地元ヤゴ捕り〜ビロエゾリベンジ〜 10.1/24

この日は、所用で半日しか時間が取れなかったので、
近場でのヤゴ狙いに終始してみることといたしました。
地元徹底ヤゴ探しというのを一度やってみたいなぁと思っていたのと、
年末に大成果のつもりが大恥かいたビロエゾへのリベンジに(^^;
結果としては、ビロエゾは今回はばっちり学習できましたが
地元ヤゴ探しは、いくつか狙っていた辺りは総空振りのイマイチな成果。
やっぱり半日でチョチョイというのは甘かったかなぁ…

<1>播磨地方某所

  
てなわけで、まずやってきたのは、年末にも来た某沢筋。
沢のよどみに網を入れると初手からイモリ(左)がでてビックリしましたが、さらに
ゴソゴソやっていくと、ミルンヤンマ(右)なんかも登場します。

  
そして、あっけなくハネビロエゾトンボも2匹(左)ご登場。
今回は、背棘(右)などもきっちり見て確認したので間違いないです!

  
というわけで、とりあえず成果があったことに安堵してバシバシ撮影。
ちなみに、Nさんからマル秘的見分け方を教えていただいたので、自信をもって
同定できたのですが、いずれにせよ案外と模様が違うモンですね。

  
んで、前回たくさんの個体を捕った大きな淀みに網を入れると、
こちらではさっそくタカネトンボ(左)が大量にご登場。
ちなみに、この場所では多数捕れたけどほぼ全てタカネだったのがビックリでした(^^;
一応念のためにと背棘(右)を見ると……う〜ん、微妙(笑
でもよくよくみると、確かにハネビロエゾより寝てるんですが、これはかなり
経験積んだ方でなければ、勘違いしやすいですよねぇ(←言い訳)

  
というわけで、タカネ&ビロエゾの比較写真(左)など1枚。ピントがイマイチですが…
四苦八苦して、背棘の比較写真(右)も撮ってみました。やっぱ難しいでしょ?
一番後ろ側の棘、これがほとんどくっついてたらタカネ、浮いてたらビロエゾ、かな?

  
水中での比較写真も撮ってみました。どちらも左がハネビロエゾ、右がタカネ。
こうやってみると、雰囲気からして結構違うもんですねぇ。
色合い的に、キイロヤマトンボ&コヤマトンボの比較を髣髴とさせるのが面白いトコ。

  
しかし、こんな場所でもタカネが多産するんだなァ、と驚いていると、
しばらくして、なんとヤブヤンマが数匹網に入ってビックリ仰天。
なるほど、つまりこの場所はそういう環境なんだと雄弁に語ってくれたわけですな。
前回もこれが捕れていたら、現地で疑ったんだろうになぁ。

  
ちなみに、この日も大量のコバントビケラ(左)が見れました。
さらにつつきまわすと、マツモムシ(右)も浮いてきてビックリ。水中で越冬中だったかな?

  
その後、しばらく粘ると、ようやくこの場所でもハネビロエゾトンボを発見。
でも小さな弱齢が1匹だけでした。当然ながらきっちり住み分けてんですね。

  
それでは、さらに目をつけていたあたりに網を入れると、極小サイズのミルンヤンマ(左)
に続いて、ハネビロエゾトンボがざくざくとえらく大量に捕れてビックリします。
ものの数分で10匹近く(右)捕れちゃいました。やっぱり多産地ではあるわけだ。

  
というわけで、ここでも頑張って撮影しようとしますが、薄暗い沢の中、
木漏れ日もチョロチョロして撮影は四苦八苦。まぁ、証拠写真にはなったな。
で、この場所ではタカネトンボは皆無。う〜ん、勉強になった!

  
その後、地元の川に戻って、ヤゴ狙い。するとなかなかヤゴ方面は成果なかった
ものの、巨大なドンコ(左)に続いて、結構なサイズのナマズ(右)が捕れてビックリ!

  
さすがに蒲焼きにできるはずもなくリリースすると、ヤツは悠々と川の中を泳いでくれた
もので、大興奮しつつバシバシと連写しまくり…と思ったら、数枚撮っただけで
見事なタイミングでの電池切れ(笑)。千載一遇のチャンスをフイにしたのでした(^^;

  
さてさて、肝心のヤゴ方面はというと、弱齢のコオニヤンマ(左)なんぞに
混じって、やっぱりキイロサナエ(右)が捕れたのはチョイ嬉しかったり。

  
アオサナエ(左)が見れたのもちょいと意外でした。死んだふりのまま
かなりの時間待っても復活してくれなかったコシボソヤンマ(右)もご登場。

  
実はこの場所の狙いは、時期になると結構多産しているアオハダトンボだったのですが
網に入るのはひたすらにニホンカワトンボ(左)ばかり。それももうザクザク。
ようやく1匹だけ、それっぽい個体(右)が捕れたものの尾鰓欠けの個体。
あとは極小サイズのハグロっぽいものばかりだったんだけど、納得いかんなぁ…

  
なんかえらく真緑色のギンヤンマ(左)も見つかりました。
んで、こういう場所のお約束、寝てたんですがという不平顔全開のツチガエル(右)
も数匹ご登場。え〜、お休みのところ誠に申し訳ありませんなぁ(^^;

  
その後、町内で唯一ハネビロエゾトンボを確認している場所へ移動。
確認したのは本流っぽい流れだったのですが、この場所には2本ほど小さな沢が
流れ込んでいるのでそこにいるに違いない!という読みで…
んで、網を入れていくと初手から謎の物体(左)を発見。これ、なにもの?
その後もかなり粘りますが、ミルンヤンマ(右)が捕れるくらいでなかなか成果がありません。

  
さらに粘ると、オジロサナエ(左)やら、こちらはご立派なコオニヤンマ(右)やら
といったあたりはご登場。そこそこ成果はあるのになぁ…

  
さらに探索範囲を広げると、小さなミヤマサナエ(左)や、ダビドサナエ(右)なんかも発見。
でもそれ以上の成果もなく、この日の探索は終了となったのでした。

というわけで、まぁまぁ楽しめた一日でした。
地元方面ヤゴ探求はイマイチでしたが、これは短時間だったからしょうがない。
こちらはまた機会を改めて、丸一日じっくり探索をやってみたいと思います!
そして、今回の大成果はハネビロエゾトンボをじっくり勉強できたこと。
あちこち走り回る割には勉強不足はなはだしい私ですが、
こんな感じで少しずつじっくり学習していかなきゃ、と再び身に染みました。
なぜかヤゴはしばらく大きなテーマとして持続しつづけているので
こちらはまたアレコレ探求しつつ、他の人に自信たっぷりにレクチャー
できるようになりたいものです。ウンチク語りつつで(笑
そのためには、まず地元の好ポイントをもう少し知っておく必要がありますね。
また大寒波が来るみたいだけど、寒さ堪えて頑張らなきゃかな(>_<)


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