豪雨のシギチ探し〜オチ付の日〜 10.9/23

この日は、いつぞやのリベンジということで北陸特攻してきました。
師匠にも同行していただいて、長い海岸線をウロウロ、
ウワサの珍シギ探しとしゃれ込んだ訳です。
しかし、天気予報はどうにもこうにもなヤバげなご宣告。
まぁ、それでもなんとかなるだろう〜、って甘っちょろい
予想の元、突撃してみたのですが
予想以上の豪雨で何も見えん状態だったりして、
散々さすらってみたのに結局大空振り。
おまけに最後には、もののみごとな「オチ」までついてきて、
なんとも涙々な展開となった一日でした(^^;

<1>石川県各所

  
というわけで、朝一でやってきたるは実に面白げな砂浜。
しかぁし、時間的にはそんなに早くついたわけでもないのに、めっちゃ薄暗い。
なおかつ時折どうしようもないような豪雨が降りしきる。トホホ。
それでも、頑張って、砂浜にいるトウネンの群れを順番に見ていきます。
ちなみに、デジスコ出す気がしなかったので本日は全てPowershot。

  
うろうろしていると、波打ち際のカモメ類の群れに、ホイグリン系カモメを
何匹か発見。師匠によるとタイミレンシスとのことですが、面白いですねぇ。

  
少し驚いたのは、砂浜の一角にバラバラッと落ちていたエイ(左)とサメ(右)。
名前はよくわかりませんが、左がホシエイ、右がホシザメかな?
特にエイは10匹以上落ちてて、 カラスが集まって大宴会が催されてました(^^;
漂着というレベルではないので漁船からの遺棄ですかね〜。

  
さてさて、肝心のシギチはというと、長い砂浜を車で走りながらひたすら
探しますが、一向に成果が出ず。ってか、豪雨で探しにくいし、
どういうわけかこの日は、飛び立ったシギチの群れが数キロ以上移動するようで
慌ててその方向に探しに行っても全く見つからないこと多数。
オバシギ(右)やら、メダイチドリ(右)なんかは近く見れたんですけどねぇ。

  
ミユビシギモ(左)もいましたが、少数派でした。キンセンガニを
食べてるウミネコ(左)なんかにも逢えましたが、その後も相当根気よく
探し回ったけど、まったくペケポン。寒いし雨もすごいし、もぉヘトヘト。

  
気分転換に少しはなれた水田地帯に移動することにすると、
水路の中にハジロカイツブリ(左)を発見。これが嬉しくなるくらいなんですから
どんな状況だったかは推して知るべしって感じですな(笑
それでも、湿田をうろうろすると、オグロシギの群れ(右)にも遭遇。

  
雨がすごいので車の中から眺めていると、何を思ったのか、何匹かの
オグロシギ君がぐんぐんとこちらに近づいてきてくれたりします。
繰り返しますが、今回はデジスコつかってませんから、ホントに至近距離。

  
彼は、車のすぐ近くといいたくなるほどの距離をズンズンと歩いて
どこかに消えていきました。大サービスありがとう♪
その後、遠かったけど、ツルシギやコアオアシシギも登場して楽しめたり。

  
結構驚いたのは、放棄水田の中でそこここにミズアオイ(左)が咲いてるんです。
こんな貴重品が雑草チックに生えていていいのか〜?
そして、面白かったのは、結構な数のショウドウツバメ(右)が水田の上を
ブンブンと飛んでいたこと。これは面白そうだ、ということで師匠と二人して
飛びモノ狙いという無謀な行為にしばしふけることに。

  
んで、デジイチの師匠は、当然ながらものすごいビシバシのものをあっさり
撮影されていましたが、こちらはMFが役に立たんコンデジ。
ということで、置きピンで目の前通ったらとりあえず大連射というバカな作戦を
してみましたが、数百枚のなにも写っていない風景写真の中に
こんなプチミラクルなショットも数枚だけ撮れちゃいました☆

  
さらに奇跡度の高いのを2枚。いやぁ、打率は低すぎでしたが、
粘った甲斐があるというものですよね。
ちなみに密かにショウドウツバメはマトモに撮影するのはお初なんです♪

  
さてさて、その後、しばらく悩んだ挙句に、やっぱりもうちょっと粘りたい
ということで、ワガママを言って先ほどの砂浜に。
しばらく車を走らすと、波打ち際に怪しい影(左)を発見しました。
これがホンキでビックラこいたのですが、なんとウシガエル!
しかも1匹じゃなくて、ある区間だけバラバラと5〜6匹いたでしょうか。
さらに、撮影しようと近づてみると、ビョンとひと跳して、波間に消えるんです(^^;
だ、だいじょうぶなんですか、海水って???
追いかけるのも忘れてポカンとしていると、オオセグロカモメ幼鳥(右)
なんかがニヤニヤこっちを眺めていたりしました。

んで、この後ちょっとした大トラブル。
このあたりは砂浜の砂質が硬く、車でそのまま走れるという面白い場所なのですが
砂浜を横切るように小さな川が流れ込んでいたりするので、
オフロード車よろしくそれをザブンと乗り越えたりして調子に乗ってたんです。
んで、何箇所かそういう場所を越したあとでの出来事。
「この川って、さっき通れた場所ですっけ?確かそうですよね、うん」
などと曖昧なことを言いながら川をザブンと渡ると、
中央の川底がが大きくえぐれていたようで車のアタマがガクッと落ちて
ガッツン!とすごい音と衝撃。
エンジンが水をかぶってしまってシューシュー真っ白な水蒸気を上げて
エライコッチャな雰囲気濃厚。なんとか川を渡り切れてホンマよかった(-_-;

  
気を取り直して再度うろつきますが、肝心のシギチはというと、
午前中に比べてトウネンの群れの数がグンと減っていて、こりゃダメだ状態。
シギチって、こんな豪雨の日の昼間にも渡ってっちゃうみたいですね。
ひたすらうろついた成果は、オバシギとオオソリハシシギの混群に遭遇した程度。

  
なにも撮るものがないので、うろちょろしているオバシギ(左)と、オオソリハシシギ(右)
をバシバシ撮って遊んだりしてみたり。むぅ、裏目ってやつだなぁ…

  
ふと、波打ち際に、なんか妙な魚が打ちあがっているのに気付きます。
昨年はこのあたりにリュウグウノツカイが落ちていたとかいうウワサもありますから
ドキドキしながら近づきましたが…これってなんですかねぇ?
などと笑っていたら、いきなり愛車のエンジンルームからけたたましいガリガリ音が!
こ、これは、マズイ?ということで探索を打ち切って近くのディーラーを探すハメに(^^;


んで、なんとか見つけたディーラーさんに持ち込んで、待つことしばし。
メカニックさんが一言、「あの、これはこの工場じゃどうにもなりませんので…」
先ほどの川で思いっきり底面をぶつけてしまって、フロント下部の
フレームが曲がり、内部のラジエターやらなんやらを押し上げているらしく、
エンジンの冷却ファンが接触して異音がしていたそうで。
「とりあえずファンの電源ケーブルを抜きました。高速を走ってれば空気で冷える
はずですから、このまま走って帰ってみてください。保証はできませんが」
などと非常に不安なご宣託に思わず、
「これって、普通に近くのお客が持ち込んだら直すのをオススメする状態ですか?」
と聞いてみたら、にっこり笑って「いいえ」と一言。
渋滞にハマったらアウトだなぁ、とドキドキしながらの帰路になったのでした。
えと、師匠、タイヘン不安な時間をすごさせてしまって申し訳ありませんでした(^^;

というわけで、なんともいえないオチのついた1日でした。
狙いのシギチは、実は前回三重で外した種類ですので、2連敗。
ってか、終日天気悪すぎで、雨の中ひたすら車を走らせていた時間の方が
はるかに長いという寂しい結果でしたが、
それでもそこそこ面白い成果があったのだから、頑張った甲斐があるかな?
しかし、最後の大きな「オチ」はちょいといただけません(^^;
ちなみに我が愛車は、すでに走行距離24万キロオーバー。
「トドメさしましたね」などと各方面に言われつつ、ションボリと帰ったのですが
いきつけの車屋さんは、やっぱりスゴ腕かつ親切で、
翌週アタマには修理完了で戻ってきてビックリした次第。
やっぱこれは頑張って、30万キロまでこき使わなきゃいかんなぁ♪
そのためには、修理箇所が増えないように、もうちょっと安全運転を心がける
ようにしなくっちゃぁいけませんね。う〜ん、反省(^-^;


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