<4>石垣島各所 続き |
さてさて、本命のヒメキトンボ♂(左)をなんとか撮ろうと四苦八苦して努力。
敏感&チョロチョロ、ちょっと深い場所にしか止まらないという、絶望的条件でしたが
長靴を冠水させつつも、なんとかアップ(右)も1枚だけ撮影成功☆
安堵して引き上げようとすると、タイワンウチワヤンマ(左)も何度か登場。
そして、引き上げていく帰路に、ひょいと目の前にとまるヒメキトンボ♂(右)に遭遇し
嬉しいような、悲しいような、悩みながらバシバシ撮るという素晴らしい
展開にもなったのでした。長靴水浸しにまでしたのにぃ……
池の縁には、黄色の花がご立派なハマササゲ?(左)も発見。
ついでに林道をうろつくと、イシガキモリバッタ(右)なんかも目に付きます。
さらに転戦してきた場所には、カラムシ類(左)が多いので、ちょっと某珍蝶を期待して
うろうろ。なんか面白げな実をつけた樹(右)もありましたが、当然正体は不明。
もさっと咲いている、コゴメミズ(左)もありました。こいつも帰化植物なんですよね。
近くの葉上には、これもムダに派手なイヌビワオオハマキモドキ(右)を発見。
林道沿いを歩くと、嬉しいことに何度もヤエヤマムラサキが登場してくれます。
後で聞くと、今年は大発生なんだそうで、当たり年ってやつですかね。
なんかサイズの小さなムカデ類(左)がちょろちょろしたり、葉上に
リュウキュウツユムシ(右)がいたり、ささやかな成果も続きます。
ほほぅ、と思ったのは、ギンネムの若い実(左)。最初は虫こぶかと思ったのですが、
こんな風に実が伸びるんですね。パンクロック少年みてぇ。
シマオオタニワタリ(右)もあって、新芽はサラダにできるというので齧ってみると
これが結構美味くて驚きました。ちょっとおすすめですよ☆
何度見てもかわいらしいシガキモリバッタ(左)も何度か登場。
こちらも花を見るのははじめての、タイワンソクズ(右)にも逢えました。
♀になるのかな、翅先が紺色のヤエヤマムラサキ(左)も発見。
そこらでチョロチョロ飛ぶ怪しいシジミ蝶がいたので、大騒ぎしつつ近づいてみると、
クロマダラソテツシジミ(右)だったりもしました。まぎらわしいなぁ。
ふと道端の木を見ると、幹のうえにあやしげな影。いやはや面白げなスタイル。
調べると、オキナワハゴロモモドキというらしいんですが、
擬態というにしてはちょっと目立ちすぎな気もするのが不思議なところ。
フワフワとオジロシジミ(左)も見れましたが、他はルリウラナミが何度か出た程度。
ここでもタイワンクツワムシ(右)は幼虫でした。成虫はまだ今からなんか?
さらに転戦した場所では、初手から半開してくれるヒメシルビアシジミ(左)に遭遇。
近くには面白げな花(右)もありましたが、これも多分帰化植物系なんでしょうね。
うろうろすると、道端の水溜りに、アオビタイトンボが多数テリ張っていてびっくり。
実はこいつは今までほとんど撮影チャンスがなかったので、小躍りしつつバシバシ撮影♪
みずたまりには、なぜかばったの頭が落ちていて、アメンボ類(左)が大宴会してました。
眺めていると、コシブトトンボ(右)も何度か登場。面白い場所だなぁ。
小さなハネナガヒシバッタ類(左)もいました。後で調べると、こいつは
ミナミハネナガヒシバッタになるんですね。ドアップでも撮影しときゃよかったな。
なんか面白げな雰囲気のあるハゴロモ類(右)も多数見ることができました。
周辺をぶんぶん飛んでくれたのは、残念ながら普通のギンヤンマ(左)。
すっかり成熟したホソミシオカラトンボ(右)も登場したりしました。
小さなコンクリ水槽みたいなものがあったので、覗き込むとヤゴ(左)が多数鎮座していて
ちょっとびっくり。手づかみで拾ってみると、これはヒメハネビロトンボなんですね。
周囲を探すと、羽化殻(右)もみつかったりしました。
さて、その後沢沿いをうろうろしますが、イシガキモリバッタ(左)なんかが出たくらい。
んで、実によさげな雰囲気の沢で黄昏ヤンマを待つことにして、
なにげなく川底の砂をかき回すと、O氏が弱齢のヒナヤマトンボ(右)を発見!
私もスッポンの子どもを見つけたのですが、こちらは撮影前に逃げられました。
その後、川辺と、付近の草むらをうろつきながら黄昏ヤンマ探索。
でも、飛ぶのはギンヤンマ類ばかりで、何度か「あれは?」というのも
いたにはいたのですが、成果は全くないままこの日のトライアルは終了。
晩飯食った後で、夜編ということで、林道をうろうろすると、いきなり目の前に登場したのは
リュウキュウコノハズクじゃないですか!それもこいつは妙に堂々としていて、
私のカメラでフラッシュ撮影ができちゃったくらい。それも、慌てたら設定をミスって
フラッシュがかなり強くなったのですが、それでも逃げなかったんです。すごいなぁ。
さて、街灯の下を歩くと、キオビアシブトクチバ(左)に続いて、シロスジヒトリモドキ(右)も
何匹も登場。こいつ、昼間は敏感で近づけないのに、コンビニには大量に集まってたので
我々の間では「コンビニガ」とおごそかに命名されたのでした。
リュウキュウオカメコオロギになるのかな?面白そうなコオロギ類(左)も発見。
こちらもお久しぶりのスジイリコカマキリ(右)も見つかったりします。
こんなとこにもいるんだ、と驚いたのはセグロイナゴ(左)。
ダイトウクダマキモドキ(右)も1匹だけご登場いただけました。
ナナホシキンカメムシ(左)もいたのはちょいビックリ。来るんですねぇ。
来るといえば、なぜかマツカレハ幼虫(右)まで闊歩していたのもビックリでした。
その後もウロウロして、ようやくオオヒキガエル(左)を数匹発見。
大量に見れると思っていましたが、案外そうでもないんですね。最後に、
O氏がサイカブトの死骸(右)をみつけてくれて、長き一日の〆となったのでした。
というわけで、またまた素晴らしき一日でした。
早朝から夜まで、全速力で突っ走りましたが、
内容の充実ッぷりは、初の4Pモノでお届けしたあたりでご推察
いただけると思います。だって、大量に撮り過ぎて(笑
石垣島は西表島以上にポイントが多いので、あれこれと本当に楽しめますね♪
そして、トンボもかなり楽しかったんですが、最初の公園の
蝶の食草ゾーンなんぞ本当に楽しくって、ウハウハ笑いっぱなしでした。
ちなみに、西表島から帰ってきて思ったのですが、石垣島はデカい。
そして、中心街はかなり都会だったのがチトびっくり。
”八重山”と一括りにしがちですが、やっぱその中にはいろいろ差があるんですね。
さてさて、明日はついに八重山挑戦最終日。
最後の悪あがきで、力一杯走り回った成果はどうなるか、乞うご期待です☆