リーフバグ探索@〜八ヶ岳山麓にて〜 10.6/5

この週末は、Eさんによる素敵なイベントが企画されておりました。
信州で、プロにあれこれ教えていただいちゃおう企画。
イベントの骨子は後述させていただくとして、
この日はその前哨戦で、八ヶ岳の別荘周辺探索です。
しかし今回のEさんは何がスゴいって、新米パパなりたて1週間チョイ。
愛する奥さんとベイビーをおいてのトライアルなんです。
え、え、マジそれいいんですか?って感じ(笑
んで、いつもの通り、別荘周辺などをうろうろと、そこらの葉っぱなんぞ
眺め透かしつつ、のんびりリーフバグ探索と洒落込むと
珍品こそ出なかったものの出会いの濃い楽しい一日となったのでした♪

<1>八ヶ岳周辺

  
てなわけで、夜のうちにひた走って八ヶ岳まで足を伸ばすと
コンビニでノコバアオシャク(左)やら、ツマキシャチホコ類?(右)やらを発見。
よく見たら右のは翅端の黄色がないから別の種類なのか??

  
夜が明けてから歩き始めると、まずビックリしたのはあちこちで花盛りに咲いている
ササバギンラン(左)。えとえと、まだそんな季節ですか〜?いいんですか〜?
でも、それに混じってイチヤクソウ(右)も咲いてて、イマイチよくわからん感じ。

  
あたりには紫色の花をしたマムシグサ類(左)がたくさんありました。
この手はいい図鑑がありませんが、いわゆるムラサキマムシグサでいいのかしらん?
コウライテンナンショウかな〜って株(右)もパラパラ混じってました。
#左はヤマザトマムシグサ、右はホソバテンナンショウだと御教示いただきました

  
林の中にはレンゲツツジ(左)も咲いていましたし、
数花だけでしたが、ニガイチゴ(右)も咲き残ってくれたりしています。

  
ふと林床にミヤマウズラの葉(左)も発見。何度見ても見事な模様で。
あたりにはこれもラン類?という葉(右)が散在していましたが、こちらは正体不明。

  
時折見かけるけど名前のわからないシリアゲムシ類(左)も発見。
面白い雰囲気のベニボタル類(右)もいました。カクムネベニボタルかな?

  
ちょっと面白い雰囲気のカメムシにも遭遇。えらくセクシーな配色やねぇ。
アオモンツノカメムシとかに似てますが雰囲気が違うのでお名前はいまんとこ不明。

  
足元を見ていくと、オオヤマフスマ(左)もあちこちに咲いていましたし、
オオチゴユリ?(右)もそこそこ群生している場所があったりします。
そうこうするうちにE氏と無事合流。
「いやっはっは、ありゃカワイイねぇ」などと親バカ話を聞きつつ、別荘までうろつくことに。

  
二人して、道端のは裏やら枝先を順番に透かし眺めつつ、
リウマチのムカデのごときスピードでゆっくり歩いていくと、やはり次々と出会いが続きます。
まずは鳥の糞まがいのかわいいゾウムシ(左)と、きらびやかなコガネムシ(右)。
このサイズのものは当然ながらお名前がわからないケースばかりですが(笑

  
桜の葉上には、面白そうなハムシ類の幼虫(左)も鎮座していました。食い荒らしてんなぁ。
少々古そうでしたが、ヤママユ系っぽい蛹(右)もみつかったりします。

  
こちらも桜の葉上でみつかったのはかわいらし〜いシギゾウムシ類。
場所が違いますが、こいつもエゴシギゾウムシでいいのかな?

  
ミミズクの羽化殻(左)なんてものまで見つかりました。やっぱりじっくり見ていくと面白いねぇ。
なんとも派手ったらしい模様のハバチ類幼虫(右)も登場。その模様なんか意味あんのか?

  
なにげにものすごくお久しぶりのゴマダラオトシブミも発見。
せっせと揺籃作成中な雰囲気でした。光が当たるときらめいてキレイだなぁ。

  
白粉まぶした体色がかわいらしいリンゴコフキハムシ(左)も発見。
桜の葉裏では、セモンジンガサハムシ(右)がいくらでもといいたくなるほど見つかります。

  
ケバエの類かな?なんか面白そうな虫(左)がワンワンと飛んでいたりもしました。
よく見ると葉上で葉表をなめているみたいなポーズですが、なんか味すんのかなぁ。
色鮮やかなクロボシツツハムシ(右)なんかも見つかりました。

  
ふと道端でオオミズアオの翅(左)を発見。ぴかぴかだし、羽化直後に襲われたか?
こちらも誰かに踏まれたらしき哀れなメスグロヒョウモンの幼虫(右)も見つかりました。

  
えらくでっぷりして足の短いザトウムシ類(左)もいました。独特やなぁ。
ふいに色鮮やかなホソミオツネントンボ(右)が登場してドギマギする一幕も。

  
さらに葉裏を見ていくと、E氏のいうところの「ちょっと位の高い」芋虫を発見。
オオミズアオ(左)に続いて、お名前の想像がつかないヤカラ(右)もおられました。

  
さらにしつこくクリの葉裏をながめていくと、いましがた羽化しました、という雰囲気の
アカスジキンカメムシにも遭遇。まだオレンジ色で面白いねぇ。

  
あたりでは、オトシブミがあちこちで見られて、交尾中の個体(左)やら、
揺籃作成開始な雰囲気の個体(右)までいろいろ見れたのも面白い発見でした。


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