<2>島根東部某所 続き |
さて、さらに周辺をうろつくと、草地の中でもオナガアカネ♂(左)が登場。
でもすぐ飛んでしまってロストでした。近くの水田地帯ではあやしげなアゾラ(右)は
あるものの、それ以上の成果もないので、朝一の場所へ戻ることに。
すると、オナガアカネはそこそこ個体数も増えていて、相変わらず敏感ながら
なんとかアップも撮らせてくれる個体もいて一安堵。
しかし、けっこうきれいな個体(左)から、ボロッボロ(右)まで幅広いですなぁ。
草間をチョロチョロしている個体(左)が多かったのですが、水路沿いの
コンクリでボケッとしている個体(右)もあったり、いろんな表情が見れました。
その後も周辺をうろうろして、数匹追加撮影。結局10匹以上いたかな?
もう11月だというのに、まだまだ案外しぶといものですね。
といったあたりで、とりあえず満足したということで、別の場所へ移動することに。
お次の場所では、歩き始めるとメジロの巣(左)が落ちていたり、
連結中のオオアオイトトンボ(右)がフワフワと登場したりします。
結構いい感じに色づいたサネカズラの実(左)なんぞ眺めつつ、湿地を歩くと
まだ元気に咲き残っていたキクモ(右)を発見。
パラパラとノタヌキモ(左)が咲き残っていたのも印象的でしたが、
一角でな〜〜んかヘンテコなタヌキモ類(右)を発見。葉がえらく堅くなってますが、
陸上型とかそういうやつでしょうか?こんなの初めて見たぞ!
さて、しばしウロウロするも、なぜか尾の曲がったオオアオイトトンボ(左)が
登場したくらい…と思っていると、O氏がはるか高き梢に目的のブツ(右)を発見!
そう、この場所の狙いは、関東ではなかなか見れないキトンボだったんですが、
まさかこんなクソ高い場所にいるなんて、全くの計算外です。
諦めきれずにウロウロすると、狂い咲きのコスミレ(左)を発見。えらく花色が濃いなぁ。
しかし、あちこち探せど、手近でポーズとってくれるのはアキアカネ(右)ばかり。
立派な実をつけているノグルミ(左)があったり、これまたえらいこと
テンコモリな実をつけたナツハゼ(右)があったり、ささやかな発見は続くのですが…
フワフワとリスアカネ(左)も登場しましたが、ようやく見つけた2匹目のキトンボ(右)は
相も変わらずどうしようもなく高い場所。そうこうするうちに、日が傾いて
この池は日陰になってしまいました。こりゃ、ダメですね。トホホのホ。
このまま帰るのもシャクだから、ということで最後に水田地帯をご案内することに。
んで、「あ、いた。あんな感じでマガンとかいるんですよ」
などと言って車を停めたら、それが初手からアカツクシガモでビックリ仰天。
それも3羽いるんですよ。O氏と2人で目を白黒。
あわててカメラを向けると、彼らはバサッと飛び立って、しばらく周辺を
グルグルと飛交ってくれました。おかげでちょい遠目ながら飛びモノもGET成功☆
その後うろつくと、マガンの群にも無事遭遇。すでに結構な数が来ていて
楽しむことができました。時間がなくてカリガネとかは探せませんでしたが、
今年も何か珍客が入ってくれるのを祈るばかりですね。
さらにうろうろすると、なんとマナヅル(左)が登場。今年も来てるんだねぇ。
さらに、ものすごい遠くでしたが、コチョウゲンボウ♂(右)もご登場。
その後、出雲空港にO氏を送って、近くにメシ食うところが全くないという事実に驚き、
少し離れたそば屋で晩飯食いながら、日本の航空行政を嘆いて
この日のご案内は無事終了と相成ったのでした。
というわけで、ミッションクリアな1日でした。
正直、時期的にかなり不安がありましたから、最初の1匹が出た時には
背負ってた大きな荷物が降ろせたような、ものすごい安堵感がありました。
しかし、♂もそこそこ数が出て、♀も見れた上に、
なかば諦めていたタイリクアキアカネに、嬉しいオマケのウスバカマキリ、
んでもって予想外のアカツクシガモと出たのですから嬉しい限り。
なんとか面目を保つことが出来ましたかね(笑
しかし、これで二人ともあとはアカネ類はイソアカネを残すのみですが
こいつはなかなか厳しい目標というものですね。
今年はオナガアカネが例年になく多く飛来したので、必ずどこかで出ると
思っていたら、北海道で記録されたそうですが、
いつかは必ず達成したい目標です。
とりあえず今回の学習結果として、飛来アカネは予想以上に遅くまで見れて、
また同時にどうやら遅い時期の飛来もありそうなので、
今シーズンももうちょっと粘って挑戦してみようかなぁ(^-^)