本命ハンパ〜ナットクいかぬ日〜 10.4/25

この日は、前々から狙ってみたかった場所を数か所のんびり巡りました。
本当は天気予報もいいことだし、思い切って遠出を!というプランがあったのですが
昨日の『降水確率0%の豪雨』で辟易し、どうにも信用しきれずに中止した次第(笑
しかし、薄々わかっていたんですが、こういう時はお約束のように見事な快晴になり、
本当に雲ひとつない春の日差しの下でルンルン気分の散策ということに♪
しかし、それではと意気込みまくって執り行ったいくつかのトライは、
結果的にはほとんど全てがなんとも中途ハンパな成果。
「いっそ空振りの方が気持ちいいかも」というケースも多く、
天気が気持ちよかっただけに、勿体ない気持ちになった一日となったのでした(^^;

<1>播磨地方各所

  
というわけで、初手から挑戦したのは、雪彦山某所。そう、前回のリベンジです。
前回と違ってコウライテンナンショウ(左)はパラパラと咲き始めていたし、
シロバナネコノメ(右)はとっくに花が終わった頃合。季節的にはいい感じかな。

  
しかし、コミヤマスミレ(左)はようやく花芽をつけ始めたあたりという感じでした。
ちょいと驚いたのは、周辺で数株見つけたヒナスミレ(右)。こんなとこにもあったのね。

  
肝心要のオチフジは、いつものわかりやすい場所がまだ花をつけていない株(左)
ばかりで少々あせりましたが、探してみると、いい感じに咲いている株(右)も発見。
ちょうど知人が見に来るという話だったので、なんとかなりそうだとホッとしてみたり。

  
たっぷりの実をつけたイワタバコ(左)もありましたし、葉の極端に小さな、
ケイリュウタチツボスミレ?という雰囲気のタチツボスミレ(右)も発見。

  
イワネコノメ系でしょうか、面白そうなネコノメソウ類(左)もありました。
葉の幅がやたら広いヤブソテツ類(左)にも逢いましたが、これはヒロハヤブソテツかな?

  
さて、今回の狙いはというと、ここんとこ惨敗続きのスギタニルリシジミ。
しかしいい時間になったのに今年も飛ばないなぁ、とぼやいていたら、なんと
ばったりI氏に遭遇してビックリ。聞くと狙いは同じとのことだったので
二人して散々探しますが、トチノキの新葉(左)はいい感じに膨らんでいるのに
いくら探せど狙いの蝶はご登場ならず、ようやっと1匹だけ登場したと思ったら
なんか落ち葉の中に潜り込み(右)やがったあげくに、
ヒョイヒョイと馬鹿にするように二度三度飛んでから、フワッとはるか上空へ…(ToT)
その後も粘るも成果なく、泣きながら引き上げることにしたのでした。

  
さてさて、次にやってきたのはイイ感じの湿地やため池のあるポイント。
湿地に咲くサワオグルマ(左)なんぞ見つつ歩くと、次々シオヤトンボ(右)が飛びます。

  
んで、さっそく狙いのオグマサナエもご登場!
まだ未熟でしたが、例年は苦労するのに今年は1匹目だったので小躍りしたり♪

  
ツチイナゴ(左)ものんびりとうろついていました。枯れ草の中には
ふらふらとシオヤトンボ(右)が飛び交っていて春を感じます。

  
さて、さらにうろちょろすると、次々とご登場したのはタベサナエ。
こちらは例年通り、次々とものすごい数が飛び交っていました。

  
山すそには、ニオイタチツボスミレ(左)も咲いてましたし、
大群生しているアリアケスミレ(右)にも逢えました。

  
ふと見ると、小さな水路で羽化中のシオヤトンボを発見!
ってか、実はサナエの羽化を狙ってきたはずなのに、そちらは空振りで
こちらが見られるなんてのは、計算外ですなぁ(^^;

  
そのまま、さらにうろちょろすると、別の場所でも羽化中の個体(左)に
続いて、まだ羽を伸ばし始めたばかりの個体(右)も発見。
チョイとれしくはなりましたが、なんか中途半端でフクザツなキブン…

  
まだ時期が早いのかなぁと思っていると、バリバリに成熟しているシオヤトンボ♂(左)
がいてびっくり。今年の季節感はよくわからんぞ〜?
周辺では、ヒメウラナミジャノメ(右)も飛び交っていたりしました。

  
さらにうろちょろすると、フタスジサナエも登場!
余談ながら、春先にヤゴ案内をした時にこいつのヤゴがなぜか捕れずに
苦労したのですが、今日もなぜかヤゴ取りした範囲ではオグマ&タベ、
少し離れた場所でこいつだったのには少し笑いました。

  
頭を悩ませたのはこの個体。フタスジサナエだと思ったんだけど、
よく見ると前側のスジが途中で切れてるんですよね。個体変異の範囲だとは
思いますが、なんだか釈然とせずにしばし悩んでみたり。


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