めくくりとしたのでした(^^;

というわけで、ほっとんど成果のない一日でした。
但馬大雪はニュースでも聞いていましたが、まさかここまでとは思わなかった
ので、本当にビックリ仰天。山間部の方が雪が少なかったんじゃないかってくらい。
この調子だと、そこそこ雪が溶けてくれるまで、どうしようもなさそうだし、
少なくともワタシの車では、当地を訪れれるのは春先になりそう(^^;
まぁ、えと、但馬には、雪景色の中のコウノトリを見物に行ったという
ことにして自己欺瞞しちゃいましょう。いやぁ、いいカンジのが撮れたよなぁ(笑
しかし、最後の高速路肩のハギマシコは見事なオチでした。
数年前、師匠と一緒に移動中、高速の路肩に紫色鮮やかなカザグルマが
咲いているのを見つけて危うくブレーキ踏みかけたことがありますが
それ以来の衝撃。これが大珍鳥だったりしたら、あっけなく事故ってそうだよなぁ(笑
しかし、今年は本当に冬型が強すぎる。ちょっと日本海側のいい情報も
いくつか拾ってはいるものの、私の愛車では怖くて近づけない場所ばかり。
少しでいいから、春の気配が早く近付いてくれることを、ただ祈るばかりですねぇ。


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