予想外の島旅C〜要らないオマケ〜 09.10/19

この日は、大東島旅のいらないオマケ。
なぜか日帰り特攻石垣島なのです。これには説明が要りますね。
というのは、この週末は諸事情でなぜかさらに休日が1日足せてしまったのですが、
本来の予想では、大東島は超楽勝なので2日で充分と、
なりそうだし、そうなったら便を振り替えて…などという皮算用も含め、
余禄としては石垣島再挑戦を企画していたのです。
しかし、皮算用は大きくはずれ、結局のところ20時間ちょいトライアル。
この時点で成果は想像するに余りある程度ですが、
さらにいくつかの計算違いとアンラッキーも重なって、
前回のリベンジもなんら果たせない、すっごく中途半端な結末に。
はっきり言って、本当に要らんムダな一日でした(ToT)

<1>石垣島各地

  
というわけで、まずは前夜のトライアルから。灯火のある場所を
巡ると、ヤモリ類(左)や、ウスヒラタゴキブリ(右)やらといったあたりは
見れるものの、いまいち成果なし。ってか、一番期待していたポイントはこの時間は
進入できずに初手から地団駄を踏むことになりましたし…

  
それでも、嬉しい出会いはありました。
不思議な白い模様のステキなムツボシシロカミキリです。
こいつはお初なので嬉しかったのですが、他には虫はほとんど登場せず。

  
しょうがないので、翌日回るべきポイントの場所確認に切り替えて
うろうろすると、オオヒキガエル(左)に続いて、いきなり路上に出てきたのは
なんとアナウサギ(右)。おい、どこのペットだよお前。
しかし、その後、爆裂に眠くなってきて、ふと気付くと、この日は3時起き
なんですよねぇ。当たり前だっちゅうの、ということで途中で力尽きましたが、
南国といえどもこの時期はさすがに夜は冷え込み、
車中泊だったので何度も飛び起きる羽目に。おかげで朝にはフラフラ(^^;

  
さて、翌日は薄暗いうちからふらつきつつうろうろすると、道端には
イシガキモリバッタ(左)やら、タイワンキチョウ(右)やらが登場します。
いきなり、ブワッとサキシマヤンマらしきものが横切ると言う一幕もありましたが、
あまりに一瞬過ぎて網がどうこういう以前の問題。とほほ。

  
諦めて、道端のルリウラナミシジミ(左)やら、タイワンツチイナゴの幼虫(右)
やらを見て歩いていたときのことです。

ふと、目の前に白っぽい小さなシジミがフワフワと舞い降りました。
オジロシジミ?いや、違う、ルリシジミっぽいな、ここいたっけ?
そんな間抜けなことを一瞬考えた次の瞬間、私は全身総毛立ちました。
「V字になってる!こいつタッパンルリシジミなんじゃないか!?」
その気迫が伝わったのでしょうか、慌ててデジカメを構えた瞬間、きゃつは
ついと飛び立ってフワフワと樹上に消えていったのでした。
取り残された私はしばし呆然。それから大絶叫!
あな悔しや、と叫びつつその後しばらくうろつくも再開は果たせませんでした。
ああ、とんでもない宿題を背負っちゃいました。
これは、いつかリベンジかなう日なんて存在するのだろうか(ToT)

  
涙濡れつつ道端を見ると、不思議な影。
ちょうど羽化中のタイワンクツワムシなのでした。こりゃ失礼。

  
さらにうろうろすると、面白そうな実(左)があったり、今回もいい雰囲気の
ノアサガオ(右)があったりするものの、それ以上の成果はなし。

  
ふと、道端のオオイワガネが無茶苦茶に食い荒らされているのを発見。
こいつはなんだ?と葉を裏返すと、病原菌にでもやられたんでしょうか、あやしげな
残骸(右)が残っていました。この正体は後で判明することになります。

  
その後もウロウロするも再開は叶わず、天に呪いの声をあげつつ
移動しようとすると、ふいに足元にオオシママドボタルを発見!かわいい色合い!
こいつは前々から見たかったので、少しだけ機嫌が戻ってみたり。

  
次のポイントに移動すると、ムラサキサギが登場。
幼鳥(左)は比較的近かったのですが、成鳥(右)は、遠くを飛び去る
後姿しかご披露いただけませんでした。残念無念。

  
さて、キダチハマグルマ?(左)の咲き誇る海辺を歩くと、
おもしろげなアザミ類(右)を発見。これもイリオモテアザミでいいのかな?

  
そのあたりでシジミチョウ探しをしますが、登場するのは、ヒメシルビアシジミ(左)と、
低音期型でしょうか、翅裏がえらく中途半端な色合いのヤマトシジミ(右)くらい。

  
シマツユクサ(左)は、まだまだ元気な花をいくつもつけていましたが、
キツネノヒマゴ(右)はほとんど花が終わっていたのが印象的でした。季節は移ろってるのね。

  
もう1つ驚いたのは、すっかり花を閉じていたアサガオガラクサ(左)。
そうか、キミたちは本物の朝顔よろしく、日が差さないと花が開かないのね。
近くでは、アオタテハモドキ(右)がこの日も飛び交っていました。

  
さらにうろうろうすると、オジロシジミがご登場。
しかし、期待していた珍系ウラナミシジミ類は登場せず、移動することに。

  
次に来た場所では、満開のギンネム(左)に少しビックリしました。
大東島だと、葉っぱをつけているギンネムが皆無でしたから、違和感がありすぎて…
ここでも堂々たる体格のオジロシジミ♀(右)は登場したものの追加はなし。

  
ふと、すぐ近くの枝先に、堂々たる体格のカンムリワシが登場。
時折不思議そうにこちらを眺めてくれました。はい、怪しいヤツに見えますよね。

  
砂浜では、ヤエヤマカラスアゲハ(左)が吸水行動をし、
スジグロカバマダラ(右)が何匹も飛び交います。

  
全開で日光浴をしているセセリ類(左)がいたのでバシバシ撮ってみると、
よくみるとこれってクロホシセセリなんですね。雰囲気変るなぁ。
近くでは、オジロシジミ♀の見事な開翅(右)も見ることができました。

  
その後もしばらくうろつくも、スジグロカバマダラ(左)なんかが
登場するばかりで、期待していた当たりの蝶もトンボも総空振り。
電線上で堂々としていたイシガキヒヨドリ(右)を撮れたのが成果なくらいかな?

  
ふと、咲き残りのハマボッス(左)も見つけました。こんな時期でもあるものなのか?
ふわっと赤いトンボが飛んで大興奮するも、すべてタイリクショウジョウトンボ(右)
だったりとか、初手からどうにも幸先がよろしくありませぬ。とほほ。


次へ⇒

topへ⇒