オマケの1日〜予想もしない展開〜 10.12/31

この日は、年末関東旅のオマケな日。
東海あたりでもウロウロするか、それともいいウワサのある
紀伊半島あたりの山にでも行ってみるか。
あれこれ考えた後で、無難なトコロで、と久々の湖北に挑戦する
ことにして、深夜のうちに到着したのですが、
すでにご存知のとおり、正月前のこの日、西日本では前線が
暴れまくり、あちこちでエライ大騒ぎになった素晴らしい荒天になったわけで、
目覚めたワタシは思いもしない展開にド肝を抜かれるハメに。
というわけで、当然ながら全く成果なき1日となったのでした。
いやぁ、まさかこんなことになるなんてホンマに予想外でしたゼ(^^;

<1>湖北地方〜阪神間

さて、序章からご説明させていただくと、前日夜に関東を断って、
途中で仮眠取りつつ、湖北に着いたのは朝4時。
満天の星を見上げて翌日の成果に期待を寄せつつ再度仮眠をとったの
ですが、6時過ぎ、強烈な北西風で車がグラグラ揺れて目が覚めます。
ありゃ、ちょっと天気が崩れるのかな?
そう思いながら二度寝して、7時に再度目覚めると…

  
うぉ〜、なんじゃこりゃ〜!!! 
なんじゃこりゃという横殴りの強烈過ぎる吹雪。
すでに積雪は10cm近く、あたりは一面の銀世界。
しばらくホンキでなにがなんだか理解できずに唖然呆然(@_@)

  
しょうがないので少しだけ移動してみると、道路もすごい積雪でどうにもならず、
ほんの少し離れた景色も真っ白で何も見えないくらいの状況。
車も真っ白に雪が積もっていて、こりゃどうもしようないことは明白。
チェーンは積んであるけれど、このままの状況が続けばそれでも危険な状態に
なるのは確実だし、高速道が通行止めになる可能性も大。
ってか、それ以上にこの横殴りの吹雪じゃ鳥見どころじゃないじゃんか、
ということで、ドキドキしながら最寄のICに急ぐことに。
しかし、当然ながら同様の遁走をする車で高速道路はあふれていて、
どこまでも続くノロノロ運転。トホホのホ。
というわけで、大阪付近まで逃避してきたころには既に昼過ぎに…

  
そのまま帰るのは悔しいので、ものすごい薄暗い中、いいウワサを聞いてた
河川敷に足を伸ばしてみると、芝生の中をノンビリとヒバリの群れが採餌中。

  
極低温のキョ〜レツな北風に涙ぐみながらうろうろしますが、
草むらの中は、ホオジロが何羽か登場してくれた程度でした。

  
さらにしつこくうろつくも、遠くにカワラヒワ(左)がいたり、ヒヨドリ(右)が
いたりした程度で、どうにも成果なし。そのうちまた吹雪いてきたし。

  
そんな寒空の中でも、ハルザキヤマガラシ(左)がパラパラと咲いていたり、
ものすごい大量の実をつけたセンダン(右)が見つかったりもしました。

  
さてさて、さらに少し移動してきたのはよさげな海辺。
歩くと、実をたっぷりつけたトベラ(左)やら、シャリンバイ(右)が見つかります。

  
さて、歩き始めると、こんな荒天なのに、波打ち際でのんびりしている
セグロカモメ(左)やら、オナガガモ(右)がいたりします。根性太いなぁ。

  
さらにすごいなぁと思ったのは、グングンと荒れまくる水面で
揉まれるようになりながら平然とした顔で群れている、オカヨシガモ(左)やら、
ヒドリガモ&オナガガモ(右)。なんでそんな修羅の場にいるんですか?

  
カワウも、沖のテトラポットの上でのんびりやっていたり、のうのうと泳いでたり、
荒天であせっているこちらがバカバカしくなるような雰囲気満点。

  
沖のほうを見ると、こんな日でも悠々と泳いでいたのはホオジロガモ。
♂(左)は比較的近くでしたが、♀(右)ははるか沖合いを泳いでいて、こんな日だから
すぐ近くを泳いでいるんじゃないかという甘い予想はオオはずれ(^^;

  
そのほか、ホシハジロ(左)やら、ウミアイサ(右)やらがご登場し、
やはり鳥様にはこれくらいの荒れ模様はたいしたことないんだなぁと思ったのですが…

  
堤防の内側には、かなりの数のカモ類(左)が集まっていて、やっぱりみんな
こんなトコに非難してんだねぇ、と不思議に嬉しくなってみたりとか。
ノンビリ見ていると、上空をミサゴ(右)が何度も飛んだりしてくれました。

  
ちょっと驚いたのは、道端に実をたっぷりつけたキョウチクトウ(左)が
あったこと。こんな場所だと、花粉媒介者はダレなんだ?
たくさんの花芽をつけたキリ(右)なんかも見つかりました。

  
よくよく沖合いを見ると、はるか遠くにスズガモの群れ(左)発見。
こんな荒天でもそんな場所でがんばってんだねぇ。
ふと気付くと、はるか遠くにミサゴ(右)がたたずんでいるのを見つけたり
しましたが、その後この場所でも吹雪いてきたのでスタコラ遁走。

  
その後は悔しいので、地元周辺の水田地帯をウロウロしてみましたが、
ハシブトガラス(左)がやたらいるなぁということに気付いた程度で成果皆無。
諦めての帰路のコンビニで、窓際に落ちていた
キマダラモドキの死骸(右)が、最後のささやかなビックリとなったのでした☆

というわけで、全く予想もしない展開の1日でした。
いやはやしかし、目覚めた時の仰天っぷりったら凄まじかった(^^;
天気が崩れるという予報は認識してましたから、崩れ始めたら
さっさと逃げようと言う計画でしたが、まさかたかだか1時間くらいで
あそこまでハデに積もるなんて!
しかし、早めに逃げたのは大正解で、ワタシの通過した1時間後には
京都南IC以北は通行止めだったらしいですから…
まぁ、別案で東海あたりで鳥見してたりとか、米子あたりまで足を伸ばしたり
してたら、確実に極寒の車の中で年を越すことになったでしょうから
それに比べたらかなりマシな展開だったと考えるべきかな〜?
というわけで、なんともしまらない2010年の締め括り。
来年こそは良い年になりますよ〜〜に、っと(^o^)♪


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