宿阿を抱えて〜アチコチ半端巡り〜 09.9/5
この日は、ものすごい二日酔いでスタートした1日でした。
こんな時には、故・開口健のいう「宿痾」という表現がよく似合います(笑
前夜にエライコト呑まされまして、帰宅途中から頭がガンガン。
しばらく寝付けなかった上に、早朝から頭痛で目覚める体たらく。
ええぃ、こんなんで負けてたまるか、ということで
ムリヤリ朝一からあちこち巡ってはみると、結構楽しい出会いが続いた
ものの、頭痛と睡眠不足がタタリにタタッて
なんだか全体に中途ハンパに終わってしまった1日でした。
最後には情けなくもトんでもないオチもつきましたしネ(^^;
<1>阪神間各所 |
というわけで、まずはやってきたのは、阪神間某所。
フラつきつつ、ヒヨドリジョウゴ(左)なんかの咲く林縁を歩くと、まだ色づいていない
マユタテアカネ(右)が次々と飛び出して来ます。
ボロッボロでしたが、ホシミスジ(左)なんかも飛び出しましたが、あとは
ひたすらヒカゲチョウ(右)ばかりが飛び出して、やっぱオマエか、って感じ。
林の中には、ムギマキらしき鳥(左)もいましたが、あまりに暗すぎて、
ブレブレのボロボロが1枚撮れただけでした。とほほ…
嘆きつつ歩いていくと、竹やぶの中に怪しい影(右)。
おっと!大破してるけど、狙いのクロヒカゲモドキ♀じゃないですか!
というわけで、予想外に早い出会いに、メチャどきどき。すぐ逃げられたけど(-_-;
いっきにシャキッとして歩き回ると、えらく小さくてかわいいヒメジャノメ(左)が
出たりしますが、木に止まっているのはやはりひたすらナミヒカゲ(右)。
う〜〜ん、クロヒカゲモドキって樹液にはあまりこないのか?
なんて思っていると、そんなこたぁねぇよ、とばかりにクロヒカゲモドキ(左)が登場。
興奮してバシバシとっていると、ツイと飛んで、開翅(右)まで披露してくれたんです!
そ〜っと近づくと、一応アップ(左)でも撮影成功。さすがに時期ハズレですから
結構ボロイですが、独特の品格は色褪せませんなぁ。
すぐ側では、私も撮ってとばかりにウラギンシジミ(右)もご登場。
その後も粘ると、クロヒカゲモドキは予想以上に多く見ることができました。
Nさんにこの時期でも見れますよ、と言われた時は半信半疑だったんですが、
濃密な成果に大満足! ボロ欠けも精一杯頑張った証ということですしね。
来年は早い時期にこの場所に来て、ピカピカの♂♀+開翅と狙いこんじゃいましょう!
ふらふらしていると、木陰にリスアカネ(左)がチョロチョロしていたり、
林の中をオオアオイトトンボ(右)が飛んでいたりもします。
ひざをついて撮影していたら、足元をズアオムカデ(左)が走ってビビッたりも
しました。その後も樹液の出ている場所をうろうろしますが、
出現するのはサトキマダラヒカゲ(右)ばかり。オオムラサキ等はさすがに時期遅れか…
ビックリする出会いもありました。
何気ない顔で歩いているのは、ここんとろ絶好調北進中の
キマダラカメムシじゃないですか!
大阪辺りにもいるとは聞いていたけど、こんなところにもいるんですネェ〜。
メチャクチャ小さなヒメカマキリモドキ(左)もいました。よく見るキカマキリモドキの
半分くらいのサイズでしょうか。これでテレコン2枚重ねですから…
近くにはオンブバッタの幼虫(右)もいました。まだ幼虫なんですねぇ。
そういえば、このあたりはヒメオンブバッタもいてもおかしくないんだよなぁ。
交尾中のカノコガ(左)も発見。普通種だけど、やっぱりかわいらしいね♪
松葉の破片にしか見えないオナガグモ(右)もいたので久々に撮影。
さて、お次はグンと場所を移動して山の方へ。たっぷりと花芽をつけたコシアブラ(左)
やら、ちょうど満開のカリガネソウ(右)やらを見つつ、林の中を進みます。
メチャクチャ色鮮やかなオオセンチコガネ(左)にも遭遇。緑色型、好きなんですよ。
まだまだ元気な感じのジャノメチョウ(右)もいたりしましたが、
その後しばらくうろうろするも目的の蝶は空振り。おや、ちょいと意外だな。
小さな水たまりにはオタマジャクシ(左)がたくさん。
アカガエル?とか思いつつ撮影しましたが、時期的にそんなわけないですね。
そうなると、こんな林の中の水たまりって、なにがいるんだろ?
近くには上陸したてみたいなアマガエル(右)もいましたが、これとは違うよなぁ…
帰路に小さな池を覗くと、ネキトンボ(左)が数匹舞ってました。近づけなかったけど。
オオルリボシヤンマ(右)もいましたが、ノンストップで飛びまくるので、
適当に置きピンでバシバシ数十枚撮ってみたら、1枚だけ画面に入ってました(笑
やはりこの手を撮るにはデジイチが必要ですよねぇ。手を出すのは怖いんだよなぁ…