リーフバグ探索@〜八ヶ岳山麓にて〜 10.6/5
  
<2>八ヶ岳周辺 続き

  
さて、さらにうろつくと、葉上にシラホシカミキリ(左)が鎮座しているのを発見。
帯の太い、コガタカメノコハムシ(右)なんてあたりも見つかります。

  
なんかかわいらしいシャクガ系幼虫(左)も発見。この手は名前わからんなぁ。
コブハサミムシ?(右)もあちこちに隠れていました。

  
Eさんの別荘の敷地内をうろつくと、いい感じに咲いているササバギンラン(左)やら
ハンショウヅル(右)やらがあってなんともいい感じ。
撮影し損ねたけどクモガタヒョウモンやらウスバシロチョウなんかも舞い飛んでいて、
じっくり庭先を攻めまわっても面白そうな感じでした。うらやましい。

  
屋根に上ってのんびりしていると、目の前にゴジュウカラ(左)登場。これはテレコンつけて
ませんから本当に至近距離です。テレコン持ってあがってたらなぁ…
巣箱ではシジュウカラ(右)が営巣していて、セッセと餌運びしてました。

  
さてその後、ちょっと離れた川原まで足を伸ばしてみると、初手からなんとも面白い質感の
蛾の幼虫(左)を発見。どのグループなのかすらわかりませんが…
イチモンジカメノコハムシ(右)もいたのでドアップ撮影にも挑戦しました。

  
桜の林をうろつくと、ヒロバカゲロウ類(左)が何度も登場したり、
リンゴカミキリ(右)が登場したりしますが、あまりほかには成果なし。

  
ちょっと驚いたのは、葉を畳んだ巣のようなものがあったのでなにげなく空けると
こんな異型のイモムシが隠れていたこと。明らかに新芽に擬態系なのに
何でこんなところに隠れてるの?と悩みましたが
よくよく考えたら、もしかしてこれって蛹化中だった?…だとしたらゴメン。
ちなみにこれだけ特徴的なのにお名前はまだわかりません(^^;。

  
ちょっとした草地では、ウスベニヒゲナガ(左)もフワフワ登場しましたし、
ちょいとボロになっていましたが、キタテハ(右)もご登場。

  
そして、ちょいとビックリしたのが、ぶんぶん飛び回っていたキバネツノトンボ。
相も変わらず活発的でしたが時折止まってくれる個体もいて
大興奮しながら撮影したのでした☆

  
さて、この場所の狙いは実は河原の昆虫。
ということでうろうろすると、コニワハンミョウ(左)があちこちで飛び交っていたり
スナゴミムシダマシ(右)がいたりしましたが、かつてEさんが大量に見たという
カワラハンミョウは見つからず。昔見たころと比べると遷移が一気に進んで
広大な砂洲だった場所が松林になってきてるそうで…

  
それでも悔し紛れにうろうろすると、オツネントンボ(左)が飛んできたり、
ニワハンミョウ(右)が登場したりしてくれます。

  
林の中にはいると、せっせと揺籃作成中のファウストハマキチョッキリ発見。
またとないチャンスとがんばって撮ろうとしましたが、風が強いのでこのサイズのものは
揺れて揺れてピントが合わない、ということで泣く泣く断念。

  
不思議な高台の上で撮影したのは、久しぶりのアオハダの花。
地味ですが、ここ数年撮影する機会がなかったのでかなり嬉しかったりして♪

  
1枚しか撮れませんでしたが、模様の全くない白いテントウムシ(左)がいました。なにもの?
なんか面白げなハサミムシ類(右)なんかもいましたが、このあたりで帰路がわからなくなって
二人で若干右往左往するという一幕も。結局Eさんの野生の観が功を奏しましたが。

  
車に戻る途中で、ホソアシナガバチを捕食中のワカバグモ(左)を発見。食うのね。
蛍光グリーンの鮮やかなヒメヤママユの幼虫(右)にもあえました。

  
その後、Eさんの別荘に戻って一休みしていると、林の中からなんと
サンコウチョウの声がしてきたので、大慌てで出ると林の中にニホンジカの群れ(左)を
発見。葉上にウスアカオトシブミ(右)もいたりしましたが、
結局サンコウチョウは何度か遠くをヒラヒラと飛ぶ姿を見ただけで撮影は叶わず。

  
その後、 毎回恒例の簡易ライトトラップを仕掛けていただいて、
Eさんによる美味なる夕飯をご馳走になりつつ時折のぞきに行くと
さっそく面白い成果がありました。まずは、ド派手な
クロフシロヒトリ(左)と、地味〜なサザナミスズメ(右)。

  
立派なサイズのオオミズアオ(左)も飛来してきましたし、
この時期よく見るキマエクロホソバ(右)も何匹か登場しました。

  
派手な触覚が楽しいヒゲコメツキ(左)もやってきていましたし、
立派なサイズのオオゾウムシ(右)もご登場。
その後は、のんびり酒呑みつつ、Eさんの幸せなベビー話をお聞かせ
いただきながら、山小屋の夜はふけていったのでした。

というわけで、この日も楽しき一日でした。
Eさん本当にありがとうございました♪
しかし、Eさんの別荘あたりは大珍品がいるわけではないですが
あれこれと面白い出会いが続くので、いつ行ってもその度に面白い発見があります。
道端の葉裏をじっくり眺めて歩く、時速100mくらいの歩き方が
あのあたりだと一番面白い気もしますね。また行かなきゃ。
そして、なんといっても今回面白かったのはEさんの新米パパとしての顔。
「いやぁ、ありゃカワイイねぇ」とニンマリ緩む表情は、なかなか大した親ばかっぷりで(笑
「寝てるといじれないでしょ、だから泣き声がすると触れると思っていそいそとトんでいくんだよ」
という言葉がなかなか印象的でした。今は夜寝ないので大変みたいですが。
ベイベーが大きくなったら、一緒に虫取りして走り回る素敵な時間がいつかすごせるのかな?
一緒に遊べた暁には、アレコレといらん教育たっぷりしてやるぞっと☆


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