年始沖縄ド普通種旅B〜涙の幕引き〜 10.1/4

この日は、新年沖縄旅の第3日。ええ、あっという間に最終日です。
といってもすでにこの時点で非常に成果薄な上に、さらなる挑戦ができる場所が
あまり思いつかないという非常に気の重い状態の最終日。よっこらしょっと。
それでもと早朝から、飛行機ぎりぎりの時間までアチラコチラと走り回ってみた
のですが、これがまた見事な裏目に出て、どの場所でも中途半端な成果のみ。
天気だけは、初夏の如く見事な大快晴だったんですけどねぇ…
特に、思い切って南部に下ってからは目も当てられない状況で、ひたすら無駄足
踏んだ感じの、ちょいとトラウマ級に大外れな一日となりました。
最後には、心底仰天する驚きの展開もあったし、なんともトホホな一日ですね。

<1>沖縄本島北部

  
というわけで、気合たっぷりに早朝から林の中を歩くと、あちこちに大満開の
花をつけているヒノキバヤドリギがあることに気づきます。こりゃ見事。

  
なんかおもしろげな赤い実をつけた樹(左)もありました。名前はわかんないけど。
沢沿いでは、何を思ったんだか葉上でのんびり佇んでいるシリケンイモリ(右)を発見。
いや、この寒い時期に、そんなとこでナニやってんだ?

  
さて、池に網を入れると、次々とシリケンイモリ(左)が出てきてにぎやかなことに。
こんな場所にもモクズガニ(右)がいて驚いたりもしました。

  
さて、池の植生が豊かなあたりで粘ると、結構大量の成果がありました。
まずはリュウキュウギンヤンマ(左)に続いて、リュウキュウトンボ(右)なんぞご紹介。

  
当然ながらイトトンボ類もたくさん捕れました。これは、色合いがあまりに違って
最初は悩んでしまったのですが、おそらく両方ともリュウキュウベニイトトンボかな?

  
えらく色の薄い感じのアオモンイトトンボ(左)も捕れましたし、尾鰓が1つしかなくて
いまいちよくわからないヤゴ(右)も発見。雰囲気違うけど、これもムスジとかかな?   

  
ハラボソトンボ(左)はやたらと捕れたんですが、この場所にはえらく多いはずの
ベニトンボ(右)が数匹しか捕れなかったのは意外。深い場所にいるのか?

  
シ こちらもやたらめったら捕れたのは、タイリクショウジョウトンボ。
これもカラーバリエーションが豊富すぎて、結構悩まされてしまいました。

  
弱齢でよくわからなかったけど、おそらくリュウキュウギンヤンマらしきヤゴ(左)も
発見。なんか背面の模様が面白い感じですよね?
んで、ちょいと驚いたのですが、シリケンイモリの幼生(右)も数匹捕れました。

  
こちらもお久しぶりのヒメトンボもなんとか無事GET☆
こちらは、案外捕れる場所が限られていて、浅い場所や、水路なんかで捕れました。

  
こちらもここらのお約束、タイワンウチワヤンマ(左)も少数だけ捕獲成功。
極小過ぎて一瞬ナニモンだかわからなかったくらいの弱齢(右)も捕れました。

  
あとは、これも浅い場所だけで捕れたのは、コシブトトンボ。
極小サイズ&独特のフォルムが面白いですね。ちょっとハッチョウに似た感じ。

  
面白かったのは、こちらのミズスマシ類。水中にもぐって隠れているのか、意外な
場所で網に入ったりしました。オキナワオオミズスマシよりぐんと小さいけど種類はな〜に?

<2>沖縄本島中部

  
その後、ちょいと南下してまたぞろ水田地帯へ。すると、水路に大量のティラピア類が
ごく当たり前のように泳いでいて驚きました。ジルティラピアにあたるのかな?

  
水路をのぞくと、クサシギ(左)や、コチドリ(右)なんかがうろちょろしているものの、
期待していたような面白い系のシギチは見つからず。ササゴイが飛ぶという一幕はあったけど。

  
電線にはツバメ類がいましたが、よく見ると、ツバメ&リュウキュウツバメ(左)なので
少し驚きました。はるかかなたでしたが、ホバリング中のチョウゲンボウ(右)も発見。


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