島根ご案内〜アカネ最終決戦〜 09.11/7

この日は、なぜか島根でアカネ最終決戦と洒落込んでました。
というのも、いつもお世話になっている戦友でもあるO氏が、
日帰り特攻で島根のオナガアカネ狙いにいらっしゃるということで
そのご案内ということなんです。
とはいえ、もう時期は11月。従来は11月の記録はほとんどないようで、
いくら今年は破格な量が来てるといっても少々不安。
ドキドキしつつ向かうと、初手から待ち合わせの時点でトんでもない
大失態をしでかしたりしましたが、結果としては
飛行機で日帰り特攻していただいた価値は何とかあったかな、
という結果になって、なんともホッとしたのでした♪

<1>島根東部某所

  
というわけで、待ち合わせまではまだ時間があるので、朝っぱらは
米子水鳥公園をうろつくと、すでにコハクチョウ(左)は多数飛来していました。
いい感じに色づいたシャリンバイの実(右)なんかも発見。

  
ハマヒサカキも同じく熟した実(左)をびっしりつけていたのですが、
同時に花盛りの株(右)も同じくらいあって驚きました。いいかげんなもんだなぁ。

  
アキグミ(左)もあきれるくらいに花盛り。ユキヤナギ(右)も
かなり狂い咲きした株があったりと、ささやかな発見が続きます。

  
ふわふわと飛んでいるアカネはすべてアキアカネ(左)で、
この場所ならではのタイリクアカネがなぜかいなかったのが少々謎。
近くには、ウバメガシの実(右)がずらりと落ちていてこれも見事です。

  
うろうろしていると、お久しぶりのジョウビタキが♂(左)、♀(右)ともに賑やかに
飛び交っていて、月日の流れをはっきりと実感するとともに、
狙いのアカネがまだ残っていてくれるのか少しばかり不安になってみたり。

  
すごいなぁと思ったのは、早くもたくさんの花芽をぶらさげていたハンノキ(左)。
車窓から間近にタゲリ(右)が登場するという一幕もありました。

その後、いい時間になったのでいそいそと米子空港へ。
しかし、待てど暮らせどO氏は登場しません。ってか飛行機が着かない。
なにげなくメールを再チェックすると…待ち合わせ場所、出雲空港だ!
すいません、今回の目的地は米子空港のほうが近かったんで
全く疑いもしていませんでした。ってか、こんな僻地に来るのに空港の選択肢が
2つもあるなんて、JALが赤字になるのも道理だよなぁ。
などとヤケになって笑いつつ、O氏にとりあえず松江駅まで出てもらい
そこで合流すると言う裏ワザをとって無事合流。
えと、Oさん、改めてお騒がせして申し訳ありませんでした(^^;

  
合流後、いそいそと目的地に到着すると、「晴れ」なはずの天気予報を
裏切って分厚い雲。でも、えらく黒っぽいナツアカネ(左)に続いて、
あっけなくオナガアカネも登場したんです!
でも、相変わらずクソ敏感で撮れネ〜、とか言っている間に予想外の大雨に(ToT)
おかげで雨宿りしているオナガアカネ(右)はアップで撮れたものの
大慌てで車まで走って戻る羽目になって、初手から半べそ。

  
しかし、少し場所を変えて、歩き始めるとほどなく雨は上がり、それと同時に
O氏がオナガアカネ♀を発見!
この場所は♀が極端に少ないということで、ほとんど諦めていたので
二人してウハウハ笑いながらバシバシと撮影しまくりました。
これで、一応♂♀出揃いましたから、一安堵です。

  
その後も周辺をウロウロしていると、なんと今度は
タイリクアキアカネが登場したじゃないですか!
この場所は最近オナガばかりで、今年はタイアキは1♂しか出てない
という事前情報だったのでこいつはビックラこきました。
案外遅い時期まで飛来し続けているってことなのかな?

  
というわけで、O氏ともども再びバシバシと撮りまくり♪
こいつもメチャクチャ敏感でしたが、粘ると結構アップも撮らせてくれました。
ちなみに、現地では真っ赤なので♂と信じて疑いませんでしたが、
あとで「体型的に♀ですね」とO氏に指摘されてビックリ。ここまで赤くなるものなのね。

  
ただ、こんな感じで低い草にとまる(左)ことが多くって撮りにくい上に
しかも、この場所はすっかり隠蔽色になったアマガエル(右)がいきなり跳ねて
飛ばしやがったり、なかなか難儀な状態が続きます。

  
そうやって四苦八苦しながら追いかけていると、O氏が突然「ウスバっ!」と大声。
みると、立派なサイズのウスバカマキリ♀がすぐそばに鎮座していて、
タイアキとウスバのどちらを撮るか、という贅沢な悩みをする幸せを享受することに。

  
とりあえずタイリクアキアカネを追ってみると、なんか小さな虫を捕まえて
むしゃむしゃ食べたりしていました。ここで体力をつけて、お相手が飛んでくるのを
待っているのかな。こんな時期からはあんまり望みは高くなさそうだけど…

  
んで、あらためてウスバカマキリをバシバシと撮影。
いやぁ、前回の♂とは比べ物にならないくらいがっしりしたいい雰囲気です。
なかなか鎌の模様を見せるポーズを撮ってくれなかったのが残念だけど。
ちなみにこの子は撮影終了後、N氏へのお土産になったのでした(笑

  
さらにしつこくうろうろすると、再びオナガアカネ♀が登場。
しかし、この個体はえらい大きかったんです。普通はアキアカネより一回り以上
小さいのに、これは逆にアキアカネより大きめなくらい。
O氏と二人、案外バリエーションがあるもんだなぁと、感心したのでした。


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