憧れに会えた日〜播磨湿地探訪〜 09.10/3
この日は、ふらふらと東播磨辺りの湿地をうろついた日でした。
先週来の、微妙な体調の悪さで遠出も考えにくく、
それならばたくさん残っている宿題をクリア回ろう、ということで。
ところが、やはり播磨の湿地は底力が強く、
初手からアレコレと楽しみまくったあげく、思い切って挑戦した某所では
憧れの某トンボにも出会えてしまってもう感涙。
さらにその後、同地でお会いした某氏に、面白い場所を数箇所
連れまわしていただいてしまって、成果たっぷり大興奮。
予想以上に濃密にギュッとつまった楽しい一日になったのでした!
<1>東播磨各所 |
というわけで、まずはやってきたのは、狙いをつけていたとある湿地。
歩き始めると、そこここでスイランが大満開に咲いていて、まずは嬉しくなります。
水田には、ホソバヒメミソハギ(左)がこちらも大満開に咲いていたりしました。
そして、もう秋なんだなと思いましたが、あちこちでホソバリンドウ(右)も大満開です。
歩いていくと、ちょいボロでしたが、ウラナミシジミ(左)もご登場。
やたら大柄で薄色なルリシジミ(右)に、ドキッとさせられる一幕もありました。
真っ赤に色づいたナツアカネ(左)もブンブンと飛び回っていました。
咲き揃っていたコガンピ(右)はすっかり実になって、季節の移ろいを感じます。
ろうろ歩き回ると、今回はバッタ類がすごく目立ちました。まずは、
褐色型のかわいらしいツチイナゴ幼虫(左)と、ご立派な雰囲気のクルマバッタ(右)。
そういえばなにげに久々のサトクダマキモドキ(左)も登場されました。
そして、一番ビックリしたのはこちらのバッタ(右)。
なにげなく1枚撮って、なんじゃこりゃ!とビックリしてる間に逃げられたんですが、
模様的にはトノサマバッタですよね。でも、とまっているのがふつうのネザサですから
比較してみると分かると思いますが、めちゃくちゃ小さいです。ヒナバッタサイズ。
矮小型のトノサマバッタなんでしょうか?謎・謎・謎…
さて、こちらも見事だった「真っ赤な秋」。
コバノガマズミ?(左)と、ウメモドキ(右)です。こりゃ眼福なこって。
赤くはありませんが、いい感じで熟し始めたシャシャンボ(左)やら、
これも鮮やかなイソノキ(右)やら、おもしろげな実もありました。
ツリガネニンジン(左)は、そろそろ終盤戦のようで花はほぼ終わり。
草地には、ショウリョウバッタモドキ(右)も多く目立ちました。
湿地の中には、ヒメアカネ(左)もテリ張ってました。そして、個体数も多く目立って
いたのは、ホタルガ(右)。あちこちでフワフワ舞う姿はちょっと素敵です。
萩の花でのんびり吸蜜中のキタテハ(左)にも遭遇。
んで、湿地の中を歩いていくと、水路沿いを飛び回るエゾトンボ類(右)を発見!
なんとか証拠写真を!と頑張りますが、我がデジカメではこんなのが数枚撮れただけ…
と思っていたら、何度か近くの草で静止もしてくれたので、汗まみれになりつつ
なんとか数枚撮影にも成功。ハズカシながら、現地では水路の上を飛び回っていたので
ハネビロエゾと信じ込んでいましたが、帰ってから写真を確認したら、エゾトンボでした。
ま、でもまともに撮るのは久しぶりだから、これはこれで嬉しいかな(^-^)
さてさて、この湿地での隠れた目的は某カマキリ。ということで、頑張って
探しますが、チョウセンカマキリ(左)やら、コカマキリ(右)やらが出るばかり。
大満開のナワシログミ(左)に見惚れていたりすると、ちょっと遠かったのですが
今回もオオキトンボ(右)が登場。すぐに消えたけど。
そういえば、そろそろあのトンボに挑戦せねばならぬ時期だなぁ。
ということで場所を変えることにしましたが、うっかり地図を忘れていた上に
記憶違いがあったもので、この後1時間以上さ迷う羽目に(^^;