南国特攻SWD〜沖縄島帰着編〜 09.7/4

<3>沖縄本島北部各地

  
さて、沢の中を歩いていると、えらく狭い範囲をちょろちょろと飛びつづける
リュウキュウハグロトンボ(左)を発見。置きピンで遊ぶと、私でも飛びものが撮れました。
近くには、ズアカアオバトらしき羽(右)も発見。

  
このあたりでもリュウキュウルリモントンボはやたらと多く、
クモの巣にかかった個体(左)やら、連結中の個体(右)やらも見れました。
いつも薄暗いところばかりいるもんで、ちょいとブレちゃいましたが。

  
沢には、かなりの数のオキナワオオミズスマシが見れたのもビックリ。
前回は気付かなかったのか、季節的な問題だったのか???

  
その後も何度か、ちょろちょろと同じような場所を飛交うリュウキュウハグロトンボに遭遇。
♂同士の縄張り争いは、かなり長時間、短い範囲をぐるぐる回るんですね。
ということで、置きピンでこんなのも撮れちゃいました。
私のオンボロデジカメで撮れるんだから、デジイチだとメチャ楽勝でしょうね♪

  
なぜか、樹上で産卵ポーズをしているリュウキュウハグロトンボ♀(左)も発見。
イシガケチョウ(右)はやたらと数が多く、あちこちで飛交っています。

  
おもしろげなザトウムシ類(左)も発見。こんなの図鑑とかないよなぁ。
隠れ帯もあざやかな、ムシバミコガネグモ(右)にも逢えました。

  
こいつもオビベニホシシャクでいいのかな?えらくキレイな蛾(左)も発見。
そうこうするうちに、沢沿いにヤンマが飛んだのでドキドキしつつ近づいてみると、
これはなんとカトリヤンマ(右)なのでした。こりゃ逆にビックリ。

  
沢の中をよく見ると、アマミアメンボも多数泳いでいて、
短翅型(左)から長翅型(右)まで、かなりの数を見ることが出来ました。

  
ちょろちょろ動いて撮りにくかったのですが、タイワンシマアメンボ(左)も多数。
そして、こちらも多かったのは、色鮮やかなオキナワハンミョウ(右)。

  
スポットライトのような木漏れ日に浮かび上がるリュウキュウルリモントンボ(左)
なんてシーンもありました。連結中のカップル(右)も多かったけど、この日は産卵は見れず。

  
さらに場所を変えると、いきなり初手からルリタテハ(左)がお出迎え。
近くにはキチョウ類(右)もいましたが、これはミナミキチョウでいいんだよなぁ?

  
ここでも、かわいらしいタイワンクズ(左)はたくさんありました。
イグサ田の中には、なんか間違ってねぇか、と聞きたくなるほどイキオイのよすぎる
ミズワラビ(右)も多数。こうなると地元のやつとは別種にしか見えんよな。
んで、歩き初めてすぐに、ふわふわと飛ぶリュウキュウカトリヤンマを発見。いかにも
産卵しそうだったので、シャッターチャンスを狙うと、何の前触れもなく
いきなり遠く経飛び去って、1枚も撮れず。むむ、なんかいやな展開だぞ。

  
なんか面白げな花(左)もありました。帰化植物風だけど正体は??
オオフサモ(右)もあちこちにありましたが、イグサ田の中では、ひょろ長くなっていて
これまた別物かとおもような株が多いのも印象的でした。

  
うろうろすると、カワセミ(左)がいきなり登場。何度かリュウキュウヨシゴイも飛びますが、
撮影チャンスは皆無。なぜかまだ日も高いうちから、クワの木で
睡眠中になっているギンヤンマ(右)なんかにも出逢えました。

この場所での破格のビックリは、歩いているといきなり目の前を
超高速で横切ったフタオチョウ。オイ、ちょっと待て!
まさか水田地帯のど真ん中で逢うとは思いませんでしたが、やっぱり通りすがり
だったようで、ものすごいスピードではるかかなたに消えていったのでした。
当然ながらシャッターチャンスもなにもあったもんじゃありません。とほほのほ。

  
気を取り直してさらにうろつくと、ヒメイトトンボ(左)がやたら多数。
あちこちでセッカ(右)が飛交ったりして、なかなか賑やかでした。
そして、粘ると、日が暮れて薄暗くなり始めた頃、お久しぶりのトビイロヤンマが
あちこちで飛びはじめました。おっしゃ、これを待ってたのよ!
ということで、網を持って走り回りますが、これが自分でも情けなくてたまらないほどに
空振りしまくり。充分に狙ったつもりでもまったく網に入ってくれず、
ジーザス!と叫んでいるうちにとっぷりと日が暮れてこの日は終了。
……え、え〜〜と、疲れがたまっていたからなんだ、ということにしてください(T_T)

  
とりあえずコンビニで飯食って、夜の部としゃれこむと、車のすぐ側に
リュウキュウヨシゴイ(左)が登場。慌てたら、ものすごいドピンぼけになりましたが。
街灯を回ると、ここでもシロスジヒトリモドキ(右)が登場したりします。

  
胸のトゲがえらく立派なカメムシ類(左)にも会えました。正体はいまだわからず。
おもしろげなコオロギ類(右)もいたりしたのですが、それ以外はほとんど成果ないまま。

  
その後、目星をつけた沢沿いを車で流すと、ドデカいナミエガエルを発見!
そうだよな、面白そうな物はむしろ沢沿いにいそうだ、ということで歩こうとするものの
「一人で真っ暗な沢沿いを歩いたら、ハブに当たった時洒落にならん」という
圧倒的な事実に気付いてしまったので、ほとんど挑戦らしい挑戦は出来ないまま終了。
なんとも不完全燃焼なままの〆括りでした。

というわけで、力一杯走り回りましたが、
さすがに息切れ感がイッパイイッパイな一日でした(笑
トビイロヤンマ全空振りはそれを強烈に実感させられる出来事でしたね。
ああ、今書いても恥かしくて赤面いたします。
それでもあれこれと、予想もしなかった出会いも含めて、
面白い出会いが続いたのは嬉しい限りです☆
でも、今回よくよくわかりましたが、八重山→沖縄という行程は良くないです。
だって、やっぱりある程度見劣りしますもんねぇ(^^;
次回同様のことを企む時には、絶対に順番を逆で組み立てよっと。
さてさて、翌日は、この長きSW旅の最終日。
すでに息切れ感たっぷりですが、さて有終の美を飾れますかどうか☆


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