雨のシギ探し〜予報不信な日〜 10.4/24

この日は、本来は久々の春日満開のハズだった日。
天気予報は晴れマークびったりで、降水確率の宣告も0%がズラリ。
これならば、春先の渡り鳥探しも楽しいし、水辺探索も楽しいだろうし、
う〜ん、どこから回ろうかなぁ、とワクワクしていたのですが
とりあえず某所で珍シギが見つかったという情報が入ったもので
まずはそこを皮切りにして、その後はグルグルと何箇所か回ろうという
なんとも粗雑なプラニングを組み上げてみたり。
しかし、蓋を開けてみると、朝っぱらから雲が妙に多くって肌寒く、
ありゃりゃ?などと言っているうちに、とんでもない曇天→豪雨に!
降水確率0%と豪雨ってエライ差ですよ?
というわけで、練っていたプランは見事に無効となってしまい、
シギチだけ探して早めに引き揚げた、そんな半端な一日でした。

<1>阪神間某所

  
というわけで、少々寝坊してのんびりめにうろつきはじめると、
大満開のウバメガシ(左)やら、マツバウンラン(右)やらを発見。

  
うろうろすると、あちこちでまだツグミ(左)が飛び交っていました。
オオルリやセンダイムシクイにも出逢いましたが、すばやくて写真はNG。
ふと気づくと、ぼろぼろでしたが、マンネンタケ(右)も見つかったり。

  
浪々とさえずるキビタキ(左)にも会えました。
わくわくしながら干潟にむかうと、離れた場所でしたがチュウシャクシギ(右)も発見。

  
でも、そのほかはこれまた遠くにオオソリハシシギ(左)なんかがいるばかり。
ダメかな?と思いつつしつこく周辺をのぞいていると、ふと赤い影が視界を横切りました。
よく見えなかったけどきっとアレだ!
と思って、見えるポイントまでデジスコ持って突っ走ると、そこにはやはり遠かったけど
今回の大目的である、シベリアオオハシシギ(右)がいたんです!
それも赤色の出始めた夏羽で、感激はしたけどこの後ぐんぐん遠ざかってしまって
デジスコでも豆粒な距離に。う〜〜ん、厳しいぞぉ。

  
こりゃダメかな、と思っているとシベリアオオハシシギ君はビュイと飛んで
若干だけマシな場所に移動。喜んでバシバシ撮りましたが、デジスコでこの距離ですから
どうにもなりませぬ。こんだけ遠いとピント合わないし、日差しが出ると陽炎ひどいし…
でも、見ているうちに知人の鳥屋がぞろぞろやってきたので
皆でにぎやかに歓談しつつ、もう少しマシな場所に移動してくれるのを
ひたすら待ちましたが、そのうち日が翳ったかとおもうと、ものすごい曇天。
こりゃぁダメだ、とさすがに諦めて車に乗ったとたん、
天も割れよとばかりの豪雨がスタートして、びっくり仰天したのでした。
晴天と豪雨じゃ本当にえらい違いですが、そこんとこどうでしょ(^^;)?

  
なんか妙に疲れたので早々に引き上げかけたのですが、途中までくると
雨が小降りになったので、別の干潟に立ち寄ることに。
歩いてると、実をびっしりつけたヒイラギ(左)があって驚いたりしましたが、
とりあえず干潟まで行くと、のんびり餌取り中のヒドリガモ(右)を発見。

  
干潟の中では、なぜかチュウサギ(左)があつまっていたりもしました。
んで、なかなか壮観だったのは、頭の黒いユリカモメの群れ(右。

  
見慣れているユリカモメも、頭が真っ黒になるとなんかカッコいいねぇ、と
思いつつバシバシと撮影。ひそかに目の白いのが混じってないか探しましたが
さすがにそんなラッキーはありませんでした(笑

  
さて、ユリカモメの群れの中をのぞいていると、ハマシギ(左)やら、
トウネン(右)やらが至近距離をちょろちょろ。早くてデジスコでは難儀しましたが…

  
うろうろしていると、いきなり目の前に登場したのは、オオソリハシシギ。
こちらのこたいは冬羽でしたが、愛想もよかったのでバシバシ撮影♪

  
ふと見ると、すぐ至近距離にシロチドリ(左)がぼ〜っとしてましたし、
メダイチドリ(右)も何羽かちょろちょろと走っています。

  
ちょいと距離がありましたが、まだ冬羽のメダイチドリ(左)も発見。
コチドリ(右)も何羽か混じっていたり、なかなかにぎやかです。

  
1羽だけでしたが、中途半端に換羽中のダイゼン(左)もいました。
のっしのっしと闊歩していくアオサギ(右)もいましたが、小さなチドリ類を見た
あとだと、なんだかティラノサウルスみたいな巨大さに見えて面白いですね♪

  
そうこうするうちに、夏羽になったオオソリハシシギも登場。
ちょこまか走りまくるのでデジスコでは難儀しましたが、なんとか数枚GET。

  
ふと見ると、水浴び中のメダイチドリ(左)も発見。
ピュイピュイと鳴きながらキアシシギ(右)も登場しました。ちょいとピンボケですが。

  
さらにうろちょろしてみると、オオソリハシシギ冬羽(左)、夏羽(右)とも
数秒ずつたたずんでくれて、ばっちりショットもGETできたり。

  
ふと見ると、少々距離がありましたが、コアジサシ(左)も何羽か飛び交っていました。
羽干ししてのんびりしているカワウ(右)もなかなかいい表情。

  
ちょっと移動して岩場をのぞくと、ここでもオオソリハシシギ(左)やら、
ハマシギ(右)やらといったあたりが潜んでいて、楽しくなってきます。

  
がんばって餌探ししているコサギ(左)なんぞながめていると、ユリカモメの群れの中に
カモメ(右)が登場。意外にもまだ夏羽にはなってないのね。

  
そうこうするうちにタイムアップになったので引き上げようとすると、葦原の中から
ちょろちょろとクイナがご登場!数枚撮っただけで走って隠れたけど。
この後再度雲が厚くなったので、諦めて早々に引き上げることにしたのですが、
帰路の途中でバサッと晴れて悔しい思いをしたり、なんか最後まで半端な一日でした。

というわけで、な〜〜んか納得イカン一日でした。
まぁ、結果的にあれこれ見れて楽しめはしましたが、本来はシギチは朝一の
ワントライでその後は虫方面に流れる予定だったりしたので
その本来方面にはまったく挑戦できずにハンパな気分満点。
今年の春は天気予報が読めないケース続きですが、
こういう天気予報の真裏なケースが多いのは泣けてきます。
雨の日の割合も例年よりも間違いなく多いと思うし、
春先は季節が早かったのが、途中から遅れ始めた感じで
なんか展開が読めない感じですよね。
いやはや、ホンキで天気予報不信になりそうな日々です(笑
ま、でも珍シギをはじめとして、春を感じられる程度のシギチには
逢えたから、まぁよしとするかって、感じですね♪


次へ⇒

topへ⇒